http://www.noah-vet.co.jp/jouhou/masui.htm
寿命が縮むという研究結果は無いです。
しかし小さな動物に全身麻酔をかけることは負担が大きいため、寿命が縮む可能性は高いと言われています。
どちらにしても、治療しないよりは長生き出来るはずです。
麻酔薬は、大体ヒト用に開発されたものが使用されています。
人に使っているから、安全だとか、安全はでないとか、それはいえませんが、ある程度実績のあるものを使用していることは確かです。
ヒトより犬、犬よりネコのほうが体が小さく、感受性も高いので、麻酔にはより気をつけなければなりません。(ヒトも大人より子供の麻酔が難しいように。)
人間の子供の場合も、麻酔を使うかどうかは、麻酔を使わない場合の危険性と麻酔を使った場合の危険性を比べて、より危険性の低い方を選びます。
麻酔を使わなければできない手術で、手術をしなければ確実に悪くなるという場合は麻酔を使った手術を選びますし、子供が泣き叫んでも麻酔を使わない方が安全と思えば麻酔無しで縫ったりすることも良くあります。
御質問の件に関しましては、放って置けば敗血症になって死ぬ危険もあるということだと思います。
また、麻酔を使わないで手術を行なうというのは、難しい(顎の力が強いので、無麻酔で手術すると、痛みで顎を閉じたら手術にならない)との判断ではないかと思います。
このような場合、どちらの危険がより大きいかを考えて、麻酔を使った手術を選ぶというのは一般的だと思います。
ただ、手術ではなく薬で歯槽膿漏を治すという手が本当に無いか、それについては、他の医療機関でセカンドオピニオンをもらった方が良いと思います。
また、手術をするにしろ、病院による技術の差は大きいようですので、年間の麻酔件数などを良く調べて実績のあるところ(同じような大きさのネコで、同様の手術を何度も成功させているところ)で、受けるのが良いと思います。
詳しいご回答をありがとうございました。手術ではなく歯槽膿漏を他の方法で治療できないかは、さっそく、いくつか他の病院を回って意見を聞いてみるようにします。
こんにちは。
私も猫を何匹かかっており、その中には喘息の猫、肉芽腫の猫がいます。
もちろん、麻酔を打つこともありますし、みんな頑張って病気と戦っています。
飼われてるのは4歳の猫ちゃんとのことですが、若くて元気なころですよね!
でも、麻酔を打つ治療をしないと、体全体に菌が周り短い一生になってしまうかもしれません・・・。
あなたが今悩んでる時間も、猫ちゃんは歯槽膿漏で苦しんでいるのです。
治療をほどこし、後10年以上ある人生を健康に過ごさせてあげてはどうでしょうか?
治療を行う麻酔での寿命を気にされるのでしたら、
猫は太りやすいのでそういった健康管理をしてあげる方が長く一緒にいれると思いますよ♪
これは余談で恐縮なのですが、私の家の虚勢手術をした猫は(全身麻酔でした)、もう14歳以上になりますが、老猫として元気に過ごしています。
麻酔は病気をなおすために作られたのです。
麻酔による術後の健康管理のほうががもっと大切かもしれないというご指摘ありがとうございました。14歳の猫ちゃんの話はとっても勇気つけられました。
人間と違って、動物は「治療→病気が治る」ということがわからないので、麻酔や鎮静・鎮痛などを行わなければ、診察や治療という行為自体が難しく、人間よりもずっと麻酔や鎮静が重要な意味を持っています。
また、麻酔にもいろんな種類があります。
経験が十分にあって、その子の病状に合わせた麻酔を使える獣医さんに診てもらえば、麻酔は怖いものではありません。不安があるのだったら、事前に全身の検査(血液検査や尿検査など)をできる限り行ってもらい、状態を把握した上で安全な麻酔剤を安全な量で使ってもらうよう、獣医さんに伝えれば万全じゃないでしょうか。
(もちろん、お薬を使うわけですから、それでも100%安全ということが言えるわけではありませんが…。万が一、アナフィラキシーなどの重篤な副作用が出ることもないわけではありません。でも、万が一…くらいの確率だと思われます。)
4歳という若さで歯の問題が出ている子であれば、今後とも定期的に麻酔下で歯科処置(歯石除去など)を行っていったほうが、麻酔をかけずに何も処置しないよりも、むしろ長生きしてくれるんじゃないでしょうか。私が以前に飼っていた猫も、ひどい歯周病があり、10歳以上の高齢で初期の腎不全を抱えていながら、鎮静剤を使って歯科処置を行いました。その後は、歯の調子も良くなってごはんももりもり食べて、快適に暮らせましたよ。
詳細なご説明ありがとうございました。粗雑な言い方で恐縮ですが、内臓の機能不全に心配がある場合は事前に十分な検査を行ったうえでの麻酔であれば万全、むしろ、処置をしないことが寿命を結果的に縮めることになるのではとのご指摘、十分に納得できました。
歯槽膿漏でも、腎臓と心臓に負担がかかるので、
麻酔も同じでは。
歯槽膿漏でも、理論上は寿命が縮むとことになります。
http://www.nyan-wan.jp/disease/qa/05.html
http://homepage2.nifty.com/netmino/page231.html
歯石->歯肉炎->歯槽膿漏と症状が進むのではないかと思われます。
1つだけ疑問があるとすれば、本当に歯槽膿漏かということです。
歯槽膿漏なら、麻酔を打って治療するしかないというか、
治療は有効だと思われます。
猫なので、部分麻酔して、治療とか物理的に無理でしょう。
人間は、歯茎だけ麻酔して、じっと治療に付き合えますが・・。
-----------------------
http://www.ayu.ne.jp/user/juni/daiary-1.html
一番下の記述を引用
>眼の下が化膿して治療を受けていますがなかなか治りませんが?
>治療中との事なので私の経験的なお答えにしておきます。眼の下が炎症をおこす原因
>には皮膚病や涙焼け(結膜炎などによる)などが考えられますが、見落としてしまうものに
>歯槽膿漏による場合があります。奥歯に歯石がつき歯槽膿漏となり、ひどくなると化膿して
>眼の下のところがはれてきます。それを放っておくと皮膚が破れて膿が出てくることがあり
>ます。皮膚病とのことで治療を受けていて、眼の下の骨が腐ってしまった猫を手術した例が
>ありますが、歯槽からの感染は想像以上に悪い結果を生むことがあるようです。
>たかが歯と思わず、半年に一回くらいは歯石や口の中の状態を調べてもらったほうが良い
>でしょう。
歯槽膿漏について、実はどのくらいひどいことになるのか良くわかっていなかったことに気づきました。
詳しいご説明をいただき、ありがとうございます。皆様からのご回答も含めて、(もちろん、セカンドオピニオンなり調べてみるつもりですが、)できるだけ麻酔の方向ですすめてみたいと思います。本当にありがとうございました。
ありがとうございました。