このような層の人々に、ITが持つ特有の性質やリスクを理解してもらい、ITの重要性を再認識してもらえるような「気づき」を与えてくれる、オススメの本があれば教えてください。
希望する条件としては、
・詳細な技術論ではなく、大局的な観点からわかりやすく書いている
・簡潔な内容で、ポイントが明確に示され、忙しいマネジメント層でも読んでくれそう
・最近のトレンドも記されている。
梅田望夫さんの「ウェブ進化論」と「ウェブ時代をゆく」をおすすめします。
専門的な技術論ではなく、ウェブ2.0とはどういうことか?ベンチャー精神とかどういうものか?今のIT業界の動向を日本だけでなく、シリコンバレーの情報も交えて語られていますので、わかりやすいとおもいます。新書ですし、それほど気合いを入れて読むより気軽に読めるスタイルになっているのも魅力ですよ。
是非。
日経コンピュータ
http://itpro.nikkeibp.co.jp/NC/index.html
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読者層に経営者・マネージャーを想定してます。
こういう関係の雑誌を毎月流し読みしてもらうべきでしょうね。
私は、それほどITが重要だとは思いませんけど。
反面教師的な書籍になりますが、id:KUROX さんが書かれている日経コンピュータの連載「動かないコンピュータ」や、みずほ銀行の障害の書籍はどうでしょうか。
少し、古いかもしれませんが「ITが持つ特有の性質」は網羅しているような気がします。
リスクの一つであるセキュリティ事情は、最近のトレンドといっしょに、やはりWebから
CIO情報交差点で、ITの利用形態の幅を理解してもらう
コメントにある公共サービスが、電子政府に絡むかどうかは不明ですが...
http://itpro.nikkeibp.co.jp/govtech/index.html
これらで、周りの状況を把握してもらう
業種が公共サービスであれば、災害時の事業継続のことを考慮し、BCPにも興味を持ってもらうのはどうでしょうか。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/bcp/index.html
セキュリティと内部統制
http://itpro.nikkeibp.co.jp/tousei/index.html
これらの中で、これはと思う記事をメールで紹介したり、韻文スクラップと一緒に見てもらうとかするのはどうでしょうか。
早速、ありがとうございます。
私も両冊とも読了しました。毎回、梅田望夫さんの慧眼には脱帽です。
本の中では、「世界に“コンピュータ”は5つあれば足りる」
http://www.atmarkit.co.jp/news/analysis/200707/30/computers.html
のような話も紹介されており、とても面白かったです。
いずれは、企業が個々に管理するコンピュータはなくなるのかもしれませんね。
ただ、これらの本はITの世界的な進展というマクロの話に主眼が置かれているので、
「特定の企業の中でのIT戦略」という観点とは、少し違う気もしました。
企業経営戦略を考える上でのITの重要性、といったポイントに絞られている本があれば、とてもありがたいです。