電子は「固体」「液体」「気体」と「プラズマ」のいづれでもあるとも言えます。
それぞれは物質の形態をマクロに見た場合の状態を指し示しているだけで、物質そのもののことを示しているのではありません。
「固体」「液体」「気体」「プラズマ」のいづれにも必ず電子は含まれます。これたの形態を構成するために必要な要素の一つでそれのみを取り出して「固体」「液体」「気体」「プラズマ」のいづれかであるのか論じることはできません。
「塩」は「洋食」「中華」「和食」のどれなんでしょう?と訊いているのと同じことです。
ありがとうございます。
物質のイオンと電子がばらばらになった状態が、全体としてプラズマというのはわかりました。
では、個別のイオンや電子は、「固体」「液体」「気体」「プラズマ」のどれになるのでしょう?
それとも、電子とは、物質ではないのでしょうか?
(プラズマ,Plasma:固体,液体、気体に次ぐ物質の第4態,Langmuirによって命名された.多数の電子とイオンが烈しく熱運動している全体とし電気的に中性の電離気体で中性気体とは質的に異なる性質を示す.地球上では稀な存在だが,宇宙の物質の99%はプラズマ状態にある.)
ありがとうございます。
多数の電子とイオンが烈しく熱運動している全体が、プラズマというのはわかりました。
それでは、電子やイオンひとつひとつは、「固体」「液体」「気体」「プラズマ」のどれになるのでしょう?
どれにもあてはまらないとしたら、電子とは物質ではないということでしょうか。
どれでもありません。
プラズマは電子のことじゃないです。>1番の
「固体」「液体」「気体」とは物質の状態のことですが、
ここで言う「物質」とは、一般的に分子の集合のことです。
(低エネルギーで、物質を構成する分子がほとんど動かない状態が「固体」、)
(高エネルギーで、分子が活発に飛び回ってるのが「気体」の状態。)
分子は、原子がいくつか集まったものです。
また、原子は「電子」「陽子」「中性子」という要素から成ります。
「電子」は「物質」より2段階ほど小さいレベルの構成要素なので、
>それとも、電子とは、物質ではないのでしょうか?
あ、要するにその通りです(回答中にコメント付いたので読みました)。
炭素やアミノ酸が植物でも動物でもないのと同じ…と捉えてください。
ありがとうございます。
>炭素やアミノ酸が植物でも動物でもないのと同じ
なるほど、そもそも、そのくらい違うということなんですね。
しかし、昔学校で、電子は衝突して跳ね返るとか、電子は原子核の周りを軌道を描いて回るとか
教わりましたが、
物質ではないとすると、玉が衝突して跳ね返るのや、太陽の周りを地球が軌道を描いて回るのとは、
同じに考えてはいけないということなんでしょうか?
電子は「固体」「液体」「気体」と「プラズマ」のいづれでもあるとも言えます。
それぞれは物質の形態をマクロに見た場合の状態を指し示しているだけで、物質そのもののことを示しているのではありません。
「固体」「液体」「気体」「プラズマ」のいづれにも必ず電子は含まれます。これたの形態を構成するために必要な要素の一つでそれのみを取り出して「固体」「液体」「気体」「プラズマ」のいづれかであるのか論じることはできません。
「塩」は「洋食」「中華」「和食」のどれなんでしょう?と訊いているのと同じことです。
>「塩」は「洋食」「中華」「和食」のどれなんでしょう?と訊いているのと同じことです。
なるほど、わかりやすいたとえですね。
>物質の形態をマクロに見た場合の状態を指し示しているだけで、物質そのもののことを
>示しているのではありません。
なるほど、非常によくわかりました。
昔学校で、電子は衝突して跳ね返るとか、電子は原子核の周りを軌道を描いて回るとか教わりましたが、
当時これを、玉が衝突して跳ね返るのや、太陽の周りを地球が軌道を描いて回るのと
まったく同じに考えようとしたため、本質的な理解ができてなかったようです。
勉強になりました。ありがとうございました。
どれでもないのじゃないでしょうか!?普通、「個体」「液体」「気体」といった物質の三態と呼ばれる状態は、原子や分子の状態についていう言葉であって、その原子を構成する素粒子である電子については、そういった言葉は使わないと思います。
・三態
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%85%8B
・電子
ありがとうございます。
なるほど、素粒子については、「固体」「液体」「気体」という言葉は使わないんですね。
教科書や科学雑誌には、原子核や電子をボールのように表現しているイラストが多いので、
原子核や電子ってボールみたいな物質なのかな、と誤解してました。
きっとそういう人は多いはずです。
>「塩」は「洋食」「中華」「和食」のどれなんでしょう?と訊いているのと同じことです。
なるほど、わかりやすいたとえですね。
>物質の形態をマクロに見た場合の状態を指し示しているだけで、物質そのもののことを
>示しているのではありません。
なるほど、非常によくわかりました。
昔学校で、電子は衝突して跳ね返るとか、電子は原子核の周りを軌道を描いて回るとか教わりましたが、
当時これを、玉が衝突して跳ね返るのや、太陽の周りを地球が軌道を描いて回るのと
まったく同じに考えようとしたため、本質的な理解ができてなかったようです。
勉強になりました。ありがとうございました。