WEBディレクターの仕事をしておりますが、デザイナー上がりなので、エンジニアの方に相談です。
システム会社にCMSを書いてもらう事が多いのですが、個人に頼む事もあります。
素人の当方には、誰が書いても同じと思われるシステムですので、当方は担当者の人間性やコミュニケーション能力で発注会社を決める事が多くなってしまいます。
しかしながら、最近では依頼するシステムの規模が大きくなってきた為、システムの良し悪しが決まるポイントや金額以外でシステム会社や個人の能力(人間性以外)を判断するポイントでは何を見ていけばいいでしょうか。
おそらく、これからも同様の仕事をされると思うので、今度やられる時に次のようなアプローチを取ってみてはいかがでしょうか?
CMSのベースをオープンソースとすること。もちろんGNUに基づくならば、その変更を行うことについて「社の秘密です」とはいえません。求められれば公開の義務が生じます。
お客様やあなたにとってみたら、CMSを作ることは手段であって目的ではないはずです。
ならば、著作権をふりかざして秘密にするゼロから書いたコードや、パッケージベンダーと決別するべきだと思います。
上で使用したCMSとカスタマイズの例を元に、次のプロジェクトも進めればいいと思います。そうしていかないと、毎回、砂上の楼閣を作っているようなもので、生産性がまったくあがりません。
どこの会社でもかように得意なパッケージというものを社としてもっており、それにあわせたやり方で仕事をしているもので、毎回、新たな気持ちで選ぶ、もしくはゼロから作らせるという話は聞いたことがありません。特に新たに書かせていては、バグなどにスケジュールを引っ張られていたはずで、ものすごく生産性が悪い(=ムダにコストを負担してきた)はずです。しかもプログラマーは腕と人間性は無関係です。
むしろカスタマイズですませられるのなら、小さいソフトウェアハウスに継続して注文を出し、その分も丸ごと仕事を取ったほうが、あなたの会社は幸せなはずです。
システムの規模が大きくなってきた場合は、当然ながら機能を分割してサブシステムとしていくつも作っていけばよいのではないか、と思います。規模の大きいWEBサイトをサブドメインで分割していくのと同様の考えです。
オープンソースの著作権を10分程度勉強しましょう。以下がURLです。
Webサイトを製作しているSEの立場から回答します。
私が選ぶ立場でしたら、まず、CMSをゼロから作るのではなくパッケージとして提供している企業、もしくは市販CMSパッケージを利用してサイト構築してくれる企業を選びます。そして、そのパッケージの実績、実際にそのパッケージを使って作られたサイトを自分の目で評価し、選ぶかどうか検討します。
独自CMSで作ったサイトにも良いものがあるのですが、評価する際、実際にどんなサイトを構築したかどうか教えてもらえないケースが多く(営業上の機密、顧客との秘密保持など)、こういう所をお付き合いをするのは難しいです。
また、個人(個人事業主)でも実力がある方はいますが、会社としては最悪のリスク(その個人が死亡するなど)も考慮しなりません。そこで、その方に外注先の社員として入ってもらうか、外注先(または派遣会社)経由で派遣してもらうなど、途中に会社組織を挟むようにします。
導入時の良さだけでなく、運用・保守の体制も大切です。作っただけで終わってしまうような相手では困ります。
また、製作会社が倒産することもあるので、独自CMSを導入していると運用が継続できなくなります。その意味でも、よく使われているCMSパッケージを利用した方が無難です。
そして最後に、運用・保守も含めた費用です。
サイトの寿命を3年とするなら、導入時費用から3年後まで、毎年どの程度の費用がかかるのか、明確な根拠に基づく見積もりを出してくれるところは信頼できますね。
現在は依頼される側ですが、一言。
デザイナーの方がディレクションをされる場合、きちんとしたRFPを作るのは難しいと思いますが、RFPに相当するドキュメントを提示してから作業あるいは見積もりを行う会社が良いと思います。
ある程度規模が大きくなると、RFPが開発途中でのバイブルになりますから。
納品物件リストに必要なドキュメント類が網羅されているか、著作権についても必要な事が明らかになっているか?は重要ですね。
また、ソースのコメントについては取り決めが無いのが普通ですが、RFPとして最低限はリクエストしておくことをお勧めします。
本来なら、システム開発に明るいスタッフを外部からでも良いので一人(常時の必要は無い)アサインできるといいのですが。
これも偏った知識でなく、様々なシステム開発経験を積んだ人だとベターですね。
おそらく、これからも同様の仕事をされると思うので、今度やられる時に次のようなアプローチを取ってみてはいかがでしょうか?
CMSのベースをオープンソースとすること。もちろんGNUに基づくならば、その変更を行うことについて「社の秘密です」とはいえません。求められれば公開の義務が生じます。
お客様やあなたにとってみたら、CMSを作ることは手段であって目的ではないはずです。
ならば、著作権をふりかざして秘密にするゼロから書いたコードや、パッケージベンダーと決別するべきだと思います。
上で使用したCMSとカスタマイズの例を元に、次のプロジェクトも進めればいいと思います。そうしていかないと、毎回、砂上の楼閣を作っているようなもので、生産性がまったくあがりません。
どこの会社でもかように得意なパッケージというものを社としてもっており、それにあわせたやり方で仕事をしているもので、毎回、新たな気持ちで選ぶ、もしくはゼロから作らせるという話は聞いたことがありません。特に新たに書かせていては、バグなどにスケジュールを引っ張られていたはずで、ものすごく生産性が悪い(=ムダにコストを負担してきた)はずです。しかもプログラマーは腕と人間性は無関係です。
むしろカスタマイズですませられるのなら、小さいソフトウェアハウスに継続して注文を出し、その分も丸ごと仕事を取ったほうが、あなたの会社は幸せなはずです。
システムの規模が大きくなってきた場合は、当然ながら機能を分割してサブシステムとしていくつも作っていけばよいのではないか、と思います。規模の大きいWEBサイトをサブドメインで分割していくのと同様の考えです。
オープンソースの著作権を10分程度勉強しましょう。以下がURLです。
素晴らしい意見とご指南をありがとうございます!
大変参考になりました。
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