上記のサイトで「地図の作り方」が紹介されているのですが、
“地図”は「国土地理院」だけが作っているのでしょうか?
いや、もちろん各企業も出版・印刷・販売はしているのでしょうが、基になるデータというか、地図の元は「国土地理院」が国から認可されていて・・・みたいなことあるんですか?
それともどこの企業も自由に独自のやり方で作ってますか?
その辺詳しめに教えて下さい。宜しくお願いします。
『国土地理院の地形図を(承認を得て)ベースとして、その上に各社独自の調査を加味しオリジナルの地図を発行・発売している』
と言うところだと思います。
一例として昭文社の場合ですが、地図の後付に、以下のように明記されています。他社も同様でしょう。
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て同院発行の(中略)地勢図を使用したものである。
同様に、独自調査部分については
主要道路の開通や主要施設の開設、閉鎖町名の新設と言った重要情報については、常時官公庁や事業主体への取材活動を行って資料を入手し(以下略)
その他の情報については、自動車・自転車・徒歩による実走調査によって、確認した現地の(以下略)
この独自調査の所に各社それぞれの特徴があるのでしょう。
◇昭文社であれば、道路関連情報が主体
◇ゼンリンは住宅地図(戸別訪問用の、家一軒いっけんを調べ上げたもの)が前身なので、とにかく細かいのが得意。
国土の実態把握(=地図作成)は国家事業ですから、何にせよ国土地理院の地勢図が大元と考えてよいと思います。
商店街や町内会の地図程度のものは、全くオリジナルということもあると思いますが、それでもベースは市販地図に求めることが多いのではないでしょうか。
URLは国土地理院です。
http://www.gsi.go.jp/LAW/2930/index.html
測量成果の複製・使用承認手続
承認申請Q&AのQ8
http://www.gsi.go.jp/LAW/2930/qa.html
http://www.jmc.or.jp/data/jmcmap.html
「JMCマップ(日本)」については、国土地理院ではなく(財)日本地図センターが独自に刊行している商品ですので、日本地図センターに連絡してください。
↑
日本地図センターというのが独自にやってるようです。
あれ?
なるほど!やっぱり私の解釈は間違っていました・・(先に3回答者さんの方を読みました)。
別に「国土地理院」のものを使わなくてはいけないわけではないが、もし使う場合は承認が必要ということですか。
「国土地理院」がせっかく作っているのだから、どうせタダだし使ったほうがいいというだけのことなのですね。
なるほどねぇ。そういうことならちょっと複雑ですね。
ありがとうございます。
>やはり「国土地理院」の認可が必要なのですね。
「認可」という言葉の使い方が若干引っかかるが・・・。
国土地理院の地図をベースにしたいなら、国土地理院の許諾が必要ですよ、ということです。
SMAPの曲をホームページに載せたかったら、例え自分で演奏したとしても、JASRACの許諾が必要ですよ、ということと、同じですね。
あれ?ということは、独自に勝手に地図を作って売ってもいいということですか?
絶対に「国土地理院」の地図を使わないといけないというわけではないのですか?
「認可」の意味は分かっているつもりです。
なので、引っかかるということは、この件に関する私の解釈が間違っている可能性があります。
SMAPの例でいくと、私の認識は間違っていると思います。
私が今思っているのは、『日本で“地図”を発売したかったら、絶対に「国土地理院」の制作したものを使わなくてはいけない』ということです。
1番に答えてくださった方の説明はそういうことですよね?
それとも「昭文社」と「ゼンリン」がたまたま「国土地理院」のものを使っているというだけで、別に使う必要はないのですか?
ほほお。
ありがとうございます。
問われたので2回目の回答をつけます。
『日本で“地図”を発売したかったら、絶対に「国土地理院」の制作したものを使わなくてはいけない』ということです。
1番に答えてくださった方の説明はそういうことですよね?
◇私はどこにも「絶対」などという言い方はしていませんよ。
それとも「昭文社」と「ゼンリン」がたまたま「国土地理院」のものを使っているというだけで、別に使う必要はないのですか?
◇「たまたま」って解釈はないと思いますよ。
◇法律上は「”絶対に使う”必要はない」、けれども他に選択肢はないと言うことでしょう。
◇そもそも法律なんて「絶対してはいけない」ことだけを条文(明文)化しているのに過ぎませんから。
◇地図作成は国家事業だと申し上げました。
一企業で担えるようなレベルのものではないと言うことです。
測量法の条文をながめてみるだけでも想像はつくと思います、大変な作業、労力を要します。
http://www.gsi.go.jp/sokuryouhou.html
◇従って、必然的に、国土地理院の地勢図がすべての元になっている、(それでいいじゃないか)と言うことだと思います。
(そうしなくてもいいけれども、そうでないものが商品として成立する、あるいは社会に受け入れられるとは考えられない)
◇例外的には「江戸・古地図」なんてものがある。昔~し、この辺は○○だったんだよ、なんていうヤツ。
◇また、国土全体の地図作成のコストなどと、そこから得られる利益を素直に評価したら、その地図作成自体はビジネスとして成り立たないでしょう、政治的にも。(あえて断定します、よその国見ても、お国以外誰もやっていないですから)
◇また、現実に『地図』に関して独自の測量結果などを基に、国土地理院(=日本国)と対立する主張など始めたら、どうなるんでしょうね・・・一方的な独立宣言?!
