THEME:「どんな工夫で成功する?楽しめる節約術」を教えて下さい
日々の暮らしとイエの中で、こんな時どうしてますか? “イエコト・ミシュラン” は、暮らしに楽しいサプライズアイデアを語らい、★(一ツ星)~★★★(三ツ星)のミシュラン評価をしていくコーナーです。ハウスキーピング、ハンドメイド、エコロジー、ヘルスライフ…毎回の質問に、あなたのアイデアをご投稿下さいね!
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※質問は9月8日(月)正午で終了させて頂きます。
長い書き込みですが、その全体に渡って、とても共感するところ大でした。特に自分らしい暮らしを追求していくと、他人が与えてくれる商品やサービスに頼ることが少なくなっていくという節約効果。暮らしを豊かにしながら結果的に支出が抑えられていくライフスタイルの創出は、本当に見習っていきたいと思います。
質素とケチは違う。質素と貧乏も、質素と我慢も違うもの。質素とはシンプルライフ。流行に流されず他人に左右されず、自分らしさを手作りしていく暮らし方、ということですね。私も目指してみたいと思います。
本当にTomCatさんはいつもポリシーをもった書き込みをされていて、すばらしいと思います。
いかに安くすまそうと考えるのではなく、いかに従来のやりかたとは違った楽しみを見出せるか探していくのは楽しいことだと思います。これがめぐりめぐって節約につながっていくんですね。
わたしは自作が楽しみのひとつになりました。DIYとかそういうのではなく、例えば綿だったら、自分で栽培してみて流れを自分の目でみて確認し、自分でつくりあげてみたいと思うようになったから、綿の種を育てて、収穫しました。
今回は数も少ないのでそのままワンコのクッションになる予定ですが、ゆくゆくは畑を借りて大量に収穫して、綿から紡いで布にしてみたいんです。こういう楽しみが増えてきました。
お仕着せのサービスに頼らない、自分だけのやりかたですごしてみるって、心も満足、体も満足できるシンプルライフになると思います。
手はかかってもいいから納得できるものを追及していきたいです♪
私はこれを今年一年の「通年サプリ」にしているんです。質素って、追求していってみると、これが楽しいんですよ。
質素に暮らすを英語で言えば「live a simple life」。けっして貧乏に耐えるとか、我慢に我慢を重ねることではありません。また、質素の類義語は質朴ですが、これは飾り気がなく素直なさま、世間ずれしないさまを表します。つまり、流行に流されない自分らしい生き方を楽しむ毎日。それが「質素を楽しむ」という暮らし方なんです。
暮らしの中に自分らしさを表現する一番手っ取り早い手段は「手作り」です。まず日常の食事。これの手作りにこだわります。自分で作れば外食よりずっと安く作れますから、節約しようと思わなくても結果的に大きな節約。私の料理は家事ではなく楽しみの一環ですから、趣味に凝るとお金が残るという理想的な状態になってきます。
色々な道具も手作りです。以前料理用のヘラを割れたしゃもじから手作りした話を書かせていただきましたが、こういう道具は自分の手に馴染む形状でないと使いにくくて、買ったはいいけど結局使ってない、なんていうことになりがちなんですよね。でも手作りなら自分に最適な形状がいくらでも工夫できますから、細工さえうまく出来れば、最も自分らしさが表現できる道具が作れます。そしてここでも本来なら市販品を購入するはずだった費用が結果的に節約できて、ケチを意識しなくても出費が抑えられます。
レジャーにも自分らしさ。私はこの夏、いつかやってみたいと思っていた鉄道の「大回り」に挑戦してきました。これはJRの場合、複数の経路を使って目的地に到達することが可能な都市近郊路線の場合(東京・大阪・福岡の各近郊区間内)、実際の乗車距離にかかわらず、経路が重複したり同じ駅を複数回通過しない限り、つまり一筆書きの経路で乗る限りにおいて、2駅間の最も安い料金が適用されるという制度を利用した楽しみ方なんです。
最も初歩的な大回りなら、山手線で隣の駅までの切符を買って、逆方向に回って一周して隣の駅に。これを複数の路線を使って、もっと大がかりにやるわけです。しかし東京の場合はこの制度が適用される区間が広すぎて、欲張って長すぎる距離を回ろうとすると、とても一日では回りきれない事態が発生します。そこでどこをどう回れば最も時間を有効に使って長い距離が乗れるかを考えます。これには接続待ちなどの時間のロスも考慮されなければなりませんから、かなり緻密な検討が必要です。
ここまで下準備に費やして出かければ、たとえ最終到達地点が歩いていける隣の駅であったとしても、満足感は憧れの海外旅行並み。初めての路線にもたくさん乗れて、車窓からの眺めも新鮮そのもの。乗車券以外の唯一の出費は駅弁ですが、このくらいの贅沢は許してもらいましょう。記念の駅弁の包装紙もおみやげに残って、家に帰ってからも旅気分満喫です。と、レジャーも私の場合、自分らしく自由にやりたいことを選ぶとこんな感じ。
日常の些細なことでも、何が本当に楽しいことなんだろうという考え方になってくると、つまらない例かもしれませんが、たとえば出先で空腹を感じた時、ここは質素に牛丼で済ますかとなる場面でも、いや、さらに質素に公園でコロッケパンといこう、狭いカウンターに座って空腹を満たすよりも、緑に囲まれた中でパンを囓った方がずっと楽しい、なんていう思考になってきます。
ここでの判断基準も、いかに安価に済ますかではありません。日常の何気ない行動の中にも、いかに従来のやり方と違った楽しみが見いだせるかということ。この積み重ねで作っていく満足ライフ。これが質素の楽しみなんです。
何が自分らしさなんだろう、何が自分にとって本当に面白いことなんだろうという視点で日常の行動を見つめ直していくことで、ケチから始まる中途半端な間に合わせとは全く違った、本当の意味で自分を豊かにしてくれるライフスタイルが見つかります。
他人から与えられる物ばかりを求めていく生き方には、金が必要です。予め他人が用意してくれた物ばかりに囲まれて生きようとするなら、それはいくら金があっても足りません。しかし、できるだけ自分の暮らしは自分自身で手作りしてみたい、自分の満足は自分らしさの中から探したいという気持ちになってくると、だんだんお仕着せの商品やサービスに頼らなくなってきますから、自然に出費は現代社会の中で暮らしを維持していくのに必要な一定額に近付いていきます。そこにどこまで接近できるかが、自分らしい暮らし作りの達成度。
ま、私の場合は一人暮らしですから、こんな気楽なことが可能なんだと思います。家族を持ったらそんなわけにいくかい、という声もたくさん聞こえてきそうです。でも、とにかく今はこんな暮らしを楽しみたいと思っています。そして将来は、こういう暮らし方が面白いと思って一緒に暮らしてくれる家族が得られたら最高だなあと思っています。そこのあなた、ご一緒にシンプルライフしてみませんか(笑)