三島由紀夫の作品(本)や川端康成の作品(本)は、当時、何万部ほどうれたのでしょうか?

そのデータをお教えください。
ソース元(URL)などあればさらに最高です。

三島や川端に限らず、昔の有名作家の本の発行部数が
知りたいです。
誰でも良いので、情報をお持ちでしたらお教えください。

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  • 終了:2009/02/09 12:49:15
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ベストアンサー

id:nofrills No.4

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三島由紀夫『仮面の告白』

これは2万部を売りつくして1949年のベストセラーとなり……

http://www.junkudo.co.jp/syohyo0012-6.htm


伊藤整

中でも特色をなしたのは、伊藤整で『女性に関する十二章』は30万部近く売れ『火の鳥』『文学入門』などを入れると70万部近くが売れるという盛況であった。

http://www.indierom.com/dengei/society/50/50_8.htm

※『女性に関する……』はエッセイ集、『火の鳥』は小説、『文学入門』は評論です。


後者の出典は、引地正さんという方がまとめられている「検証 戦後50年のベストセラー」という連載記事の一部です(「ウエブ電藝」さん掲載)。現時点で、昭和21年から32年のベストセラー本が取り上げられていますが、ざっと見たところ部数がはっきり示されているのは伊藤整だけでした。

http://www.indierom.com/dengei/society/50/50.htm


三島由紀夫については、1960年ごろまでは出せば数十万部売れていたという記述を、同時代の作家のエッセイか何かで何度か見たことがありますが、誰がどこでそう書いていたかは今は確認ができません。60年代からどんどん政治化していくにつれ、部数はがくんと減ったそうですが、それでも数万部は出ていた、とも書かれていたと思います。


また、「出版科学研究所」さんが、データを持っておられるそうです。

当研究所では戦後間もない1946年から年間ベストセラーの集計を続けていますが、それらすべてを合わせると、ランキングは以下のようになります

http://www.ajpea.or.jp/column/column_200608.html#0825

資料閲覧については:

http://www.ajpea.or.jp/aboutus/aboutus.html


あと、地域の図書館で司書さんに質問すると、具体的なことを教えてもらえるかもしれません。


おまけ(「作家」の本ではないので):

http://www.shinchosha.co.jp/shinsho/henshucho/2005/200509.html

戦後の大ベストセラーといえば、昭和20年に360万部の大ブームを起こした『日米会話手帳』が半ば伝説になっており……

例えば、昭和初期に「円本ブーム」を巻き起こした改造社の「現代日本文学全集」も23万部説から60万部説まであって、はっきりしません(塩澤実信著『定本 ベストセラー昭和史』を参照)。

 ただ、そのような不確かな数字であることが前提ではありますが、巷間「100万部売れた」とされている作品はあります。最もよく知られているのが、改造社が円本より前に刊行した、賀川豊彦の『死線を越えて』でしょう。……


http://drupal.cre.jp/node/735

 試みに、井上ひさしさんの『ベストセラーの戦後史』(1巻)を見てみよう。

「昭和三十六年」の項では、光文社のカッパ・ブックスから刊行された『英語に強くなる本』(岩田一男)が挙げられてる。この本については、光文社の出版局の人が「サンデー毎日」の記者に「『三週間で二十万部を突破した』と語った」そうだ。

※1961年の小田実の『何でも見てやろう』が「10ヶ月で20万部」との記述もあります。

id:martytaka

貴重な情報、ありがとうございました。

やはり当時は現在より出版の市場規模は小さかったようですね。

2009/02/09 12:46:22

その他の回答3件)

id:wacm No.1

回答回数288ベストアンサー獲得回数4

ポイント23pt

出版社にデータが残っているか調べてみましたが、ダメでした。

これまでの総発行部数ではなく、当時の売れ行きでしたらきっと本や

紙データで国立国会図書館などどこかにあるかもしれません。

Wikipediaにベストセラーの項目がありました、

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%B...

新潮文庫(2005年8月現在)

の9位に川端康成『雪國』がランクインしています。

Wikiのリンク先で紹介されている、糸井重里さんのHP(http://www.1101.com/shincho/index.html)

