例えば、現在、ソニーを1単元現物で買ったとします。30日後には確実に10%値上がりすると想定しています。
しかし、この30日間に、万が一、倒産した場合を考えて、オプションで売りヘッジをしたいのですが、どのようにすればできますか?
具体的に、どこの証券会社で、どのオプションを利用すればよいのか教えてください。
また、回答いただける場合、どこの証券会社で何をすれば、どの程度ヘッジできるのか、具体的な例を挙げて教えてください。
なお、足りない条件がある場合、個人が通常行う売買を想定して任意の条件を想定してください。
宜しくお願い致します。
(サマリー)
eワラント(第98回ソニープット、権利行使価格4,000円、満期日2007年7月18日)を楽天証券で5万ワラント買ってヘッジする。
費用はそのときのeワラントの値段にもよるが、手数料を入れて5,000円程度と想定される。
ソニーの株価が落ちたときに当該eワラントの値段が高くなるので、買ったeワラントを売ればヘッジできる。
ソニーの株価 5万ワラントの値段
4,000円 0円(実際にはもっと高い、以下同様)
3,500円 25万円
3,000円 50万円
2,500円 75万円
2,000円 100万円
(詳細説明)
利用するオプションは「株券オプション」で、プットを買うのが最適ですが、あまり活発に取引されていません。
また、取引するための口座の開設も大変です。
参考URL(興味があれば)
株券オプションの説明(大阪証券取引所)
http://www.ose.or.jp/futures/fu_opkk.html
口座開設の大変さについて(東海東京証券)
http://www.tokaitokyo.co.jp/main/products/hasei/index.html
そこで次善の方法としてeワラントのプットを買うのがいいと思います。
eワラントはゴールドマン・サックスの商品で、楽天証券、カブドットコム証券、イー・トレード証券、松井証券、マネックス証券で取り扱っています。
参考URL
eワラントについて(ゴールドマン・サックス社)
http://www2.goldmansachs.com/japan/ewarrant/index.html
30日間という想定ですが、満期が一番近いものが2007年7月18日のものなので、このプットを買うことにします。
また倒産することをヘッジするため、一番価格の安い4,000円のプットを選択します。
0.01株あたりの値段は0.1円ぐらいなので、100株をヘッジするには10,000ワラント買う必要があります。費用は約1,000円+手数料262円(楽天証券の場合)です。
実際にどのようにヘッジされるかと言うと、ソニー株が4,000円を下回れば、下回った金額×0.01円の値段が付くため(実際にはもう少し高い値段が付く)、買ったeワラントを売ればいいということになります。
仮にソニー株が2,500円まで下がったら、およそ(4,000 - 2,500)× 0.01円 × 10,000ワラント = 15万円 で売れます。
ヘッジ率を上げたいのであれば3万ワラントとか5万ワラントとか買えばいいです。
なお、下がったときにヘッジされるのは7月18日までで、その後倒産した場合は、何の役にも立ちません。
(サマリー)
eワラント(第98回ソニープット、権利行使価格4,000円、満期日2007年7月18日)を楽天証券で5万ワラント買ってヘッジする。
費用はそのときのeワラントの値段にもよるが、手数料を入れて5,000円程度と想定される。
ソニーの株価が落ちたときに当該eワラントの値段が高くなるので、買ったeワラントを売ればヘッジできる。
ソニーの株価 5万ワラントの値段
4,000円 0円(実際にはもっと高い、以下同様)
3,500円 25万円
3,000円 50万円
2,500円 75万円
2,000円 100万円
(詳細説明)
利用するオプションは「株券オプション」で、プットを買うのが最適ですが、あまり活発に取引されていません。
また、取引するための口座の開設も大変です。
参考URL(興味があれば)
株券オプションの説明(大阪証券取引所)
http://www.ose.or.jp/futures/fu_opkk.html
口座開設の大変さについて(東海東京証券)
http://www.tokaitokyo.co.jp/main/products/hasei/index.html
そこで次善の方法としてeワラントのプットを買うのがいいと思います。
eワラントはゴールドマン・サックスの商品で、楽天証券、カブドットコム証券、イー・トレード証券、松井証券、マネックス証券で取り扱っています。
参考URL
eワラントについて(ゴールドマン・サックス社)
http://www2.goldmansachs.com/japan/ewarrant/index.html
30日間という想定ですが、満期が一番近いものが2007年7月18日のものなので、このプットを買うことにします。
また倒産することをヘッジするため、一番価格の安い4,000円のプットを選択します。
0.01株あたりの値段は0.1円ぐらいなので、100株をヘッジするには10,000ワラント買う必要があります。費用は約1,000円+手数料262円(楽天証券の場合)です。
実際にどのようにヘッジされるかと言うと、ソニー株が4,000円を下回れば、下回った金額×0.01円の値段が付くため(実際にはもう少し高い値段が付く)、買ったeワラントを売ればいいということになります。
仮にソニー株が2,500円まで下がったら、およそ(4,000 - 2,500)× 0.01円 × 10,000ワラント = 15万円 で売れます。
ヘッジ率を上げたいのであれば3万ワラントとか5万ワラントとか買えばいいです。
なお、下がったときにヘッジされるのは7月18日までで、その後倒産した場合は、何の役にも立ちません。
ありがとうございます。
とても、参考になりました。
tiffiさんが考えておられるのはプロテクティブ・プットという戦略ではないでしょうか。詳細はOsaka Securities Exchange Top Page:::大阪証券取引所:::にありますが、現物株式とプットの買いを組み合わせることで保有する現物株式の値下がりをヘッジすることができる戦略です。完全にヘッジしたいのであれば、現物株式保有分と同単位プットを買えばいいということになります。
ただ、問題なのは個別株式のオプションの売買は一般的ではないということです。日経225などのオプションであれば売買は盛んに行われていますが・・・。オプション取引も当然相手方(あなたがソニーのプット・オプションを買いたいのであれば、そのプット・オプションを売りたいという人)が必要ですので、銘柄によってはそもそも取扱いのないものもあると思います。私は証券会社に勤務していましたが、個人のお客様でカバードコールやプロテクティブプットなどのオプション取引を用いた戦略を提案したことはありません。法人の顧客であれば、証券会社が相手方となって取引をすることもありますが、当然億単位での株取引になると思います。(法人営業経験者からききましたが・・・)
証券会社によっては個別銘柄のオプションを販売しているかもしれませんし、金額によっては証券会社が相手方となってくれることもありますので、証券会社に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
抽象的な答えになってしまって申し訳ありません。
ありがとうございます。
とても、参考になりました。
ありがとうございます。
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