Yシャツの博物館のようなものを探しています。

ここならあるのではと思い、文化学園服飾博物館の所蔵品データベースで日本の洋服で19～20世紀のところを見てみたのですが、金モールの上着など立派なものばかりで、ワイシャツはありませんでした。ひょっとしたら、データベースに入っていないだけで、あるのかもしれません。

http://www.bunka.ac.jp/museum/

http://digital.bunka.ac.jp/top.asp?dai=ihuku

また、実際に着られていたものではないのですが、明治30年代のYシャツの裁縫雛形（裁縫の教材用のミニチュア）の写真が、下記ウェブページにあります。

http://members3.jcom.home.ne.jp/saihou-hinagata/

ここには

なお東京家政大学所蔵の裁縫雛形コレクションは国の指定重要有形民俗文化財に指定されている。

とありますので、東京家政大学博物館で具体的なことがわかるかもしれません。

http://www.tokyo-kasei.ac.jp/hakubutu/kikaku01.html

住所は、東京都板橋区加賀1-18-1だそうです。裁縫雛形は常設展（展示のテーマは定期的に変更）。

あと、ネットでは所蔵があるかどうか調べられなかったのですが、千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館に明治時代の制服の一部として所蔵されているかもしれませんので、問い合わせてみてください。

http://www.rekihaku.ac.jp/

なお、郵政資料館で明治時代の郵便局の制服（レプリカ）があるのですが、シャツまではどうだったか、記憶にありません。一応リンクだけ。

http://www.japanpost.jp/teipark/display/museum_shozou/museum_sho...

関東ではないのですが、神戸に「ファッション博物館」があります。サイトでは所蔵品の有無がわかりませんでしたが……。

http://www.fashionmuseum.or.jp/

神戸ファッション美術館の常設展示の中にYシャツの基になったものが含まれていました。

http://www.fashionmuseum.or.jp/museum/index.html

明治初期、日本人が着始めた最初のワイシャツにあたるのは、フロックコート（当時のビジネス用ジャケット的存在）の下に来ていたシャツだと思います。

常設展示も毎年入れ替えがありますが、美術館のコレクションとして、100～200年前の男性用シャツが所蔵されていますので、取材等の場合は予め申し込むと見せていただけると思います。