THEME:「薬」「干支のモノ」「階段・梯子」+「縁起物」
「今日をちょっと楽しく、イエで過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら…」と展開してきた “リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつ、FORTUNEバージョン。FORTUNEとは「幸運・幸せ」。毎回のテーマに沿って、イエと暮らしに幸運を呼ぶコト、ハッピーにするコトを思いとともにメッセージ下さいね。
豊かな暮らしをつくっていく〈イエはてな〉のマインドで、みなさまのご参加をお待ちしています!
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「Welcome to イエはてな」
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080731
テーマ詳細とサプリ例
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20090701
プレゼント変更ご案内
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080729
※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。ご回答頂く時にもご参考下さい。また投稿期間中はできるだけはてなスターのご利用を控えて頂けますようお願いいたします。
※質問は7月6日(月)正午で終了させて頂きます。
心の上薬となるマンガを探すのはいいなあと思います。
私はマンガが好きでよく読んでいるんですが、ほんわりと優しい気持ちに慣れるマンガはいいですよね。
めぞん一刻も好きで毎週アニメを楽しみにしていました^^
ばうばうと鳴く犬の総一郎さんも好きでした、人間の総一郎さんが持っていたヤキトリにつられてついてきた犬さんなんですよね(笑)
私のお勧めは「夏目友人帳」です。
いまも「LaLa」で連載をされています。
http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%8F%E7%9B%AE%E5%8F%8B%E4%BA%BA%E5%...
物の怪をみることの出来る少年と妖怪たちや少年の周りの人たちとのお話で、切なくなる話もありますが読んでいると優しい気持ちになります。
雑誌のふろくにニャンコ先生ビーチボールとか可愛いのがたくさんで心ひかれています(笑)
アニメ化もされていて、「一声の声」という主題歌も素敵です。
http://www.youtube.com/watch?v=elzOury1G9w&feature=related
戦い物や強さを求めたりとか刺激の強いマンガが多い中で、ほんわりとした気持ちになれる模作品に出会えるとうれしくなります。
少年誌にもたくさん優しくなれるマンガが増えればいいのにと思ってしまいます。
甥っ子は週刊の少年誌を読んでいるんですが、戦い物よりギャグが好きなようです。
学校でみんながそれぞれに作る新聞があるそうなんですが、それにマンガも描くとがんばっていて、前に見せてもらったネコのマンガを描くらしいです(笑)
また会ったときにその新聞を見せてもらいたいです^^
考えてみると、70~80年代は名作と呼べる漫画が多数輩出された時代でしたね。というか、20年、30年という歳月を経て今に伝えられた作品が「名作」と呼ばれている、ということなのでしょう。
「夏目友人帳」はいいですねー。これはきっと後年「名作」と呼ばれて読み継がれていく作品になると思います。あやかしという存在との触れ合いを通して、それは忌むべき物ではなく、人と同じ命を持ち意志を持つ存在なんだと気付いていく。悪意を持つあやかし、人と敵対するあやかしも多い中で、それでも人外の存在に誠実な目を向けていこうとする少年。
私は、優しいというより、もう不器用に近い夏目貴志が大好きなんです。そして、最初は夏目に付きまとって友人帳を手に入れようとしていた巨大あやかしも、いつしかニャンコ先生として、これまた不器用なほどに夏目に惚れ込んで守護してしまう。人もあやかしも、みんな素朴すぎるほど素朴に愛に満ちている世界。自然の中での人の本来あるべき姿を見せてくれる作品だなあと思います。
今、コミックスは8巻まで出てるでしょうか。おそらくまだまだ続いていきますよね。これも将来、めぞんに匹敵する作品になりそうです。
上薬とは、ハザマさんがサプリ例で述べてくれているように、漢方の考え方です。「神農本草経」という書物に書かれている薬は上薬・中薬・下薬に分類されています。
・上薬→生命を養う物。身を軽くし、体を益す、この極致は不老長寿の薬。無毒で長期服用しても人を害しない。→胡麻や人参などがその代表例
・中薬→病気の予防や治療、体力増強などのために用いられる物。体質や症状によって無毒の場合もあるが有毒の場合もある。→芍薬、葛根、乾姜、麻黄などがその代表例
・下薬→病を治すために用いられる物で、副作用も強いので長期の連用は避け、用法・用量に十分な注意の必要な物。→大黄、附子、半夏、黄柏などがその代表例
最近のマンガは、娯楽やストレス解消などにはいいですが、副作用もあり、のめり込まない方がいい作品が多いですね。読者の対象が子供でない場合が多くなったので、毒のある表現が多く、読むのは自己責任でというマンガが多くなりました。これを薬にたとえるなら「下薬」です。一時のくつろぎには効果が高いですが、長期の連用は避けたほうが良さそうな感じです。
アニメ化されるような作品は、基本的に放送コードに引っかからない内容と考えてよく、まぁ安心して見られる物が多いようですが、それでも読者によっては毒になる作品もあるようです。これを薬にたとえるなら「中薬」です。ジョークやパロディが理解できない、フィクションを真に受けてしまうなどのタイプの人は要注意です。
しかし、長く読み継がれてきた作品には、薬にたとえるなら「上薬」と言える作品がありますね。特に親の代から読み継がれてきたような作品は、時代が変わっても価値が変わらないという検証済みの作品と言えますから、そういう作品には安心して共感の思いを抱くことができます。
めぞん一刻 1 新装版 (ビッグコミックス)
たとえば、「めぞん一刻」。
ビッグコミックスピリッツ創刊号(1980年11月号)から7年にわたり連載し続けられた大長編作で、連載終了から20年をへてもなお、コミックスの新装版が出されたり、テレビドラマ化されたりしている名作です。ストーリーは今さら説明するまでもないと思いますが、本当にピュアな青春が高らかに歌い上げられています。
陽あたり良好! (1) (小学館文庫)
あだち充の「陽あたり良好!」や、
みゆき 1 新装版 (ヤングサンデーコミックス ワイド版)
「みゆき」なども、マンガの上薬と言える作品の一つだと思います。「陽あたり良好!」は1980年~1981年にかけて少女マンガ誌に連載されていたもの、「みゆき」は1980年~1984年にかけて少年誌に連載された典型的な青春マンガですが、こういう作品に触れると、なんだか自分が浄化されて素直になっていく気がします。
田渕由美子 作品集★1 フランス窓便り
70年代中盤から80年代中盤にかけて、少女誌「りぼん」の看板作家として活躍された時代の田渕由美子さんの作品も、私としては一押しです。人と人とが心の中の一番優しい部分で触れ合っていったら、どんな人間模様が生まれるか。そんなストーリーを見せてくれます。それでいておとぎ話ではなく、真心さえ大切にされるなら現実に起こり得るという等身大のドラマなのです。心の棘が取れて優しくなってきます。
ほかにも、心の上薬といえるすばらしい作品がたくさんあると思います。もちろん今現在もそういう作品は多数あると思いますが、10年20年と長い年月、変わらぬ高い評価を受け続けてスタンダードとなっていった作品を自分なりに発掘して、心の上薬としていくのも意義深いと思います。