デジタル通信は、送信者が有限な離散信号を直線的に配列して送信し、受信者がそれを離散信号列として受け取れば可能となる。コンピュータは、0と1を離散信号として用いる二元デジタルだが、人類言語の場合は、離散的な音節信号数が100程もある超多元なデジタル通信である。

デジタル通信は、回線の両端で計算処理を行うことによってデータを圧縮して送ることができるほか、デジタル信号にビットを少しつけ足し、通信路での符号誤りを訂正できる。人類は、デジタル通信に最適化した発声器官や神経中枢回路を発展させ、超多元な音節を使うことで通信路の伝送効率を高めるとともに、付加的な符号として文法規則(助詞・助動詞・副詞や動詞の活用など)を用いて、コンパクトで複雑・繊細な情報源符号化を実現している。

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回答36件)

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中枢神経回路の親和性成熟 ShinRai2009/01/07 14:29:29

>デジタル通信に最適化した発声器官や神経中枢回路を発展させ

の部分ですが、

未成熟リンパ細胞が、抗原に即した抗体を作り出すのと似て仕組みで

人間の脳細胞は、生後に外部から受ける刺激を処理するための神経

回路を組みなおします。

これは「中枢神経回路の親和性成熟」と呼びうる現象であり、人類が

極度に長い赤ちゃんの期間を過ごすという晩生性をもつゆえに可能な

ことであるそうです。

三つ子の魂百までとはよくいったものです

教えてください hiko3karasu2009/01/07 16:03:59ポイント2pt

>未成熟リンパ細胞が、抗原に即した抗体を作り出すのと似て仕組みで

>人間の脳細胞は、生後に外部から受ける刺激を処理するための神経

>回路を組みなおします。

 

脳細胞は刺激の反復によりシナプスのつながりをどんどん伸ばしていくイメージだったので、抗体を作る仕組みと同じとは知りませんでした。

そのことについて、書いてある本とか、ホームページはありますか?

抗原に対して抗体をつくるのと同じ仕組みで神経中枢回路をつくる ShinRai2009/01/07 23:25:00

それを書いているのは、

BioEssays です。

Noll, H. “The digital origin of human language – a synthesis”, BioEssays 25-5:pp489-500 (2003)

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