http://diamond.jp/series/yamazaki/10053/
この記事で銀行の何がどう悪いのか簡単に解説お願いいたします!
バブル処理の経験から、銀行の経営が株価に振り回されることは非常に良くないことを学んだはずなのに、銀行は、企業の株式を持つことによる支配力を手放そうとせず、銀行業務と株式投資を切り離すことをしなかった。まず、銀行のそこが悪いと言っているようです。
根本的な問題は、時価会計ではなく、銀行が株式を持っていることにあるのに、銀行が、自分だけを特別扱いして、時価評価を隠すのも良くないと言っています。
この世界的金融危機で時価会計凍結が世界標準になっているからと言っても、投資家や預金者に自己責任を強いる以上、時価評価に関するデータは公開すべきだと、問題文のURLの執筆者は主張しているようです。
もっと奥の深いところを指摘していますね。銀行の仕組みを知らないとこの文章の指摘を読み取るのは難しいでしょうね。
時価会計の凍結と言うのは株価下落で資産価値が下がったのを隠すということで、例えば株価下落の直前に1兆円あったのが、現在8千億円と2千億円も損を出していたのが明確にならないということを意味します。
こんなことが許されるなら、預金残高が9千億円だとして先のままの数字を当てはめると銀行が破綻した時点で1千億円足りないことになります。もっとも、株を1兆円規模で売り出したら市場価格はあっという間に下がってしまいます。
銀行は国(金融庁)と一体となって預金者保護よりも銀行の経営幹部の保身を優先している。銀行の経営幹部が堅実な経営ではなく投機性の高い株式投資に走るという、土地投機に走ってバブルで損失を出した時の反省が活かされていないと怒っているのです。
含み益で、大きく見せてはいかん!
ということでしょうか。
はったりかますな的な…。
本業の金貸しで収益をつけてちょーだいって
感じっすかね。