彼女がビルの軒先で寝ている浮浪者を見かけて
「寒そうだから今日一晩あなたの車に寝かせてあげたら?」と言います。
え?という反応をすると「人でなし」と言われました。
彼女の言い分としては以下のとおりです。
・どうせ朝まで車は使わない
・今日は特に寒い
・鍵だけは渡さずにおいたらいい
・ノミダニが気になるなら後でバルサン炊いたらいい
皆さんならどうされますか?
うまく彼女に納得してもらうことが出来ず苦慮してます。
ホームレス救済の方法は、単純に軒を貸すなんて方法だけじゃないですし、
質問者さんの彼女さんが本気で人を助けたいと思っているなら、
炊き出しなどを通じて人間関係を築くところからはじめるべきでしょうね。
ホームレスの中には、定住さえできればまともな職場を探せるという人もいるはずだから、
そういう人にめぐりあったら自宅(もちろん彼女の)に下宿させて支援したらどうでしょうね。
そのくらいの気持ちもなく、彼氏の車を提供しろなんて
ちょっと言えない、というか言わせてはいけない。
偏見や差別を助長するつもりはないのですが、偏見は「知らないから怖い」という面があると思います。
言い換えると、「知らないものは怖い」のがデフォルトだと思うのです。
しかし、お話を伺っている限り、このツリーで例にあげられたような活動をされたようには見受けられません。
偏見がないことは素晴らしいことですが、怖いもの知らずは無防備と変わらないです。
自治体ごとに差はあると思いますが、上記のような活動は、行われていると思います。
まずは、そういう場で善意を発揮されるのが望ましいように思います。
もし、彼女がボランティアの経験者で、「車に泊めてあげてもいいホームレス」と「そうでないホームレス」の見分けが付くひとだったらどうなんでしょう。
さらに言うと、その浮浪者が彼女が前からよく知っている人だったらどうなんでしょう。
状況は変わらないと思います。
やはりこの質問者さんは、知らない浮浪者に車を貸すのは嫌だと思います。僕でもそう思います。
人はそれぞれ、自分に属する部分(テリトリー)と、それ以外の部分を、ある境界線で区切っています。その境界線の位置が彼女と質問者さんとで異なるのです。
例えば、車を貸すのは嫌だけど、飯を食いに連れて行ってあげるのはOKかも知れません。逆に彼女は嫌かも知れません。
ボランティアに対する考え方を彼女と話し合っても解決にはならないと思います。お互いの価値観の違いを埋めるような努力ししないと、質問者さんの悩みの解決にはならないのではないでしょうか。
ほかのツリーをご覧ください。
もし彼女が「見分けがつく人」であるなら、
彼にもテリトリーがあり、提供できるもの、できないものがあることも知っているでしょうし、
彼に出せと言うのではなく、まず自分のものを提供するでしょう。
その上で自分ではできないことを彼に頼むのならば、
質問者さんだって別の聞き方をしているように思いますけれど。
彼女に炊き出しなどボランティアの経験はあるのでしょうか?
つまり過去、浮浪者と言われる人と直接付き合った経験はあるのでしょうか?
私は過去になんどか炊き出しその他ホームレスの人たちと付き合う機会があって、変な話「車に泊めてあげてもいいホームレス」と「そうでないホームレス」の見分けが付きます。
浮浪者の方は一般には金銭的困窮から住む場所を失った人が多いと思われているのですが、それと同じぐらい性格的問題で住む場所を失った人が多いということを、彼女にお伝え下さい。
余談ですが
昔精神的に追い詰められて、一人暮らしはまずいと医者に言われた時、
ホームレスの女性に「家賃は全部払う。しばらくいっしょに暮らして下さい」とお願いしたら
「嫌だ」って断られました…