街を見渡せば、100通りの家族に100通りの家。家をのぞいてみれば、それぞれの暮らし振りが面白い!“イエ・ルポ”とは、実際に見たり聞いたりしたイエの話、またはご自分の家の暮らしの中で生まれたユニークな工夫やアイデア、習慣や出来事をミニルポ感覚で書き込んでもらう“イエ・ルポタージュ”コーナーです。
*〈今週のお題〉に沿った、みなさんが知っている面白いイエの話を教えて下さい。
*〈今週のお題〉以外の話題のイエ・ルポも常時自由に投稿して下さいね!
イエ・ルポ #027 THEME「名場面をもう一度!心に残るファミリードラマ・映画」を教えて下さい
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http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20070625
※今回の「いわし」ご投稿は6月28日(木)正午で終了とさせて頂きます。
※参考にさせていただいた「いわしへのコメント」には、【いわしポイント×20pt】を差し上げます。
※お願い
モラルのない一行投稿などはご参加者の皆様に大変ご迷惑となりますので、ご遠慮下さい。
またそのようなご投稿にはポイントの送信を控えさせて頂きますのでご了承下さい。
この映画ドラマはお葬式の儀式が勉強出来ました。
面白さと現実視を看取った映画ドラマ。
奇異な角度から見たお葬式で非常に参考になった。
監督も変わった人だったし、配役も素敵だった。
この様な貴重な人材が早く亡くなった事は非常に残念だ。
今でも充分通用する映画ドラマである。
テレビでですけど。すごくリアルで、普通なら表に出さない家族や一族の姿をクローズアップした異色の映画でしたね。配役も本当に皆さん個性豊かで、誰が主役になってもおかしくないくらいでした。伊丹監督には、もっともっとたくさんの映画を撮り続けてほしかったです。
言われてみると、家が主催する最大のイベントが、結婚式とお葬式ですからね。結婚式は予め準備をしてから行いますが、お葬式はある日突然。その騒動を舞台裏から映しだした傑作だったと思います。
印象深かったのは、山崎努が愛人との騒動で泥だらけになって帰ってきたにも関わらず、みんな葬儀の準備に追われてそれどころではなかったというシーンです。お葬式って、そこまで忙しいんですね。
確か冒頭でおじいさんが別荘だったかで椅子に座ったまま亡くなるんでしたっけ。おばあさんが呼びかけても返事しない…そういうシーンがあったように記憶しています。
その後ドタバタがあって伊丹監督お約束?のえっちなシーンもあってなんかこの家族えらくもめるんじゃないか…と思ったら最後の火葬場のシーンで何だか妙にほっとした静かなエンディングでした。
私も映画を見た後で身内の葬式は何度か経験していますが何度やってもバタバタするし、大変だし(葬儀屋さんって手際いいんだよねえ、ほんとに)…。
そういう経験をした今、もう一度見たらまた違う感想を持つだろうなあ。
伊丹十三氏の初監督作品です。
俳優と女優の夫婦。奥さんの父親が亡くなり、この夫婦が初めての喪主となってお葬式が執り行われますが、初めてのことなので、何から手を付けていいのかもわからない状態。そこに一族の出世頭の資産家が割って入って仕切ろうとしたり、夫の愛人までが葬儀の手伝いにやって来て大騒ぎ、といったストーリーです。
この映画は、伊丹監督と信子夫人が現実に葬式を出した経験によって作られたと言われています。火葬場の煙を見上げた信子夫人が「映画みたいだわね」といった。その一言で、この映画ができあがったそうです。
いわゆるホームドラマ的な家族像とは違った視点から家族、血縁というものを描いた作品として、またいつかはかならずどの家庭にもおとずれる葬式という一大イベントを通して様々な人間模様を描いた作品として、異色のファミリー映画と言えるのではないかと思います。