数Ⅲ微分
http://f.hatena.ne.jp/massa-will/20081210111209
<質問>
メモにありますが、0<p<1もありうるのに、なぜx<1と断定できるのですか?
わかりやすく教えてください。よろしくお願いします。
もしかして、y^q > 0 を考えおとしてませんか?
y^q=1-x^p>0 ですが、
(1)まず、y^q=1-x^p がなりたすのはOKですよね。
(2)次に y^q > 0 (ただしq>0) は分かりますか?
(3)それが分かればおのずと 1-x^p > 0 となります。
こんにちはっす
よく考えて見ましょう。
0<p<1の範囲であっても、x>1なら、1-x^pは負になってしまいます。
例えば、まったく別のグラフになりますが、
y=n^xというグラフを思い出して下さい。
【例1】
n>1の時のグラフの形は、
x=0でy=1となりますよね。
そしてそこから右上がりのグラフになっています。
(もちろんx<0方向は左下がりです)
つまりxが0よりかちょっとでも大きかったら、
y>1になっているわけです。
【例2】
そして、0<n<1の時のグラフは、</p>
ちょうどy軸に対して反対の形になっており、
x=0でy=1。
そしてそこから右下がりのグラフになっています。
(もちろんx<0方向は左上がりです)
つまりxが0よりかちょっとでも大きかったら、
0<y<1になっているわけです。</p>
これを基にして、元の式をみてみると、
1-x^pに関して、
1<xならば、</p>
p=0の時、x^0=1⇒そして1-x^p=0
pが少しでも0よりおおきかったら、
x^p>1になってしまいます⇒1-x^p<0
※【例1】と同じ状況
0<x<1ならば、</p>
p=0の時、x^0=1⇒そして1-x^p=0
pが少しでも0よりおおきかったら、
x^p<1になってしまいます⇒1-x^p>0
※【例2】と同じ状況
というわけで、pの範囲で1-x^pの正負が決まるのではなくて、
xの範囲で1-x^pの正負が決まってしまうんです!
こんにちは。
とてもわかりやすく、すっきりと理解できました。
ありがとうございます。
y^q=1-x^p>0 ←真数条件
∴x^p<1
ここで、底をeにとって、両辺の対数をとると、e>1より、不等号の向きは変わらないから
log(x^p)<log(1)=0</p>
∴p log(x)<0
p>0だから、log(x)<0=log(1)
e>1より、不等号の向きは変わらないから
x<1
※0<(底)<1の分類はよく見ますが、指数をそう分類するのはあまり見ません。
対数をとっても考えられるのですね。勉強になりました。ありがとうございます。
自分の考えが足りませんでした。ありがとうございます。