を見てみると

第11位 三島由紀夫『潮騒』

第12位 川端康成『伊豆の踊り子』

第13位 三島由紀夫『金閣寺』

第14位 三浦綾子『塩狩峠』

第15位 カフカ『変身』

第16位 ヘッセ『車輪の下』

第17位 井伏鱒二『黒い雨』

第18位 松本清張『点と線』

第19位 井上靖『あすなろ物語』

第20位 夏目漱石『三四郎』

第21位 高村光太郎『智恵子抄』

第22位 モンゴメリ『赤毛のアン』

第23位 芥川龍之介『羅生門・鼻』

第24位 竹山道雄『ビルマの竪琴』

第25位 伊藤左千夫『野菊の墓』

第26位 三島由紀夫『仮面の告白』

第27位 芥川龍之介『蜘蛛の糸・杜子春』

第28位 谷崎潤一郎『痴人の愛』

第29位 夏目漱石『それから』

第30位 夏目漱石『草枕』

とあります。

昔の作家など、経年的に調べたいのであれば、事情をキチンと話した上で、

新潮社や岩波書店など出版社に問い合わせてみるといいかもしれないですね。

id:martytaka

当時の発行部数が知りたいです。

ありがとうございました。

2009/02/04 14:52:55
id:koume-1124 No.2

回答回数737ベストアンサー獲得回数22

ポイント23pt

http://www.1101.com/shincho/index.html

これによると川端康成『雪国』は400万部は売れたと書かれています。

id:kanan5100 No.3

回答回数1469ベストアンサー獲得回数275

ポイント22pt

夏目漱石の『吾輩は猫である』は上中下の3巻本で、大正3年の段階で上巻は36000部程度。中下はそれより少なかったとのこと。「鶉籠(坊っちゃん、草枕、二百十日所収)」はトータルで12171部売れたそうです。

http://www.asahi-net.or.jp/~BH3H-SMJY/shunyo/shunyo009.htm

 

太宰治の処女短篇集『晩年』は、「初版が五百部くらいで、それからまた千部くらい刷った筈である」「五箇年間に、千五百冊売れたわけである」と本人が書いています。『女生徒』は「初版が二千で、それが二箇年経って、やっと売切れて、ことしの初夏には更に千部、増刷される事になった」とのこと。

http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/18351_12210.html

id:nofrills No.4

回答回数874ベストアンサー獲得回数159ここでベストアンサー

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三島由紀夫『仮面の告白』

これは2万部を売りつくして1949年のベストセラーとなり……

http://www.junkudo.co.jp/syohyo0012-6.htm


伊藤整

中でも特色をなしたのは、伊藤整で『女性に関する十二章』は30万部近く売れ『火の鳥』『文学入門』などを入れると70万部近くが売れるという盛況であった。

http://www.indierom.com/dengei/society/50/50_8.htm

※『女性に関する……』はエッセイ集、『火の鳥』は小説、『文学入門』は評論です。


後者の出典は、引地正さんという方がまとめられている「検証 戦後50年のベストセラー」という連載記事の一部です(「ウエブ電藝」さん掲載)。現時点で、昭和21年から32年のベストセラー本が取り上げられていますが、ざっと見たところ部数がはっきり示されているのは伊藤整だけでした。

http://www.indierom.com/dengei/society/50/50.htm


三島由紀夫については、1960年ごろまでは出せば数十万部売れていたという記述を、同時代の作家のエッセイか何かで何度か見たことがありますが、誰がどこでそう書いていたかは今は確認ができません。60年代からどんどん政治化していくにつれ、部数はがくんと減ったそうですが、それでも数万部は出ていた、とも書かれていたと思います。


また、「出版科学研究所」さんが、データを持っておられるそうです。

当研究所では戦後間もない1946年から年間ベストセラーの集計を続けていますが、それらすべてを合わせると、ランキングは以下のようになります

http://www.ajpea.or.jp/column/column_200608.html#0825

資料閲覧については:

http://www.ajpea.or.jp/aboutus/aboutus.html


あと、地域の図書館で司書さんに質問すると、具体的なことを教えてもらえるかもしれません。


おまけ(「作家」の本ではないので):

http://www.shinchosha.co.jp/shinsho/henshucho/2005/200509.html

戦後の大ベストセラーといえば、昭和20年に360万部の大ブームを起こした『日米会話手帳』が半ば伝説になっており……

例えば、昭和初期に「円本ブーム」を巻き起こした改造社の「現代日本文学全集」も23万部説から60万部説まであって、はっきりしません(塩澤実信著『定本 ベストセラー昭和史』を参照)。

 ただ、そのような不確かな数字であることが前提ではありますが、巷間「100万部売れた」とされている作品はあります。最もよく知られているのが、改造社が円本より前に刊行した、賀川豊彦の『死線を越えて』でしょう。……


http://drupal.cre.jp/node/735

 試みに、井上ひさしさんの『ベストセラーの戦後史』(1巻)を見てみよう。

「昭和三十六年」の項では、光文社のカッパ・ブックスから刊行された『英語に強くなる本』(岩田一男)が挙げられてる。この本については、光文社の出版局の人が「サンデー毎日」の記者に「『三週間で二十万部を突破した』と語った」そうだ。

※1961年の小田実の『何でも見てやろう』が「10ヶ月で20万部」との記述もあります。

id:martytaka

貴重な情報、ありがとうございました。

やはり当時は現在より出版の市場規模は小さかったようですね。

2009/02/09 12:46:22

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