レンズを調整に出したところ、「前ピン気味だったので調整しました」と帰ってきたのですが、これは具体的にどういう調整をしたのでしょうか?
AFセンサはボディにあるのですから、合焦の是非を判断するのはボディですよね。レンズはボディから「(被写体はもっと遠いから)レンズ群を現在位置より手前に移動するように」というような指示を受け取りレンズを駆動し、その結果を再度ボディのAFセンサが確認して合焦と判断するのでしょうから、そもそも「前ピンなレンズ」というのが本当に存在するのか疑問です。
それともボディからは「被写体は3m先だから3mの位置にレンズを移動するように」と絶対値で指示を送っているのでしょうか、それなら納得がいきますが、わざわざTTLなのにそういうオープンループな制御を行っているとも思えません。
ダミーURLはご遠慮ください。必ずソースを明示してください。ボディとレンズ間のプロトコルに関した具体的な資料があればベストです。正確であれば難しい技術資料でもかまいません。
ご指摘のように、「合焦の是非を判断するのはボディ」です。
ところが、レンズ毎に収差(球面収差、非点収差など)の性質が異なります。収差が目立って発生している状態では、AF機能が合焦と判断しても、実際にはピンボケという結果になってしまいます。
このため、実際のAFの調整は、ボディとレンズの両方で行います。ただ、レンズとボディの両方を製造しているメーカーは、極力、ボディ側で調整しているようです。
また、ニコンでは、レンズ収差を逆手にとったDCレンズという面白いシリーズがあります。
すみません。参考になりませんでした。
「マニュアルフォーカスでもピントが合わない」って、意味不明です。
被写界深度などは体感的に理解していても、工学的な基礎教養に欠けていて、なおかつ文章構成力もない駄文だと思いました。推論で話を進めるにしても、もっと論文を書きなれた人の文章が読みたいです。
回答ありがとうございます。
ということは調整とは、諸収差を少なくしたというわけですね。
となるとレンズ群の中のどれかを交換したり、一枚一枚の位置を調整することになると思うのですが、それをやるとAF調整だけでなく撮れる画も変わってしまいますよね。ちょっとリスクが大きいような気がしますし、調整前と後とで、マニュアルフォーカスできっちり合焦させた像が変わったようにも思えませんでした。個人的な見解ですが。
また諸収差が原因だとしたら、それによりAF精度そのものに差が出る可能性は理解できますが、「前ピンになりやすい収差」「後ピンになりやすい収差」というのがどういったものなのか、なぜそうなるのか、そのへんも知りたいです。
私の日記のほうで、別の方向からも意見いただきました。
http://d.hatena.ne.jp/tebukuro/20080307
どちらも大変面白いです。
べつに何か困ってるわけじゃないのですが、皆様引き続きアドバイスいただけたらと思います。