これは、大人の側に客観的になるノウハウやトレーニングが決定的に足りないからだと思います。
私の中学の数学の恩師が言っていたことですが、私にはとても良く指導してくれて、一生の恩を感じている先生ですが、その先生は自分の子供には、特に数学は教えられないと言っていました。
生徒であれば、できなかったり、間違えてもやさしく接することができるのに、自分の子供になると一瞬でキレて、「何でこんな問題が解けないんだ?」となるそうです。
私の妻も同じような感じで、虐待とまではいきませんが、子供の勉強を見るときにものすごい勢いで怒っています。
私は塾でバイトしていた経験があり、出来ない生徒もたくさん見てきたので、子供ができなくても、「あぁ、なるほどね。」と冷静に対処できます。これは客観的に生徒に接したり、叱ったりすることができないと、生徒との信頼関係が崩れて商売にならないので、何度もの失敗を経てトレーニングを積んで、ノウハウを身に付けたからだと思います。
ですから、叱るときも大人がキレてしまった段階でもう終わりで、「大人が怒っているんだぞ!」という演技をして、こちらは至って冷静であるというスタンスを保たないと、子供は「なぜ大人が怒っているのか理解できない」のです。それが悪循環となり、「コイツはまったく判ってない」ということで余計にかっとなり、虐待に名は知ってしまうのだと思います。
しかし、親になるからといって、こういったトレーニングを積んだりしているとは限りませんし、むしろこういった経験をほとんど持ち合わせずに親になった人もたくさんいるだろうと思います。これは一種の板挟み状態におかれていると考えられます。
今月だか先月のプレジデントに、なぜサラリーマンが板挟みにあうのか?それを回避するにはどうすれば良いか?という特集がありましたが、根底にあるのはやはり認知行動療法で、キレてしまったときにどのような経緯でそうなったのか?それは理想的にはどのように考えて、行動すれば適切な行動になったのか?ということを記録につけながら振り返る必要があると書いてあります。
また、キレそうになったときに、一度その悩みをリセットするために一旦無関係な動作をしてみるということを推奨していました。
(たとえば、シャープペンシルの芯は何回ノックすれば全部の芯が出るか数えてみるとか…)
ただ、悪意もなく、自己表現も上手にできない子供と1対1で接しなければいけない時間が長いのは、苦痛だと思います。
こういった板挟み状態を避けるには、保健所や地域のコミュニティなどをうまく活用して、1対1になる時間を適度にコントロールすることや父親?の積極的な育児参加も重要だと思います。
#ちなみに私は勉強のことでは冷静になれますが、音楽のことになると大人子供を問わず、冷静になれずに反射的にキレてしまいます。ですから、音楽に関しては妻にまかせることにしています。
これは、大人の側に客観的になるノウハウやトレーニングが決定的に足りないからだと思います。
私の中学の数学の恩師が言っていたことですが、私にはとても良く指導してくれて、一生の恩を感じている先生ですが、その先生は自分の子供には、特に数学は教えられないと言っていました。
生徒であれば、できなかったり、間違えてもやさしく接することができるのに、自分の子供になると一瞬でキレて、「何でこんな問題が解けないんだ?」となるそうです。
私の妻も同じような感じで、虐待とまではいきませんが、子供の勉強を見るときにものすごい勢いで怒っています。
私は塾でバイトしていた経験があり、出来ない生徒もたくさん見てきたので、子供ができなくても、「あぁ、なるほどね。」と冷静に対処できます。これは客観的に生徒に接したり、叱ったりすることができないと、生徒との信頼関係が崩れて商売にならないので、何度もの失敗を経てトレーニングを積んで、ノウハウを身に付けたからだと思います。
ですから、叱るときも大人がキレてしまった段階でもう終わりで、「大人が怒っているんだぞ!」という演技をして、こちらは至って冷静であるというスタンスを保たないと、子供は「なぜ大人が怒っているのか理解できない」のです。それが悪循環となり、「コイツはまったく判ってない」ということで余計にかっとなり、虐待に名は知ってしまうのだと思います。
しかし、親になるからといって、こういったトレーニングを積んだりしているとは限りませんし、むしろこういった経験をほとんど持ち合わせずに親になった人もたくさんいるだろうと思います。これは一種の板挟み状態におかれていると考えられます。
今月だか先月のプレジデントに、なぜサラリーマンが板挟みにあうのか?それを回避するにはどうすれば良いか?という特集がありましたが、根底にあるのはやはり認知行動療法で、キレてしまったときにどのような経緯でそうなったのか?それは理想的にはどのように考えて、行動すれば適切な行動になったのか?ということを記録につけながら振り返る必要があると書いてあります。
また、キレそうになったときに、一度その悩みをリセットするために一旦無関係な動作をしてみるということを推奨していました。
(たとえば、シャープペンシルの芯は何回ノックすれば全部の芯が出るか数えてみるとか…)
ただ、悪意もなく、自己表現も上手にできない子供と1対1で接しなければいけない時間が長いのは、苦痛だと思います。
こういった板挟み状態を避けるには、保健所や地域のコミュニティなどをうまく活用して、1対1になる時間を適度にコントロールすることや父親?の積極的な育児参加も重要だと思います。
#ちなみに私は勉強のことでは冷静になれますが、音楽のことになると大人子供を問わず、冷静になれずに反射的にキレてしまいます。ですから、音楽に関しては妻にまかせることにしています。