2000年以前にインターネットを利用されていた方にお伺いします。

　今でこそｘＤＳＬと呼ばれていますが、当時はＢ－ＩＳＤＮと呼ばれていました。取り敢えずＮＴＴさんを頭に学研都市と京都のＫＲＰの間に幹線を引いて京大の先生を中心に実証実験をやることが決まりました。実際の製品は殆どが私の当時の勤務先が納める内容です。

　現地担当はＮさんだったのですが、私がサポートで入っていました。Ｎさんについては途中も色々とあったのですが、ここでは省略します。

　で、明日納品だという日、私は大阪で別件の打合せをしていたところ、Ｎさんから電話が入って明日の納品物のワープロ文書が開かない。明日の朝一番に納品に向かう必要がある。といった内容です。

　しょうがない、自宅とは反対方向ですが戻りました。

　Ｎ自身は事務所にいませんでしたが、私宛に転送されていたメールを開いて印刷し、格好を付けられることが判りました。他からも納品物が届きます。で、じゃぁ後はお願いしますでどんどん帰っていきます。

　納品物件の書類を見ると、それなりの必要事項は記載されていますが、文書として酷いものでした。

　これは逃げるしかない。そう思ってメモを残して後を託せる状態にして事務所を去ろうとした瞬間です。Ｎが帰ってきて一言「手伝って」しょうがない、後は４時頃までかかってやりました。