あなたが好きな寓話を教えてください。
寓話の内容(可能であれば引用や出典のURLをお願いいたします)と、
それに対するあなたのコメント(なぜ好きか、どういう時に役立ったかなど)を
明記してください。
人生訓、仕事訓、などなど…どのようなジャンルでも、
また、昔ながらの童話から最近のコピペ系まで、いつ作られたものでも構いません。
よろしくお願いいたします。
寓話と言えば「ウサギとカメ」ですね。
これが一番いいですね。
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%86%E3%81%95%E3%81%8E%E3%81%A8%E3%...
カメのひたむきさと頑張りに人生の教訓を覚えました。
プラトンの『ゴルギアス』という対話篇でカリクレスという登場人物が欲望を解放するのがより幸せな生き方だと言ったのに対して同じく登場人物のソクラテス(プラトンの代弁者)が突きつけた「かゆくてたまらず、思う存分いくらでも掻くことができるので、掻き続けながら一生を過ごすとしたら、これもまた幸福に生きることだと言えるのかね?」という比喩です。
中々うまいことを言うなと思いましたし(相手は偉大な大哲学者なんですが…)、本当の幸福って一体何なんだろうかと考えさせられました。
ちなみに括弧内はこちらからの引用
寓話と言えるかどうかわからないのですが、昔ウイスキーかなんかのCMでやってた短い物語で、
女性が「病気の子供がいるんです」と言って男からお金を受け取る。
↓
別の男が近寄って来て言う
「おまえ騙されたな。あいつに病気の子供なんていないんだよ。」
↓
男が「そっか・・・病気の子供がいないんだ。」と笑う
金を取られたことよりも、病気の子供がいなかったことを喜ぶという姿勢。
こういう視点を変えたポジティブさは普段の生活でも役に立っています。
りんごの木の枝に1匹のいも虫が住んでいました。
ある嵐の晩、枝が折れいもむしはりんごに
掴まったまま木の下の川に落ちてしまいました。
「ぼくは、いずれ食べ物が無くなるか、干からびて
死んでしまうんだろうな」
そう思うと、いもむしはとても悲しくなりました。
「でも、あと1日だけ、とりあえず今日だけ生きてみよう」
そう思ったいもむしは、足元のりんごを
かじり始めました。りんごの船が転覆しないように
気をつけて
とうとうりんごも皮一枚を残すのみとなりました。
これ以上かじったら穴が開いて沈んでしまうでしょう。
「これで、ぼくのできることはもう何もないな」
そうつぶやいていもむしはじっと横になりました。
数日後、りんごの船から1匹の美しい蝶が飛び立ちました。
出典は誰かが作ったコピペだと思いますhttp://2chcopipe.blog122.fc2.com/blog-entry-2623.html
あきらめるのは、自分のできることをやり尽くした後でいい、というメッセージを、蝶が飛び立つという綺麗な結末で教えてくれるのがGood!
猫の首に鈴――たしかイソップの寓話だったと思います。
使い方は原義通り。一見すると理想的な提案であるけれども、実行性に難があるような時、プレゼンの最後で私は腕組みをしながら、「で、誰が猫の首に鈴を付けるの?」と質問します。我ながら嫌味な性格だと思います(苦笑)。
この嫌味を言う機会がない相手として、法律/省令や社内ルールがあります(トホホ)。
星新一さんのおみやげ
http://www.geocities.jp/web_hon/06/hoshi.htm
>人類誕生以前の地球にやって来たフロル星人。「(将来の人類の為に)おみやげを残して帰るとしよう」。宇宙船の設計図、若返りの薬、平和に暮らす方法…。タマゴ型の容器を砂漠に残し、地球を去るフロル星人。果たして人類は「おみやげ」を発見し、活用する事ができるか?
最後には人類はそのおみやげの重要性に気づかず自らの手で破壊してしまうわけですが、どんな時代でも争いをやめない人間の愚かさと共に重要な物が身近に存在していてもそれに気づかなければ何の意味も持たないと言う意味も含まれているような気がして、日々の暮らしの中で見失ってそうな自らの身の周りを再確認させてくれます。
荘子の「無用の用」の話はどうでしょうか。荘子には、他にも面白い寓話がたくさん載っています。
・無用の用
http://homepage1.nifty.com/kjf/China-koji/P-323.htm
http://nice.ciao.jp/works/No13/No13page.html
・荘子 (中国の思想) (単行本)
http://www.amazon.co.jp/%E8%8D%98%E5%AD%90-%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3...
「天知る、地知る、子知る、我知る」
中国の官僚が、賄賂を持ってきた相手が「不正があったことなんて誰も知りませんよ」と言ったのに対して「天が知っている、地が知っている、あなたも知っているし、私も知っている。これだけ知っているものが居るのに、不正が明らかにならないわけがない」といって拒否したという寓話です。(http://www.mizz.jp/word/word_19.html)
私は、少なくとも、この四者が人の行いを見ているのだから、人間の行う嘘や隠し事は必ず明らかになるし、正しい行いもまた明らかにになる。だから、常に公明正大に、四者に恥じない行動を取るよう努力しなければならない、という話だと解釈しています。
日本で言う「お天道様に恥じない」とか、
「一日だけ幸せでいたいなら床屋に行け
一週間だけ幸せでいたいなら車を買え
一ヶ月だけ幸せにいたいなら結婚をしろ
一年だけ幸せでいたいなら家を買え
一生幸せでいたいなら正直でいることだ」という西洋の言葉と、
共通するものがあるように思います。
幸運の女神テュケは前髪しか無いので、近づいてきた時にその前髪をつかむしかない。
さすがに絵画だときれいに編み上げているんですが。
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