あと、外注先や仕事の内容によって違うと思いますが、WEB制作の外注費用は、ユーザーへの納品価格の何%くらいが妥当でしょうか?
元請負する会社の立場からと、下請け(外注先)の両方の立場でご意見を伺えたらと思います。
よろしくお願致します。
所有権の問題は、発注契約の形態と契約条項によって決まります。
ご質問のようなケースは、少なくとも私が知る限りでは「(製造)請負契約」になります。
請負契約の場合、外注先から御社に製造物の引き渡し(検収)が行われた時点をもって、所有権は御社に移管されます。
ただし、製造物の中に、外注先の特許や意匠などの工業権が含まれる場合には注意が必要です。これらが生のまま含まれていると御社に所有権を移管できませんから、納品物に含めないという規定が、御社と外注先の請負契約書に明示されているはずです。確認してください。
それから、著作権は所有権とは別の概念です。所有権が御社に移管した後も、著作物に対して著作者の著作者人格権は残存します。
「妥当」というラインはありません。御社の経営戦略もあるでしょうし、最終納品先によってケース・バイ・ケースで変わってくるでしょう。
私だったら、製造物全体に対し、粗利ベースで20~30%を確保します。その範囲内で、外注先への支払額を考えます。
良くあるトラブルですね。
契約書かわしましたか?
業務を頼む際に、契約書を会社間で結ぶと思います(たとえ個人でも同じ)。
その中の書類に、こういった書類を普通は作ります。
http://www.soumu.go.jp/gyoukan/kanri/gaityu03.htm
何をもって作業完了か、ということを明確化するための書類です。
・料金を払った段階で、本件プログラムに関する権利及び成果物の所有権は元請に移転する。
という一文を書いているケースがほとんどです。
こういった書面契約が交わされているならば、何寝ぼけたこといってんだ、と突っぱねられます。
ただ、こういった書類が交わされていない場合は、ちょっとややこしいことになります。
明記しないと元の著作権者に留保されたと推定されるので、所有者は下請けと言うことになります。
権利者がそう主張しているのであれば、お金を出して権利を買ったりしないと難しいかもしれません。
まずは、会社間で交わした契約書を確認して、この一文があるかないかを確認してください。
あった場合、無かった場合とで対応の仕方が違うと思います。(無かった場合の対処法はちょっとわからないので、法律に詳しい人がいれば…)
はじめまして、この辺りの事、もめる事が多いですね。うちは、一人ですが、取引の都合上、有限にしており両方の立場で仕事をしております。
著作物は製作した人の物なので、依頼者は使用することはできても、所有者にはなりえません。
うちが、外部スタッフ(と私は呼んでます)に頼む場合は、最初の契約時に「使用範囲を限定した上でソースの提供」も明記しており、これに応じない場合は、おつきあいしない事にしております。
著作表示も書き換える事があるので、それなりのギャラは払っており、うちのスタッフさんたちは大むねこれで満足していただいているようです。
逆に依頼を受けた場合には「ソースは提供しない」事を約束して仕事をスタートします。
それでも、もしソースを要求された場合、
HTML、CSS、javaScriptなどの公開される物ならばまだしも、PHPスクリプトなどは絶対流出させたくありませんから、
かなりの金額(渡したくない価格)と著作表示を要求します。
先方のサーバーに設置する場合にも、使用範囲を特定して納品しておりコレを超えた場合は、あらためて請求書をおこしてます。
スタッフの能力にもよりますが、ギャラは50%を目安にしてます。
参考になりましたでしょうか?
urlはダミーで私のブログです。
私の記憶では、この外注先さんの主張は著作権法的に間違っていないと思います。
これを回避するためには事前に、できれば契約書で契約し、納品時に中間生成物も含め発注者に著作権の財産権が移転し、請負者は人格権を行使しない、としばっておく必要があると思います。
マージンについては、元請負の会社がどの程度の作業をするか次第ではないでしょうか?
受注・要件決め・実制作と大きく分けて、一般的に、受注だけなら10%程度、要素・レイアウトの要件決めまで行った場合は50%ぐらいかな、とは思います。
(ダミーです)
所有権と著作権に関しては皆さん書かれているので私は「WEB制作の外注費用」について書きます。
基本的にはどの程度作業を負担しているかによって割合が変わりますので一概には数字を出せませんが、私のところでは弊社の取り分は概ね以下の基準で算出しています。
伝票の通過だけ->10%
営業だけ->30%
一部のイラスト、写真などのビジュアルデザインを除いて全部(サイトデザイン、プログラミングデザイン、システムデザインは当方、パーツのデザインのみ外注)->80%
しかし、外注とのお金のやり取りに関しては、受注の何%という設定の仕方ではなくて、予め請負の単価を決めてから仕事を始めるほうがトラブルが少なくてよいと思います。
エンドユーザーへの納品に関しては特別な費用は無しにして全てのデーターの所有権を渡すようにしています。したがってプログラムなどのスクリプトなども見える形で渡しています。もっとも、規模の大きなスクリプトを使用する場合はASPサービスをしていてスクリプトからそのASPサービスへアクセスするようにしているのでお客さんが流用したらすぐにわかるようになっています。
htmlやcssに至ってはそもそもwebブラウザーで全部見えてしまいますので制限をかけようが無いのですね。
したがって、html部分やcssに関しては簡易的なcmsを組み込んでエンドユーザーが軽微な修正を行えるように配慮して制作業務を行う場合もあります。
エンドユーザーに渡した時点で何がどのように処理されるのかをあまりきつく縛ってしまうとお互いにやりづらいこともあると思います。
webサイト内で使用したイラストは他の宣伝で使い回しをしてもよいようにしたりして所有権等に関しては出来るだけ緩めにしています。
もちろん大元のイラストレーターなどのデーターは渡しませんが、ビットマップデーターにしてイラストを渡すこともありますし、単色であればライセンス情報を埋め込んでフォント化して利用できるようにして渡すケースもあります。(ロゴなど)
下請けでも元請でも以上のような条件で仕事が出来るようにしていますので立場が違っても条件としては変わりません。
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