毎週実施“リブ・ラブ・サプリ”のおかわりいわし!本編いわしのつづきを語らう場所です。
本編を読んで、新しいメッセージや気になったツリーのつづきを書き込んで下さいね。
いつもの時間を素敵に変える暮らしのサプリ。季節、食、洋服、健康、リラックス、雑貨・インテリア、家事、日本や外国の文化、おまじない…などなど、家ですることならなんでもOK!テーマに沿って、思わず試したくなっちゃう♪おすすめサプリを教えて!
#040 THEME:「スパイスのこと」「敬老の日に」「木を楽しむ」
→本編いわしはコチラ http://q.hatena.ne.jp/1189572712
※今回の「おかわりいわし」ご投稿は9月18日(火)正午で終了とさせて頂きます。
※「おかわりいわしへのコメント」は通常の【いわしポイント】のみとなります。
→詳しくはコチラ http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20070325#q13
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うぅ~、白ごはんと今すぐ食べたい、ちりめん山椒にお昆布の佃煮。アク抜きせずに作っていたので、今度からちゃんと水にさらします(^^)。それにしても、山椒って葉も実も、花までスパイスになるとは偉い植物だ。日本が誇るべきスパイスですね!葉はご飯に混ぜても、蒸し物や和え物、お吸い物にも、本当に幅広く香りを添えてくれますし、あらためて見直してしまいました。うちでも雄株と雌株を一つずつ、鉢で育ててみようかな。山椒の木って鉢でも育てやすいでしょうか?調べてみよう。
〈ハザマ〉
山椒は雄株と雌株で好む環境がちょっと違うんです。雌株は花や実を付けますから、基本的に日当たりのいい場所が好適ですが、雄株は半日陰の方が適しているんです。昔はよく、ひょいと勝手口から出て山椒の葉を採ってきて冷や奴の飾りに、なんてことをしたらしいですが、つまりそれは裏庭が山椒の定位置だった、ってことですよね。これは葉を楽しむための雄株です。
ま、そんなこんなで、受粉の時だけ隣り合わせにしてやれますから、かえって鉢植えの方が楽かもしれません。ハザマさんの屋上の森でも大丈夫です。
大きめの鉢に余裕を持って植えてやります。用土は過保湿気味が適していますから、堆肥や腐葉土を多めにすき込んでやるといいと思います。水やりは、土の表面が乾いたら。たっぷりあげてください。施肥は真冬にお礼肥的に油粕を一握りほど。他の季節に与えるとかえって樹勢を損ないます。
うまくすると、アゲハの幼虫が来てくれますよ。自分の家から育って飛び立っていったら素敵ですね(^-^)
山椒に雌雄があるとは知りませんでした。原始的な種類から脱した真の木には雌雄があるそうですが、山椒もその仲間なのでしょうか。
小学校の頃まで住んでいた家の庭の山椒の木に毎年必ず黒揚羽が卵を産んでいました。あお虫を捕まえては虫かごに入れて愛でてましたよ〜。毎日せっせと山椒の葉っぱを摘んで来てやって、羽化まで見守って。
あの、立派で優雅な黒揚羽が羽化から飛び立つ所は毎年感動したもんです。でも一度だけ、寄生虫が羽化しちゃった事があって。。。あお虫の腹の中からわらわらと黄色い「何か」が出て来る映像は未だにトラウマになってます(^_^;)
山椒には、アゲハチョウの幼虫が来てくれます。ミカン科の植物でしか育たないはずのアゲハチョウがなぜ山椒に? それは、なんと山椒もミカンの仲間だからなんですよねー。なんと、ミカン科の植物の中には、サンショウ属というグループがあるんです。似ても似つかない感じですが、あれも立派なミカンの一種なんです。
さて、食用植物としての山椒には、ハーブとスパイスの両方の楽しみがあります。ハーブとスパイスって厳密にはどう違うの? という話は
□\(∇ ̄\)≡(/ ̄∇)/□ おいといて・・・・。
葉っぱで楽しむ。実でも楽しめる。これが山椒のいいところ。そしてスパイスとしての実は、完熟した実とともに、まだ未熟な状態の実も、独特の風味のものとして楽しんでいけるんです。
山椒の実を楽しむには、最低二本の木が必要です。山椒は雌雄異株なので、男の子山椒と女の子山椒の両方の木がないと、実は付けてくれないんですよね。
花は、地域によって違いはありますが、だいたい4月から5月にかけて開花します。直径5mmくらいの黄緑色の小さな花です。雄花は「花山椒」などといって、これも食用に出来るんですよ。
そして、花が終わると、雌株の方に、やはり直径5mmくらいの実が付きます。この実ははじめは緑色。これが「青山椒」とよばれるもので、開花時期にもよりますが、5月から6月いっぱいくらいが採り時です。そしてちょうど今あたりの時期から来月くらいにかけて、完熟した山椒の実が収穫できます。熟してくると実は赤くなってきて、そのうち実が開いて、中の種がこぼれてきます。
市販品に、ミル付き容器に入ったホールの山椒がありますよね。あれを春先にでも買っておくと、ちょうど今ごろ空になって、収穫したての山椒を入れて使えるようになります。挽きたての香り高い山椒が楽しめます。
さてさて、今回はおまけとして、ちょっと季節はズレてしまいますが、青山椒の応用レシピを書いておきたいと思います。
青山椒にも色々な調理方法がありますが、若い実は果実と同じ生鮮品。保存するにはそれなりの下処理が必要です。この一番簡単な方法は醤油煮でしょう。作り方は簡単です。
まず沸騰した鍋に塩ひとつまみを入れて青山椒を茹でます。中火で沸騰状態を維持しつつ、だいたい10分間茹でてください。
そしてお水にとって約30分程さらします。何をしているのかというと、この工程はアク抜きなんですよね。これをしないと、ちょっとエグ味が残ってしまいます。
さて、調味です。鍋に水をよく切った青山椒を入れ、濃口醤油をひたひた一歩手前くらいまで注ぎ、続いて酒と味醂を、酒2対味醂1の割合で適宜加えます。酒と味醂の量は、醤油ひたひた一歩手前が、これを加えることでひたひたになるくらい、とでも言えばいいでしょうか。適宜味見をしながら好みの甘さにしてください。
鍋を火に掛けて、最初中火、煮立ってきたら弱火に落として煮ていきます。フタはしません。汁が煮詰まってほとんど無くなってくれば出来上がりです。熱いうちに煮沸した瓶に入れておけば、冷蔵庫でけっこう日持ちします。
これを何に使うかというと、たとえば昆布の佃煮。昆布を醤油と酒と味醂で煮詰めて佃煮にして、仕上げ際にこの青山椒の醤油煮と混ぜるんです。おかずにしても良し、ご飯に乗せてお茶漬けにすると、これがまたうまいうまい。他にも色々応用が利くと思います。
ここでご紹介したレシピはちょっとスパイスという印象からは離れる使い方かもしれませんが、和のスパイスの代表の一つである山椒には、こんな幅広い楽しみ方があるんだよー、ということで。
お庭に雌雄一株ずつあれば、葉も花も実も食べられて、春先から秋まで楽しめる素敵な植物、山椒。楽しいですよ(^-^)