歴史ミステリの小説をお薦めしてください。
現代が舞台ではなく、歴史上の人物が史実における謎を解いていくような話です。ただし時代小説における捕物帳ジャンルは除きます。
例えば明治時代の人物が坂本竜馬暗殺の謎に迫る、みたいな。
ネタバレにならない程度に概要紹介(またははまぞうの紹介やamazonのURL)とお薦め理由を必ず書いて回答してください。
例として、私が読んだことある作品をあげておきます。
飯嶋和一『神無き月十番目の夜』
井沢元彦『猿丸幻視行』、『義経幻殺録』、『ダビデの星の暗号』
加藤廣『信長の棺』
中津文彦『闇の竜馬』
海外物ですが、かつてシオドー・マシスン『名探偵群像』創元推理文庫という短編集を読んだことがありました。
「名探偵アレクサンダー大王」
「名探偵ウマル・ハイヤーム」
「名探偵レオナルド・ダ・ヴィンチ」
「名探偵エルナンド・コルテス」
「名探偵ドン・ミゲール・デ・セルバンテス」
「名探偵ダニエル・デフォー」
「名探偵クック艦長」
「名探偵ダニエル・ブーン」
「名探偵スタンレー,リヴィングストン」
「名探偵フローレンス・ナイチンゲール」
トリックも登場人物も粒ぞろいで一粒で十回おいしいです。
例えば第一話は探偵が殺人の被害者で、加害者も意外な人物です。
アレキサンダーの死因は今でもミステリーなので、それはそれで読後感がまします。
このジャンルは海外物はまだ手にしたことがないので歓迎しますよ。
確かに登場する探偵役を見ても粒ぞろいですし、一冊でずいぶん楽しめそうです。
ビーケーワンの書評を見ると、それぞれの時代において謎を解くということですが、アレクサンダー大王の死のような史実もあれば創作もあるのかな。
なんとなく「織田信長推理帳」っぽいですね。
http://www.amazon.co.jp/%E8%AC%80%E7%95%A5%E3%81%AE%E9%A6%96%E2%...
『時の娘』ジョゼフィン・ティ
http://www.amazon.co.jp/%E6%99%82%E3%81%AE%E5%A8%98-%E3%83%8F%E3...
文章も平易で非常に読みやすいです。
んん?
質問の意図に合っていませんが・・・。
短編の中から選びました。
小松左京著『遷都』(ケイブンシャ文庫、集英社文庫)より
http://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/4766922026?tag=hikarica...
http://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/B000J7WOLC/ref=sr_1_olp...
・「応天炎上」…応天門の変を菅原道真が謎解きをします。それ以外にも歴史上
の有名人が登場します。(どう登場するかはネタバレになるの
でひかえさせていただきます)
・「糸遊」…紫式部が源高明の排斥事件の謎解きをします。藤原氏という一族を
描こうとするというのが大きなテーマになっています。そして、彼
女がなぜ源氏物語を書いたのかというのがもう1つのテーマになっ
ています。
・「遷都」…長岡京遷都の際に発生した藤原種継暗殺事件をとりあげています。
ただ、これは”歴史上の人物が謎解きをする”という話ではありま
せん。
いずれも、有名な時代?とはいいがたいので、日本史の基本的知識必要かもしれま
せん。しかし、その知識をちがう側面から見ることが出来るという意味では面白い
本だと思います。短編ですので読みやすいですし。
なお、この本はすでに絶版みたいですが、図書館等では見つけやすいかと思います。
また、この本を取り上げたblogも紹介します。
『遷都』
こちらの内容にはどうも見覚えがあるのですが、手元の小松左京本の中には見つかりませんでした。もしかしたら、かつて買いたいと思ったものの、入手困難で諦めたのかもしれません。
紹介いただいたサイトに詳しく書いてありますね。ウィキペディアにも載っていないそうですが、隠れた名著ですね。ハルキ文庫で出してくれないかな・・・。
森雅裕『モーツァルトは子守唄を歌わない』
乱歩賞受賞作なのでご存じかも知れませんが、ベートーヴェン(とその弟子のチェルニー)が、モーツァルトの死の謎に挑む物語です。ベートーヴェンはなぜかハードボイルド探偵風で、チェルニーとの掛け合いにもニヤリとさせられます。
えーと、知りませんでした・・・。以前チェックした時に直木賞受賞作品は結構読んでいたのですが、乱歩賞作品はほとんど読んでいなかったのですね。江戸川乱歩好きなのに変だなぁ。
今回の質問のお題だと、意外な人物が探偵役になっているのが面白いですね。ベートーヴェンなんて意外性ありすぎ。どんな内容か気になるし、挿絵がパタリロの魔夜峰央氏というのも楽しそう。これも読んでみたいです。
というわけで今度はこちらの方を。
と言ってもなかなかパッと思いつかないのでつらつら検索していたら、
↓のサイトを発見しました。
この中で私が読んでいるのは
くらいでした。
どちらも既読かもしれませんが、そうでなければ是非。
ただどちらも「史実」という点では少し弱いかな。
しかし…探しておいて自分がこのリストを片っ端からつぶしていきたいと思ったりして。
以上ご参考まで。
歴史小説を集めたHPならいくつか知ってますが(rikuzaiさんからも前に教えてもらいましたね)、こんな趣向のHPがあったとは驚きです。まさに「意外な人物が探偵役」小説を探すのにうってつけですね。私もこのリスト見ているだけでも、興味わいてくる本ありますよ~。
さて、お薦めいただいた2作はどちらも未読でした。
確かに歴史上の謎というより、史実の人物がまだ世に出る前に体験した事件を解くって内容ですね。
『春朗合わせ鏡』は著者らしく美術面から江戸情緒たっぷり。
『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』は大物ゲストとの競演が期待。
これはこれで面白そうです。
歴史小説を集めたHPならいくつか知ってますが(rikuzaiさんからも前に教えてもらいましたね)、こんな趣向のHPがあったとは驚きです。まさに「意外な人物が探偵役」小説を探すのにうってつけですね。私もこのリスト見ているだけでも、興味わいてくる本ありますよ~。
さて、お薦めいただいた2作はどちらも未読でした。
確かに歴史上の謎というより、史実の人物がまだ世に出る前に体験した事件を解くって内容ですね。
『春朗合わせ鏡』は著者らしく美術面から江戸情緒たっぷり。
『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』は大物ゲストとの競演が期待。
これはこれで面白そうです。