それに対し、「根拠ない」「ばかばかしい」「雑誌からのうのみ」などの反対意見も聞きます。
実際のところ、どうなのでしょう?
直火での焚き火は環境にどの程度インパクトをあたえるのでしょうか?
出典なども紹介していただけるとありがたいです。
(後片付けしない焚き火など、マナーの悪い行為はこれ以前の話なので、考慮からのぞいてください)
いろいろ調べてみましたが、日本語でも英語でも文献がまったく見つからないので、「焚き火は微生物を殺すからよくない」という説明はヨタ話のたぐいだと思われます。少なくとも、きちんとした検証は行われていないようです。
ただし、キャンプに行ったときに地面で焚き火をするのはよくない、というのはすでに確立した考え方で、たとえばアメリカの農務省、林野局の発行するパンフレットでも、キャンプファイアは耐火シートの上で行うようにと書かれています。
http://www.fs.fed.us/eng/pubs/pdfpubs/pdf97232815/pdf97232815pt0...
これは"Leave No Trace"(痕跡を残すな)という考えからで、アメリカのボーイスカウトや登山家、アウトドア愛好家の間では、すでにこの原則が浸透しているようです。
http://shuminoyama.web.infoseek.co.jp/yomoyama/lnt_2006.html
http://en.wikipedia.org/wiki/Leave_No_Trace
「焚き火は微生物を殺す」というのは、この原則に変な疑似科学的説明をつけたものでしょう。
また、「地面で焚き火はしない」というのはアウトドアでの原則であって、すべての焚き火に当てはまるものでもないわけです(まあ今どき市街地で焚き火する人はいないでしょうが)。
厳密に言えば環境破壊にあたるでしょう。
焼き畑の面積を+αしてるようなものですから。
しかしその程度で環境破壊だと言えるなら草1本取っただけで環境破壊です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%BC%E7%95%91%E8%BE%B2%E6%A5%A...
焼畑は否定されるときは、森林破壊という側面から問題提起されがちですね。
でも、もともと木のないところでする焚き火はそういう意味では影響なしです。
焚き火反対派の人は地中の微生物に影響ありというところを問題にしていますが、
・地中の微生物にどの程度の範囲に、どの程度の影響をだすのか?
・微生物に対する影響が環境にどんなインパクトをあたえるのか。
っていうところが不透明なんですよねー。
たき火くらいのものだと、一応微生物とかは死んでしまいますが、
微生物の生存数に比べたら、とても僅かですので
影響は無いと言ってもいいんではないでしょうか。
それよりも、火力発電の方が完全に環境破壊ですからね。
そうですねー。
でも正直どれくらいインパクトあるのか、わからないっすね。
たとえば半径5メートル(深さも)にわたって、微生物は死滅するーーーー&しばらくは再生しないー、植物も育たないっていうのならばちょっとやばいきがしちゃいますが、(ありえんと思いますが。はい)
深さ20cm程度、数日でもとにもどる。だったら影響、ほぼなしですし。。。
農家の人は野焼きをやってますが、そのために作物ができなくなるということはありません。
http://park16.wakwak.com/~wakuwaku/cgi-bin/nazenani/patiow.cgi?m...
微生物の死滅の心配をするより、ダイオキシンの心配をすべきでしょう。
なるほど。焼畑、各地でおこなわれていますもんね。
雑草が生えている庭の地面で4月に炭を使ったBBQをしましたが気が付いた時には(2ヶ月未満)雑草が生えていました。
BBQの後、始末はしましたが多少の消し炭や灰は残っていました。
ワタシの経験で言わせて頂ければ一回の焚き火程度で環境への影響は無いのではと考えます。
実体験に基づくコメント、非常にありがたいです。
ひとつのサンプルで言い切るわけにはいかないかもしれませんが、百の議論より、ってもいいますし、とても参考になります。
http://pub.ne.jp/canoe_oyako/?entry_id=428053
たき火を楽しむ』 環境保全技術としての焚き火学入門
「直火は地面の微生物を殺すので環境破壊」というのは間違いだということも、この講座を受講して知りました
この講座の情報が公開してあったらうれしいんですけど、残念です><
いろいろ調べてみましたが、日本語でも英語でも文献がまったく見つからないので、「焚き火は微生物を殺すからよくない」という説明はヨタ話のたぐいだと思われます。少なくとも、きちんとした検証は行われていないようです。
ただし、キャンプに行ったときに地面で焚き火をするのはよくない、というのはすでに確立した考え方で、たとえばアメリカの農務省、林野局の発行するパンフレットでも、キャンプファイアは耐火シートの上で行うようにと書かれています。
http://www.fs.fed.us/eng/pubs/pdfpubs/pdf97232815/pdf97232815pt0...
これは"Leave No Trace"(痕跡を残すな)という考えからで、アメリカのボーイスカウトや登山家、アウトドア愛好家の間では、すでにこの原則が浸透しているようです。
http://shuminoyama.web.infoseek.co.jp/yomoyama/lnt_2006.html
http://en.wikipedia.org/wiki/Leave_No_Trace
「焚き火は微生物を殺す」というのは、この原則に変な疑似科学的説明をつけたものでしょう。
また、「地面で焚き火はしない」というのはアウトドアでの原則であって、すべての焚き火に当てはまるものでもないわけです(まあ今どき市街地で焚き火する人はいないでしょうが)。
なるほどっ!
すごくわかりやすい回答、ありがとうございます。
痕跡を残さないっていう考え方はいいですね。
すごくなっとくできる回答でした。
ざっと検索してみたのですが、焚き火で使うような耐火シート、日本で販売しているのをみつけられませんでした。。。
もし、売っているところとかご存じだったら教えてください。
焚き火は土を殺します。
焚き火の温度は低くて摂氏数百度であり、
焚き火の中心点から半径数メートルの範囲内の土は、
いわゆる「焼き殺された」状態になります。
焚き火の「オキ」が厚く積もれば積もるほど、
また規模が大きくなればなるほど、その半径は広がって行きます。
地中の微生物やミミズや昆虫類、その幼虫やサナギや卵に到るまで、
更には植物の根や地下茎、種子など、ほとんどの生物が死に絶え、
自然の豊かな状態を回復するのに早くて数年、
場合によっては10年以上かかる場合もありえます。
これも興味深い意見ですね。
信頼できる文献へのリンクもあるとうれしいです。
でも、こういう意見、可能性もあるというのは留意していきたいと思います。
なるほどっ!
すごくわかりやすい回答、ありがとうございます。
痕跡を残さないっていう考え方はいいですね。
すごくなっとくできる回答でした。
ざっと検索してみたのですが、焚き火で使うような耐火シート、日本で販売しているのをみつけられませんでした。。。
もし、売っているところとかご存じだったら教えてください。