「今日をちょっと楽しく、ちょっと特別にすることって何だろう?家で過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら…」と展開してきた“リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつ、FORTUNEバージョン。FORTUNEとは「幸運」。イエと日々に幸運を呼ぶ、幸福を招く、ちょっと幸せな気分になる、そんな暮らしのサプリを生み出していきませんか?衣食住、健康、リラックス、生活習慣…。日々の小さな幸せになることなら何でもOK!毎回のテーマをヒントに、幸せのサプリ、そこにこめた思いや由来とともにメッセージ下さいね。
※日本と世界の言い伝え&おまじないも常時募集しています!
#001 THEME:「花」「飲み物」「浴室」+「言い伝え&おなじまい」
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※今回の「いわし」ご投稿は11月19日(月)正午で終了とさせて頂きます。
スゴイ!経験のない私でも今すぐやってみたくなる活け花ご指南、ありがとうございます!!
華道はしたことないんですが、小~高校生の時までお茶を習っていた時に、いつも床の間に季節のお軸と花が活けられていて、花の名前や由来を聞くのが楽しみだったのを覚えています。
最近、日本の花の凛とした美しさに惹かれるようになりましたし、苔玉も注目されたりしていて、自分流になら楽しめそうな気がします。少し小振りの活け花から挑戦したい。あと、来年はお正月を祝う活け花もいいなと思いました!
〈ハザマ〉
すてきです~
華道をされる方が「お花を見て、触れ、香りを楽しむことだけで生まれ変われる」とおっしゃっていましたが、さぞかし心の洗われる体験なのでしょう。
うちでもお花は、父の役目でした。
玄関、和室、居間、台所……と庭から集められた季節ごとの花が盛られ、飾られ、当時は普通の風景だったものの、こうやって海外で暮らしてみると、花のある暮らしは特別だったと、たまらなく懐かしく感じられます。
花器を選び、花を生け、香をたく暮らし。
子どもが小さいうちはできない!と言い訳にしていましたが、それは心の抱き方しだいなのですよね。
とりあえず今年のクリスマスは、パインツリーなどで緑の香りがいっぱいの部屋にしてみようと思います。
それと、月命日に花を生けること、胸を打ちました。
毎月1回、大切な日に花を飾る気持ちのなんと美しいこと。
忘れたくない気持ちであるし、わたしもそうしたいと思いました。
墓参りにも行かず罪悪感を抱いていましたが、そんな気持ちも救われそうです。
花命日と名づけます。
花命日。すてきな言葉ですね。故人となった人を偲ぶ心を花を飾ることで表す。そんなならわしを私も持ちたいと思いました。
月命日に花を生けるなんて、私も心にじんときました。私にも、もう会えなくなってしまった懐かしい人がいます。お墓参りにはなかなか行けません。でも、花を飾ることで心を表すことはできますね。
生け花はただ暮らしにアクセサリーを添えるだけでなく、様々な思いを込めて生けることができるものなのだとわかりました。
花のある暮らし、いいですよね。私も自分流華道、してみたくなりました。陶器を見るのは大好きなので、今度何かお花器を選んでみたいと思います。家庭にある物が色々活用できるのもいいですね。お花器と剣山があればすぐ始められそうです。
これからお正月に向けて、私も練習してみようかなぁ。暮れが近付くとお花屋さんに、松とか、猫柳とか、千両とか万両とか、お正月向きの花材がたくさん並びますよね。実は私、いつもそういうのを見ると、活けてみたいなぁと思っていたんです。
花命日、私も胸にじんとくるものがありました。お母様の月命日に心を込めてお花を活けるなんて、きっとお母様、お喜びですね。私も様々な思いを込めて、暮らしに花を取り入れていきたいと思います。
私には全く華道の経験がありませんが、
花を活けている時はきっと静寂の気が流れ、
花と水と人が一体になっていくような、
言い換えれば禅の境地のようになるのではないかと思うのです。
花を活けることで、きっとすばらしい安らぎが得られるでしょうね。
そうした祈りにも似た時間の中で花を活けて月命日のならわしとすることも、
美しすぎるくらい胸を打ちます。
親孝行したい時には親はなし、なんていいますが、
こんな形で孝行を貫いていくやり方があるのだと教えられた思いです。
私はまだ両親が健在ですから、このなにものにも代えがたい家族のために
花が活けられたらいいと思います。
華道のお家元に男性は少なくないようですから、男が活けても何も不自然ではありませんね。
私もお正月に向けて、少し活けられるようになってみたいと思います。
花を飾るという暮らしの楽しみが一つ増えそうです。
「花命日」という素晴らしい命名をいただき、しみじみと感動しています。
華道と禅についてのお話がありましたが、禅宗ではないものの、たしかに華道は室町時代中期、京都にある頂法寺、いわゆる六角堂ですね、そこが発祥なんです。
このお寺の本坊にあたるのが池坊で、池坊の僧は頂法寺の御本尊様に花を供えるというのが大切な役割の一つになっていたんです。その池坊において発展し体系化されてきたものが現在の華道の基礎、というわけです。
ですから、華道のそもそもは、仏様に対する真心の奉仕そのものだったんですね。まさに花を生けるということは、祈りそのものだったわけです。
