一覧のあるページを紹介ください。
どこにでもある原料なのに限られているというのが不思議です。北朝鮮も産出するという話もありました。一覧の中に北朝鮮のはいってものがありましたら、それもお願いします。
シリコンの原料は二酸化ケイ素(SiO2)、つまり石英などの鉱物や砂などで、どこにでもたくさんあります。
http://jp.encarta.msn.com/encyclopedia_761555210/content.html
ただそれらの鉱物から、シリコンを取り出すには大量の電力を使って還元する必要があるので、電力の安い国が産出国になります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%82%A4%E7%B4%A0
主原料はSiO2から成る珪石や珪砂である。日本国内の埋蔵量は2億トンあるとされるが、アルミニウムと同様、酸化物から還元するには大量の電力を必要とするため、金属シリコンの状態になってから輸入するのが一般的である。電力の安い国が金属シリコンの供給源となるため、これまで中国、ブラジル、ロシア、南アフリカ、ノルウェーなどが主要な供給国であったが、近年はオーストラリア、マレーシア、ベトナムなども注目されているという。
北朝鮮でも原料は豊富にありますのでシリコンを作り出すことは可能ですが、電力が不足していると思いますので安定して供給することはできないでしょう。
製造法はこんな感じ。
半導体ウェハ大手、SUMCOのページより。
http://www.sumcosi.com/laboratory/index.html]
絵としてはこちらのほうがわかりやすいか。(JFEスチールプレス発表)
http://www.jfe-steel.co.jp/release/2006/07/060726.html]
珪石から電気還元を行った金属シリコンが半導体・太陽電池に使われる結晶シリコンの原料ですが、
物としては「電力の缶詰」なので電力料金≒シリコンの値段となります。
そういう意味でどこでも作れますし、逆に世界レベルで産出するにはインフラの整備された国でないと無理、ということになります。
この先の「多結晶シリコン」→「単結晶シリコン」になると
http://www.sumcosi.com/laboratory/laboratory1.html
こういう大規模な炉と高度な精製ノウハウが必要なため、SUMCOやトクヤマなどが有力メーカになります。
つまりまとめると
「原料としてはどこにでもある」が、「元が取れるように作れる国は限られる」というところでしょうか。
コメント(1件)
32ページからです。出典が「工業レアメタル」となっています。
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・安い電力が利用出来る北米、ブラジル、ノルウエー、フランス、中国等で金属シリコンへの加工が行われている。日本では全量工業用金属シリコンとして輸入し、国内ポリシリコン(多結晶)メーカーが多結晶を製造し、シリコンウエーハメーカーに供給
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33ページからです。
金属シリコン輸入実績
・中国品が83%でトップ、南アフリカ、ノルウエー、オーストラリアからも輸入
http://opac.jetro.go.jp/cgi-bin/exec_cgi/ibibdet.cgi?CGILANG=japanese&U_CHARSET=euc-jp&ID=TW11002511&HOLSERKEY=:::::::
アルム出版社が刊行しています。
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本書は、リチウム、マグネシウム、半導体シリコンなどのレアメタルについて、各品目ごとに年間の生産、需給動向などが取りまとめられた産業年鑑。
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