あるシチュエーション(字数制限のため、コメント欄に書きました)について、
以下のA~Dの中から少なくとも一つについてお答えください。
A:もし、あなたが甲や乙と同じ立場に立たされている場合、どう考え、どう行動しますか。甲または乙(または両方)の場合についてお答えください。
D:そっくりなシチュエーションを実際に体験した事がありましたら、その時どう思い、どうしたか、を教えてください。
B:このシチュエーションを含む、もしくはテーマとした短い小説を書いてください。
C:「友人に金を貸せば、金と友人を失う」というシェークスピアの言葉があるそうですが、この言葉が彼の戯曲の中のセリフだとすると、それはなんという戯曲か教えてください。
回答オープンはある程度集まってから一斉に行います。
A:乙の立場でしたら、長い間付き合いの無かった古い友人には、そもそも金を貸さないです。
長い間付き合いが無いということはすでに「友人」ではないからです。
よほど昔に恩があれば別ですが……その場合は帰ってくることを期待せずに普通に貸すでしょうね。
甲の立場でしたら、「友人」ではない人にまで金の無心をする状態と言うことになります。
せっぱ詰まってるということなので、
「もし今お前がこのお金を俺から借りたら、
俺は今後お前を友人だとは思わないぞ…。」
と言われたとしても、それでも借りるでしょう。
友人でなくなっても契約ですからもちろん返すよう努力します。
D:沢山の人から回答があると思いますが、シェークスピア『ハムレット』
金を貸せば、しばしば金はもとより友まで失う。
借りれば倹約の心が鈍る。
ありがとうございます。こうして考えてみると、友人というのは実にデリケートな関係ですね。
言葉の方は、「借りれば倹約の心が鈍る」とつながるのですね。ありがとうございます。
問A
乙の立場に立つと、友達というのは、対等な関係だから成り立つわけで、お金を貸すと上下関係が生まれて、上手くいかなくなると思います。だから、結婚式のお祝い金ぐらいのお金(10万円ぐらい)をあげるけれど、お金は貸しません。その方がずっと友達でいられると思います。
問C
金の貸し借りをしてはならない。
金を貸せば金も友も失う。
金を借りれば倹約が馬鹿らしくなる。
[出典]
シェイクスピア[ウィリアム・シェイクスピア、シェークスピア](16~17世紀イギリスの劇作家・詩人、1564~1616)「ハムレット」
ありがとうございます。そうですね、友達とは対等な関係にありたいですね。
倹約が馬鹿らしくなるというのは、実体験にも一致しますね。
A:自分が甲だったらふざけんじゃねえ!友達だから借りてやってんだ!くらいの逆ギレをしてその金を強奪、その後もメールしたり家に遊びに行ったり、友達関係を強引に続けさせるでしょう。
でももし自分が乙だったら、まったく同じセリフを吐き捨てて、甲の前から消えるでしょう。
人間なんて所詮そんな利己的なものなんじゃないでしょうか。
ありがとうございます。利己心は、天井知らずにどこまでもいく可能性がありますものね。
D:
私は現在30台後半の男性です。
3年ほど前に13歳年下の女性に頼まれ、自動車教習所の試験に落ちて2万円、車をぶつけた修理費として8万円貸しました。私と彼女は友人関係でしたが、私の方が好きでいたため断れきれませんでした。
その後、借金は返済されることなく家は引っ越されて、電話番号は変えられ、音信不通となりました。
今では「勉強料」とも受け取れるけれども、忘れられない痛い思い出です。
典型的な金銭トラブルです。
実体験をご回答くださり、ありがとうございます。
人の陰の部分を垣間見るのは、相手が誰でもつらいですよね。
A
甲の場合:長い間付き合いの無かったんで構わず借りる
乙の場合:長い間付き合いの無かったんで貸さない
ありがとうございます。一言で言うと、都合のいい解釈をするって事ですね。人とはやはりそういうものでしょうか。
A:もし、あなたが甲や乙と同じ立場に立たされている場合、どう考え、どう行動しますか。甲または乙(または両方)の場合についてお答えください。
突然の不幸などによって、どうしても大金が必要となったら、あらゆる伝手を使って工面しようとするでしょうね。
