そして、専門家が危惧する、まだ存在していないはずのこのウイルスの変異型(例えば、H1N1型→H5N1型)。
上記のように一旦、H1N1型に対する免疫が備わっても、このように型が変化してしまっては役に立たないのでしょうか。
また、ここまで大きな変異ではなく、わずかな変異(変異はしても、型はH1N1型のまま)であっても、やはり最初のウイルスに対してしか有効ではないのでしょうか?
ウイルス表面抗原、特にHAに対する免疫は、感染を抑えます。しかし、一つの型、あるいは亜型に対する抗体は、別の型、あるいは亜型の感染をほとんど阻止できません。さらに、同じ亜型のウイルスであっても、大きな抗原変異を起こせば免疫は有効ではありません。インフルエンザが毎年流行し、ワクチン株を毎年選択する必要があるのは、HAの抗原性が変化するためです。抗原変異は、大きく連続変異(小変異)と不連続変異(大変異)に分けられます。同じ亜型の中で少しずつ変異を繰り返すのが連続変異で、流行を繰り返す度に起こっています。HAあるいはNAがまったく別の亜型に変わる変異は不連続変異です。すなわちこれは新型インフルエンザの出現ということで、パンデミックを心配しなければなりません。
少しでも変異してしまえば免疫は無効になります。
新型に限らずインフルエンザウイルスはすべてそうです。
ウイルスは1~3年で変異してしまうため、免疫がついても翌年にはまたかかってしまうのです。
型が変わると免疫効力はありません。
インフルエンザ一度かかれば、免疫機構に関係する一部の細胞が数年は記憶していて、再び同じウイルスが体内に侵入すると、免疫機構がすばやく働いて2度目は症状が軽く済むといわれます。ただし、インフルエンザでもさまざまな型があり、型が異なればワクチンの効力はありません。
ウイルス表面抗原、特にHAに対する免疫は、感染を抑えます。しかし、一つの型、あるいは亜型に対する抗体は、別の型、あるいは亜型の感染をほとんど阻止できません。さらに、同じ亜型のウイルスであっても、大きな抗原変異を起こせば免疫は有効ではありません。インフルエンザが毎年流行し、ワクチン株を毎年選択する必要があるのは、HAの抗原性が変化するためです。抗原変異は、大きく連続変異(小変異)と不連続変異(大変異)に分けられます。同じ亜型の中で少しずつ変異を繰り返すのが連続変異で、流行を繰り返す度に起こっています。HAあるいはNAがまったく別の亜型に変わる変異は不連続変異です。すなわちこれは新型インフルエンザの出現ということで、パンデミックを心配しなければなりません。
みなさん、ありがとうございました。
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