私も月に一度、母の月命日に生ける時は、心身を落ち着けて、本当に静寂の中で生けていきます。自分も花そのものになった気持ちで、花の持つ真心をしっかりと受け止めて、それを最大限に生かしていくことに専心します。
でも、普段生ける時は、逆に楽しむことに専心します。花と語らい、思いっきり楽しい気持ちで生けていきます。音楽なんかをかけながら、時には歌いながら生けることもありますよ。生け終わったら、花を前にしてお茶の時間。上手に生けられた時は、終わった後の一杯のコーヒーがこれまた格別です。
静寂の中で真剣に花と対するのも、思いっきり楽しみながら生けていくのも、どちらも仏教で言う三昧の境地。どちらも華道の神髄です。
私の流派は床の間サイズの生け花だけでなく、建築と花のコラボレーションみたいなこともやるんです。時には大きなビルの吹き抜けにそびえるような、生け花というよりオブジェみたいなものも生けますよ。もちろんそんな大きな作品は私なんかはとても手がけられませんが、出来上がった作品を拝見させて頂くと、もうPOPな感覚が弾け飛んでくるような作品だったりするんです。ああいうのは本当に、踊りながら生けているような感じですよね。実際には踊っていないでしょうが、でも心は花の周りで軽快なステップを踏みながら生けています。
皆さんが家で生ける時も、そんな感じを大切にして欲しいんですよね。わくわくと心が躍り出すような気持ちで花と語らう。いやー綺麗だねえ、ちょっと笑ってみようか、いいねいいね、はい目線ちょうだい、カシャ、なんていうカメラマンみたいに、花の持つ最高の顔を引き出し、一枝一茎一葉に至るまでの個性を活かしながら生けていく。ぜひそんな感じでやってください。生けている時間が楽しければ、生けたお花からも楽しい気持ちが溢れてきます。
実はこんな私も某流派のお免状持ってたりするんですよ、お花。母が教授の資格を持ってたので、ちょっと私も習ってたんです。今も生けますよ。毎月母の月命日に本格的に生けて飾るほか、家のあちこちに気軽に生けて楽しんでいます。
さて、華道というと、まともに生けられるようになるには大変な期間がかかると思われがちですが、人に教える資格を得るならいざ知らず、生けるだけならちょっとしたセンスがあれば誰でも出来ちゃうんですよね。というわけで、生け花をイエで手軽に楽しむお勧めを、ちょっと書いてみたいと思います。
とりあえず生け花を楽しむのに必要な道具は、まずお花器。生け花には色々な形の花器が使われますが、最初はいかにも華道らしい、平べったいお花器が、生けて入るなぁという実感があって楽しいと思います。安いのでオッケーです。色んなのがありますから、好きなのを選んで購入してください。合わせる花台(花器を置いてディスプレイする台)もあるといいですが、これは何でも構いません。
合わせる剣山は、色んな大きさの物があります。形も四角いのや丸いのや、丸いのと組み合わせる三日月型など色々ありますから、お花器に合わせて用意してください。最初は四角い大きなのと、ちょっと小振りの四角いのがあればいいでしょう。剣山の下に敷くゴムの台みたいのもあるといいですね。それから、剣山の針が曲がってしまった時にそれを直す「剣山直し」などと呼ばれる道具がありますから、それも一応買っておきましょう。数百円です。
そしてハサミ。華道で使うハサミには、大別して丸っこい植木ばさみのようなものと、金切りばさみのような形をした物があり、前者は古流、後者は池坊などで使われます。どっちでも好きな物を選んでください。私は池坊系なので後者のタイプを使っています。ま、植木用の剪定ばさみでもいけないことはありません。
ほかにあった方がいい物は、生ける時に床に敷くシート。生け花は水を使う作業ですし、けっこう切り落とした茎や葉が出ますから、床にはレジャーシートを敷いておくといいんです。夏のレジャーに使った物を引っ張り出してきてください。
バケツもほしいですね。買ってきた花を一時的にさしておくのには、バケツが便利です。水切りもバケツの中でやってしまえば世話無しです。
花器に水を注ぐ水差しは、ヤカンで代用できます。花器の水を入れ換える時には、専用のポンプもありますが、石油のペコペコやるポンプでもOKです。使いやすい長さにパイプをカットして使ってください。これで花器の中の水を出してしまって、ヤカン代用の水差しで新しい水を注ぎます。
と、こんなふうに、後半はほとんど、どこの家庭にでもある物の流用でOKです。
肝心の生け方ですが、これはもう好き勝手です。自分流華道ですから、もう好き勝手に生けてください。むしろ伝統的な技法を模倣しようとすると、少し知っている人から見ると「何これー」と言われてしまうことが多いですから、敢えて伝統に拘らずに自由に生けてしまうのがオススメです。
大切なことは、飾る位置、眺める位置を意識して、そこから見た時に花が一番いい「顔」を見せてくれるように生けること。これはたとえて言うなら、カメラマンがモデルの一番いい表情を引き出すテクニックに似ていますね。
そして花器の上の空間をいかにうまく使っていくかを意識していくことでしょう。お花の存在しない空間にこそ美があるんです。そういう造形的センスを存分に発揮していけば、きっといいお花が生けられます。
ぜひ皆さん、華道「自分流」家元になって、素敵な生け花でイエを彩っていってみてください。参考になる写真などはネットで検索してみればたくさん見られますし、気を付けていると、けっこう色々な所で生け花展なども開かれています。そういう所で様々な作品に接していくと、色々な刺激が受けられると思います。生け花、ほんと楽しいですから、ぜひ機会があったらやってみてくださいね!!