とはいっても、
カシミアヤギ自体あまり馴染みのあるものではないため、何が雑学になるのか(なんでも雑学になっちゃう)とも思います。
例えば、餌は何を食べるのかすら普通は知らないでしょうし、カシミアがカシミアヤギの“産毛”だということもみんなが知っていることではないと思います。
ということでなかなか難しいかとも思うのですが、
例えば、『カシミアヤギは日本には生息していない』とか・・・そんな感じで、へぇーと思える情報ならなんでもいいので教えて下さい。
よろしくお願いします。
>餌は何を食べるのかすら普通は知らないでしょうし
い、いや、さすがにそれはないと思う。ヤギだし。
ヤギもヒツジも、草食動物なので草を食べます。
ただ、食べ方が少し違っていて、
ヤギは草を根こそぎ食べてしまうので
数を増やすと砂漠化の原因になるそうです。
http://www.ryokukaclub.com/gaiyou/sabakukatoryokuka1.htm
「砂漠化の背景」でも書いたとおり、ヤギ・ヒツジの過放牧は砂漠化の大きな原因である。特にヤギは草の根までも食い尽くすことから、砂漠化しつつある地域にも放牧できる利点がある。しかし同時にこれらの地域に決定的なダメージを与えてしまう。カシミヤはヤギの仲間。ここ数年、日本ではカシミヤセーターなどの価格が下がっているが、これは企業努力もあるだろうが、それ以上にカシミヤヤギの数が増えたことが原因である。つまり消費者がカシミヤのセーターを安く買おうとすれば、それだけ砂漠地帯(半砂漠地帯)のカシミヤの数が増え環境が悪化していくことになる。近年の急激な砂漠化とカシミヤの値段の下落はとても密接な関係がある。
おもいついたらまた来ます。
カシミアヤギのケの採取方法
バリカンで刈り取るのではありません。
その毛の根元に生える、極めて柔らかでこの上も無いヌメリ感を持つ産毛状のもの(左下写真の矢印参照) をくしを使ってすきながら採取するのです。
http://www.sartoriaypsilon.com/Cashmere.htm
山羊一般について
山羊の特性
とにかく高いところがすき
野生の山羊は切り立った崖(がけ)を登ったり、足場の悪い岩場にたたずんだりします。家畜化が進んだ山羊は、平地でも飼うことができるようになりましたが、いまだに野生の頃(ころ)の性質は失われておらず、土を盛ったり台を作ったりしてあげると、喜んで登っていきます。
このような性質からもわかるように、山羊は野生のころ、山岳地帯を中心に棲息(せいそく)していました。山岳地帯の気候の多くは冷涼のため、野生動物が生育するのにはかなり厳しい自然条件ですが、山羊はこの厳しい自然環境の中で、多くの優れた特性を身につけました。
http://zookan.lin.go.jp/kototen/yagi/y121.htm
山羊サイトマップ
高いところ大好きってのはかわいくていいですね。
ありがとうございます!
カシミアヤギはヤワじゃない!
冬は零下四〇度以下の極寒、夏は四〇度を越す猛暑という信じられない程の厳しい気候条件の中に生息している
http://www.rakuten.ne.jp/gold/chevella/staff/kawasaki/trivia/13_...
カシミヤヤギの毛のランクは扇風機が決める!?
原毛を山のように積み上げ、それを大きな扇風機みたいな機械で吹き飛ばす。すると軽く細い産毛ほど遠くに飛ぶ為に、その飛距離を基準に遠い方から高級ランクとして拾い集めていく。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/chevella/staff/kawasaki/trivia/13_...
例に挙がっていた「産毛」と重複しますが、「カシミアヤギは剛毛」もインパクトがあると思います。
これはおもしろいですね。
絶対こうってわけではないのでしょうけど、こういう方法があるのはとてもおもしろいと思いました。
ありがとうございます!
産毛というか「冬毛」のようですね。
http://uk.youtube.com/watch?v=4dX4cqhbM2Q
(内モンゴルにあるBchyll「ビーチル」というメーカーのビデオのようです)
この説明の音声によると、冬は雪深く寒い山の中で過ごすので、外側には「コート」的な役目をする剛毛、内側には細くて空気をたっぷり含む保温性の高い柔らかい毛が生え、その柔らかい毛が「カシミア」として使われる。この柔らかい毛は、1頭で1年に取れる量は50グラム(セーターの片袖分とのこと)。
あと、「カシミアという繊維の歴史」的なことで、質問者さんが既にご存知のことも入りますが、
http://www.answers.com/topic/cashmere-goat
The name is from the contested region of Kashmir. The cashmere products of this area first attracted the attention of Europeans in the early 1800s when India was under the British Raj. The goats reside predominantly in the high plateaus of Asia with the most significant populations being found in India, Pakistan, the northwestern provinces of China (Inner Mongolia, Xinjiang, Gansu, Shanxi, Shaanxi, Qinghai and Tibet), Mongolia and Iran (Kerman and Khorasan provinces).
「カシミア」の名前はカシミール地方に由来する。カシミール地方のカシミア製品が最初にヨーロッパ人に注目されたのは、インドが英国統治下にあった1800年代はじめのこと。(→ここには書かれていませんが、だから「カシミア製品」というとフランスとかではなく英国が本場、という扱いがあるのだと思います。)カシミアヤギはアジアの高原地帯に棲息しているが、最も多いのはインド、パキスタンと中国西北部(内モンゴル自治区、新疆ウイグル自治区、甘粛、山西、陕西、青海、チベット)、モンゴル、イラン(ケルマン州、コラサン州)。
毛刈りについては、同じURLから、内容を箇条書きにすると(原文はGathering processのところ):
また、「イラン、アフガニスタン、ニュージーランド、オーストラリアでは毛を刈り取るので、剛毛も柔らかい毛も混ざっていて純度(?)が低いことが多いが、アメリカでは櫛を使ってすくので純度(?)が高い。このプロセスには最高で2週間かかる」といったことも書かれています。
あと、1番のご回答とかぶりますけれど、現在最も元となる繊維の産出量が多いのは中国で、確か、内モンゴルなどでは高く売れるからと飼育頭数を増やしているが、カシミアヤギは食べかたがハンパないので砂漠化が進んでいる、という話も聞いたことがあります。(「内モンゴル」じゃなくて「モンゴル」だったかもしれません。)それ考えると「パシュミナ」がここまで大量に流通してるのもどうなのかな、と思えてきます。
で、オーストラリアで飼育されているカシミアヤギ、Australian Cashmere Goatは、長年にわたる飼育・交配でできたもので、アジアの原種と全然違って、ふわふわした毛なのだそうです。
ふむふむ、割と専門的な内容ですね。
外側の剛毛は、ブラシの毛や服地の芯材などとして使われる。
剛毛もちゃんと使われているんですね、よかった!
ヤギは剛毛食べないんですかね?紙も剛毛も同じようなもんでしょう。。。
自分達の剛毛を食べて砂漠化防げばいいのに。。うぇ。
ありがとうございます!
>>餌は何を食べるのかすら普通は知らないでしょうし
>い、いや、さすがにそれはないと思う。ヤギだし。
ですよね~~~ヤギですもんね~~~^^;
なるほどなー、なかなか複雑な心境ですね。
ありがとうございます。