THEME:「瓶」「お守り」「天井」+「縁起物」
「今日をちょっと楽しく、イエで過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら…」と展開してきた “リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつ、FORTUNEバージョン。FORTUNEとは「幸運・幸せ」。毎回のテーマに沿って、イエと暮らしに幸運を呼ぶコト、ハッピーにするコトを思いとともにメッセージ下さいね。
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※質問は3月30日(月)正午で終了させて頂きます。
まず寺山修司氏がやっていた演劇グループを思い起こします。私はその実際は全く見たことがないんですが、一時期演劇をやっていたことがあるので、状況劇場の唐十郎、早稲田小劇場の鈴木忠志、黒テントの佐藤信の各氏と並ぶ日本の演劇界を語る上で欠かせない歴史のひとつとして、強い憧れを抱く存在でした。
天井桟敷という劇団名はもちろんマルセル・カルネの映画「Les Enfants du Paradis(邦題・天井桟敷の人々)」から取った物と思われますが、寺山修司氏いわく、好きな演劇を好きなようにやりたいという理想を持つなら、アングラ、地下じゃだめだ、もっと高いところへ自分を置こうと思ったんだ、みたいなことを、雑誌のインタビューで語っていたと言われています。こういう発想っていいですよね。
またある意味、天井桟敷とは、最も庶民的な客席を意味しますから、自らをその位置に置くことで、観客の視点から見た芝居の創造、観客と一体になった創作空間の実現などを目指したのではないかと、私はそんなふうに理解しています。
また、歌舞伎などでは、「大向こう」のお客さんを身内同然に扱っていたんですよね。大向こうの常連客は芝居の進行に欠かせないスタッフ扱いで、多くは「木戸御免」という無料入場特典で遇していたんです。
そういう観客との一体感を大切にした小劇場が、私は好きです。それに憧れて、ガラにもない芝居を、ちょっと囓ってたりしたのかなあと、今考えると、そんな気がしています。天井桟敷。いい響きです。
昔は劇場や映画館が今よりもずっと大きな規模の建造物として造られていました。
なにしろテレビなんて普及する前のことですから、大勢の人をいっぺんにたくさん収容する必要があったわけです。
天井桟敷というのは客席の一番後ろ、天井近くまで階段を上らないとたどり着けない席のこと。
舞台からは一番遠く、入場料は一番安く。
現在では歌舞伎を上演する劇場として再スタートしていますが、今から25年前、大阪ミナミの松竹座は映画館でした。
ミナミは映画館や劇場の多い町なのですが、その中でも松竹座は別格に思われました。
その造りの立派さ、格を感じさせるたたずまいと言っていいでしょう。
何度かその映画館で観ましたが、一番良く覚えているのは「カラーパープル」という作品。
高校生がデートで観るような作品でなかったから、逆によく記憶しています。
ずいぶん遠くにスクリーンがある、今思えば貴重な体験でした。
天井桟敷は別名「大向こう」とも呼ばれます。
歌舞伎はよく知らないのですが、大向こうからよいタイミングで「何々屋!」って声がかかるんですよね。
大向こうをうならせる、大向こうに受ける、なんていう言い回しもここから発生しているものです。