しかし「受け取ったら友人ではない」と言われたらショックを受けるのは確実。手を出せなくなるかもしれません。でも子供の命がかかっていたりしたら、友情と引き換えに金を受け取らないとは言い切れません。
長い間連絡が無かった友人から借金の申し込みがあったら引きますね。あとは額と事情によりけりか。
それがギャンブルなど本人の責任が大きい場合は縁切る覚悟でそう言うかも。うーん、でも自分も余裕なきゃ断る可能性が大きいかなぁ。難しいですね。
B:このシチュエーションを含む、もしくはテーマとした短い小説を書いてください。
甲が久しぶりに乙のもとに電話をかけてきた。
甲と乙は趣味を通じて学生時代は意気投合した仲であったが、卒業以来十年ほど連絡が絶えていた。
一通り学生時代の仲間のことを話した後、「ところで・・・」と切り出した甲は事業が思わしくないことを話し、急場を凌ぐための資金が必要なことを話し出した。
乙も裕福な方ではないし、甲の事業のことはよくわからないが、友人が困っている様子を聞いてすぐに断るのもはばかれた。
しばらくして何とか金を工面した乙は金を渡す前にこう言った。
「甲よ、もし今お前がこのお金を俺から借りたら、
俺は今後お前を友人だとは思わないぞ…。」
乙としては、本気で言ったわけではないが、かつて純粋だった甲への友情、そして現在の彼に奮起を促すつもりで忠告したのだった。
しかし「助かるぜ、恩に着る」と言うのみで特にショックや感銘を受けた様子は無い。乙は金を渡したことをすでに後悔しはじめていた。
そして数年の時が流れた。
乙は律儀で真面目な性格が評価され、地道に社会人として実績を重ねてそれなりの境遇を得た。一方、甲は何やら怪しい仕事に手を出しているという噂を聞くが、実際のところは不明だった。
ある日突然、甲が乙のもとに訪れた。しかも以前見た時より荒れている様子だ。
乙「どういうことだ?もうお前のことは友人だと思っていないのだが」
甲「ん?何のことだよ。それよりも確実に儲かる投資話があるんだが、聞いてみないか?」
心の中で甲は思っていた。
(友とは思っちゃいないさ。カモなんだよ、お前は)
うーむ。「長い間付き合いの無かった古い友人に金を借りる」ことに良いイメージを抱いていないのでこんな嫌な話になってしまいました。
借金じゃないけど、かつての同僚(さほど仲良かったわけではない)から1年ぶりに連絡があり、会って話をしたいとしつこく誘われて、目的がわからないのではぐらかしていたら実は宗教のお誘いだったと判明したことがありました。
小説の回答ありがとうございます。実は小説の募集が主目的でしたが、応募がなくてさみしいです(笑)
オチの1行がズシンときますね。自分も同じ立場だったら、同じ事を絶対思わないって言いきれるだろうか、と考えてしまいます。
お金の貸し借りは、相手が友人だと、相手が家族であるときよりも悩みますよね。「袖擦りあうも他生の縁」と言いますが、友情とは不思議なものです。
A
甲なら、金を借りようとする時点で友情を担保にかける覚悟はします。
知らない人(含、金融機関)から借りる場合より必死で返そうとする気がします。
(よほど特別な事情でない限りは、家族以外の知人に金を借りることはしないと思う。)
乙なら、最悪の事態に対応できる自信がなければ貸しません。
踏み倒されても許せるか、逆に冷酷に借金の取立てをする覚悟がなければ。
(金と友情を失うか、友情と世間の評判を失うかどちらかですね…。)
* * *
小説回答しようかと思いましたが、考えてると大体ユウウツになっちゃいます。(^ ^;
どうもまとまらないので断念しました(そろそろ期限ですか?)。
甲が金を受け取らなかった場合、甲と乙は友人でいられるんだろうか。
どう転んだとしても、友情は金の流れに翻弄されるんだろう…。
ご回答ありがとうございます。ちょっと回答が寂しかったので、うれしいです。
モンテーニュも随想録の中で友情について語っていますが、友情って本当に不思議ですよね。
さて、私は謎解きの仕込みをしますので、終了はぎりぎりになると思います。
ありがとうございます。ハムレットだったんですね。