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また、農業においては、攻めの農政によって、やる気のある農家、担い手の皆さんが更にその意欲と知恵を生かして、未来を切り開いていけるように国がそういう体制をつくっていく。そして、2013年までに1兆円の輸出を目指していく。こういう目標を立てました。今月、中国に向けて初めての米の輸出ができた。例えば10年前は米の輸出ができるということを考えていたでしょうか。しかも、皆さん1俵9万円。やはり日本の米は本当においしい。まさに農業に対する考え方を大きく展開することができたと思います。今後とも松岡大臣を引き継いだ赤城大臣には攻めの農政、農業の未来を、そして、農林水産業の未来を切り開いていってもらいたいと思います。
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この中の「皆さん一俵9万円」とはどういう意味ですか?国内販売価格や生産者ベースでの価格を考えるととんでもない金額ですが、この言葉の表す意味を教えて下さい。推測でもかまいません。
1俵=60kg。
10kgの小売り袋詰めだとすると、
90000/6=15000円。
日本の高級米の価格より2-3倍の水準だと思いますが、輸出したらそんなものでしょう。
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/20070630gr0a.htm
中国産のコメは1キロ・グラム50円前後が主流で、中国産の日本ブランド米でも150円程度だ。これに対し、今回輸出される日本産コメの販売価格は同1400〜1500円で、中国産の10〜30倍もする。
ただし、1kgあたりの消費者小売り価格をかけ算して「1俵いくら」と首相が語るのはちょっと数字のトリックですよね。
小売価格は1キロ1500円と1400円で一般的な中国産コメの20倍。専門家は「輸入量が少なく、価格は中国産の10-30倍と高いので、中国のコメ市場への影響はない。高所得層と高級レストランしか買えないだろう」と話している。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0706&f=bus...
あらあらあら・・・
拝見しました。
とてもじゃないですけれど,「輸出が出来た」と胸を張って言えるものでは有りませんね。食べたい人が手に入れられる価格で提供してこそ。輸出が出来た じゃないでしょうか。
コメだけに限りませんが,今の政策ってほとんどこういった出来たやったというモノばかりの様な気がします。
中国の物価は日本のおよそ10分の1ほどですから(地域によりかなり差はあります)、「とんでもない値段」とまではいかないと思います。
中国産の10~20倍の金額というのは純日本製としてはそれなりに妥当な金額です。
もちろん裕福層向けなのは間違いないですが、そもそも純日本産の農作物・製品は日本でも裕福層向けですから、それは仕方の無いことでしょう。
家電製品など精密機械のほとんどは中国で部品を製造しているから庶民が買えるのであり、例えば国産和牛は庶民が簡単に買えるものではないですよね。
そして中国は日本以上に格差が激しく、裕福層は日本の何十倍も人口が多いですから、十分評価に値するとは思います。
>>そもそも純日本産の農作物・製品は日本でも裕福層向け
今回の質問では「コメ」というカテゴリで質問申し上げましたが,大変困窮している状況でない限り,日本人の大半の家庭でコメを食卓に上げてらっしゃいますよね。そういう点では国産米についてもごく庶民的なものだと思っています。
他のお二方のご回答とは違った側面からのご意見につきましては,一考を与えていただくカタチとなり,私自身もう少し視点を大きくしてこの話題を追ってみようかと思います。有難うございます。
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皆様,今回は大変ご丁寧なご回答を戴きまして有難うございました。これにて質問を終了致します。
記事を拝見しました。
富裕層対象の高級米になるんですね・・。勉強になります。