ばらつきが一定になる理由を教えてください。
ちょっと問題に対する誤解がおありになると思います。以下のような場合にかぎって
質問のような状況がなりたちます。
全財産の半分を常に賭けて、確率1/2で負けて利益0、
確率1/2で勝てば3倍になって戻ってくるゲームがあるとします。
毎回、全財産は50%の確率で1/2か2倍になります。
各賭けでのばらつきは全財産に比例します。
しかし財産の対数を取ると、毎回Log2 へるかLog2増えるかのどちらかで、
ばらつきは一定です。
こういう「倍倍ゲーム」の場合にかぎってご質問のようなことがなりたちます。
ばらつきだけみれば非定常だけど、ルールは一定不変なんで定常です。Logにすれば
それが見えると。
別の言い方をすれば金額が何倍になったか、というデータならいつも2か1/2で、
ばらつきは一定です。こういう場合は元系列じゃなくて対前期比を使えば
定常過程になります。
倍・半分の話がややこしいので,足す・引くで考えてみたらいかがでしょうか。
「初期値A, 勝てば +1,負ければ -1」というルールであれば,ばらつきは一定でしょう。
これが「初期値B,勝てば *2,負ければ /2」というルールであれば,
全体を底が2のlogをとってやれば,
「初期値 LogB, 勝てば+1, 負ければ -1」というルールと透過になります。
実際の結果に戻すには,逆の変換,つまり 2のN乗の計算をする必要があります。
5+4=9
という基本形があって,
(2^5) * (2^4) = (2^9)
これを底が2のlogをとってやれば,
5+4=9
にもどります。
確率が1/2か2倍というのが、財産の対数をとるとlog2へるかlog2増えるというのをもう少しわかりやすく(できたら、初期を100円として、具体的な事例で)、説明してもらえませんでしょうか。