①まず、1年~1.5年くらい前に、ヨーロッパの展示会(「ミラノコレクション」とか「パリコレクション」とか)で、世界のトップデザイナーらが、新作を発表します。そこでは、ショー用の参考作品もあれば、トップブランドからの製品化予定のものもあります。
そこで、ある程度の傾向が各種マスコミや、調査会社に分析されます。
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/beauty/collection/20071013ok01....
②そういうのを見て、日本の市場ではどういうのが、その流行の影響を受けそうか? というのを、調査機関や大手企業が分析します。
日本ファッション協会とか、伊藤忠ファッションシステム研究所とか。色々あります。
http://www.ifs.co.jp/service/marketing_marketing-eye.html
③そういう流れを見て、各メーカー(生地屋さん、皮革材屋さん、服飾メーカー、服飾雑貨メーカーなど)が、流行りそうなものを自社で選んで商品化します。②の会社が、企業から委託をうけて、③の商品企画を計画する場合もあります。
④そんな③の商品化は、1年くらい前に決まり、半年くらい前には、アパレル系の雑誌などにも公表されますので、雑誌ではスポンサーに都合のいい特集が組まれます。「今年はぜったいブーティ!」という具合に。
このように、欧州のトレンドが先行トレンドとなり、そのおいしいところを企業が参考にして、企業の企画どおりの特集が雑誌で組まれるので、皆おなじようになるわけです。
また、余談ですが、マドンナのライブでは、ゴルチエが新しい試みをしますので、日本の芸能界や、ファッション業界がこぞって真似をします。そして、2年遅れくらいで、その路線の商品が市場にきます。
例えば、カウボーイテイストのライブのあとは、芸能界でテンガロンハットとか、カウボーイブーツが流行り、その半年おくれくらいで、店頭にテンガロンハットが並びます。
今年のブリティッシュブームも、2年位前をさかのぼると、マドンナがタータンチェックを衣装に取り入れてたりします。
冒頭の①のような、ファッションショーになじみの無い人は、そういう大物アーチストの衣装を例に考えても、トレンドの流れがわかりやすいかもしれません。
回答者 | 回答 | 受取 | ベストアンサー | 回答時間 | |
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1 | filinion | 141回 | 132回 | 13回 | 2007-10-14 21:01:47 |
2 | KUROX | 3542回 | 3313回 | 140回 | 2007-10-20 09:07:45 |
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