営利企業が手を出すとも思えません。
◇国内の話は以上ですが、その枠を超えると未だに紛争状態の案件が現実に存在します。
・竹島の領有問題
・北方領土(4島)問題など、です。
(名称を上げるだけに止めます、専門外なので・・・)
【おまけ】
日本地図センターは国土地理院(もしく国交省)の外郭団体(天下り先)のようですね。
考慮する必要ないでしょう。
財団法人 日本地図センターの概要
財団法人日本地図センターは、社会の様々な分野における地理情報の普及・活用及び関連技術の発展を促進するため、国土地理院の地理情報の提供を中心に、各種地理情報の収集、調査、提供、研究開発、普及活動等を行っています。
研究が進捗するよう願っております。
あぁ、なるほどぉ。
「絶対」とは書かれていないのですが、文章の意味を考えていくと、それしか方法がないと思い=絶対しなくてはいけない、というふうに解釈してしまいました。
それしか方法がないというのは、それが合理的だということだったんですね。
納得です。
ようやくスッキリしました。
ありがとうございます。
あれ?ということは、独自に勝手に地図を作って売ってもいいということですか?
絶対に「国土地理院」の地図を使わないといけないというわけではないのですか?
1.そのはずです。
2.使った方が楽、というだけです。
街中には、いろんな地図があります。
中には、目的地にたどり着けないような、いい加減な地図もありますが。
小学生が授業で作る、「街中探検マップ」も地図です。
ホームページの会社案内に載っている、手書きの地図も、あれはあれで立派な地図です。
本屋さんで売っている地図に限っても、実にさまざまな種類の地図があります。
例えば、絵地図という分野の地図もあります。
「 多摩川散策絵図」とか見ればわかるけど、これなんか、そうとうデフォルメしていて、およそ国土地理院の地図なんか使っていないのが一目瞭然です。
でも、迷わずに、目的地にちゃんとたどり着ける。
私は地図が好きなのですが、これをはじめて見た時は感動しました。
あと、特に、ビジネスホテルとか旅館に多いけど、これなんか、だいぶイラスト的な地図でしょ。著作者(業者に書いてもらっているでしょう、多分)さえOKなら、あとはどこの許諾も必要ない。
http://travel.rakuten.co.jp/share/HOTEL/20713/20713map.gif
絵を描いたり、小説を書いたりするのと、地図を描くのとは、同じレベルの話じゃないかと。
もっとも、お国柄が変われば、軍事機密がどうのこうの、という話になってきて、命まで狙われることもあるでしょうけど。
日本も江戸時代は国外持ち出し禁止でしたし。シーボルト事件。ちょっと話がそれたか。
中途半端な情報ですいません。
書き込まないと忘れるので書き込みます。
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国土地理院
http://cyberjapan.jp/gsi_kiyaku.htm
これを元にして地図を作るかどうかは別にして、
著作権があることになっていますね。
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東京デジタルマップ株式会社
http://www.tokyo-digitalmap.co.jp/
ここ独自にデータを作っているような?!
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東京都縮尺 1/2500 地形図 「ディジタルマッピング」修正業務 特 記 仕 ...
>を用いた撮影を行う場合は、事前に国土交通省国土地理院
>の承認を得るものとする。 3 撮影はカラー撮影とし、撮影
>高度は撮影 .... 9 経年変化による道路及び建物等の修正
>個所以外のデータは不必要に修正しない. ものとする。
>また修正個所が、都市計画道路 ...
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/topics/h18/topi033_7.pdf
何らかの承認が必要な感じです
>書き込まないと忘れるので書き込みます。
いやいや、KUROXさんは絶対に忘れられないと思います(笑
う~ん、やはり「国土地理院」のデータを使いたい場合は承認が必要だが、使わずに自分で1から作るというようなことをわざわざやるというなら、それは問題ないということみたいですね。
KUROXさんに回答して頂けたので、ようやく終了できます。(冗談です)
ありがとうございます。
なるほどぉ。
質問に的確に答えて頂いてありがとうございます。あの質問の文章でこんなにちゃんとした答えが返ってくるとは・・嬉しいです。コメントもありがとうございます。
やはり「国土地理院」の認可が必要なのですね。
ということは、日本中にある地図は全て(町内会とかは置いといて)「国土地理院」の作ったものを基準に作っているということなんですね。
それに「昭文社」や「センリン」が手を加えるというか、自分たちの資料を追加して販売しているわけですか。
なるほどなるほど、とても納得いきました。