小説の書き方の本がいくつか出ています。一度読んでみたいと思ったのですが、どれが良いのかさっぱりわかりません。アマゾンの星はあまり信用ができないので、実際に読まれた方になぜ良かったのか理由をお聞きしたいです。
上の人が書いている久美沙織は確かにおすすめ。
実践的です。
求められているのはかなり高度な内容なので、実際にいま売れている本がここで語られているレベルに達しているかというと、微妙かも(^^;)
シナリオの本も、小説を書く上で役に立つとよく言われていますね。
「文章読本の書評」という珍しいジャンル。
古今の大量の“文章の書き方”に、意地悪な視点でツッコミを入れています。むしろ、この1冊があれば他の人の文章読本は読まなくていいかも。というぐらい、各自のハウトゥや、各著者(小説家やライター)の心理が抽出されてしまっているのです。読み物としてもとても面白いですよ。
パスティーシュ(模倣小説)の名手による文章作法。
子供たちの作文を観察してきた人なので、手法が具体的です。
“小説”というより“文章全般”で、他人に読みやすい根元がしっかりした文章を書く上で、とても勉強になりました。
作家である著者が、編集者の依頼の内容や、そこからどう取材して思考していったかなど、自分の経験から語っているので参考になります。
《マルドゥク・スクランブル》を読んでいたら、さらに楽しめるでしょう。
さらに経験談だけではなく、どうすれば書いている小説が面白くなるのか、また内容に説得力が出るかなど、詳しい技も書いてあるので、執筆が行き詰まった時にはふたたび開いて読み返したくなる本です。
色々具体的な話が多くて面白かったです。
新人賞の選考のバイトやった時の話とか、異世界を描く時の注意とか。
-本編目次-
第1回 小説以前から練習する
第2回 長編のかきだし
第3回 エンターテイメントとは何か
第4回 マクガフィンを使いこなせ
第5回 登場人物のなかの葛藤
第6回 なぜ一人称小説は難しいのか
第7回 ジャンルに合ったことばを選ぶ
第8回 新人賞応募のための心得
第9回 プロの下手な作品を基準にするな
小説工房―小説は自分で書いたほうがおもしろい! (NIFTY‐Serve F BOOK)
小説工房〈Vol.2〉 (NIFTY-Serve F book)
昔ニフティサーブにあったFBOOKというフォーラムで出されたもの。
* 一度書いたらどんどんけずる。半分くらいの長さになるまでけずる。
* 接続詞、代名詞は取る。国語の接続詞の穴埋め問題があるが、無くても入れれるということは無くても意味がわかるということ。
* 声に出して読んでみる。これはすごく有効。文章がおかしいと声にだして読むとすぐわかる。
* 最初の数行に一番面白いものを書く。出だしで引き込めないとだめ。
* 謎を書く。ミステリーとかは謎で読者をひきつけて読ませている。
* 対立を書く。登場人物達に目的と対立をもたせる。
* ネタ帳を持って面白いことを思いついたらいつでも書く。
* 視点をそろえる。1人称なら1人称。三人称なら三人称でそろえる。最初は三人称がいい。1人称だと主人公に見えない事柄が書けないから。
* 説明を書かない。主人公の行動などで表す。
* どんどん人に見てもらって感想を聞く。悪い感想でもお礼をいう。
後、読んだことがあるのは
スペース・オペラの書き方―宇宙SF冒険大活劇への試み (ハヤカワ文庫JA)
天気の好い日は小説を書こう―ワセダ大学小説教室 (集英社文庫)
私はまだ何も書けていないので回答権があるのかどうか、不安ではあるのですが、とりあえず自分が参考になったと言う本を。
http://item.rakuten.co.jp/book/1456562/
『一億三千万人のための小説入門』高橋源一郎・著
技巧書ではなく、心構えと言うか、どう立ち向かうものなのかを記している本です。これを読んでも多分小説は書けないとは思うのですが、ともかくも、小説を書くということがどういう事なのかをこの本で学んだつもりです。
http://item.rakuten.co.jp/book/201644/
『シナリオの基礎技術』新井一・著
小説の本ではありませんが、ストーリー作製に関するノウハウが書かれています。私は構成方法が勉強になりました。
http://item.rakuten.co.jp/book/1011530/
『演劇入門』平田オリザ・著
戯曲執筆の為の本です。取材法やテーマについての考え方が面白く、ためになりました。
お前はこんな本ばかり読んでいるからダメなんだって言われそうな気がしますが、私は小説を書くには何を読もうか、と聞かれたらこの三冊を推します。
3冊中2冊は小説の本ではありません。また、『一億三千万人のための小説入門』も読んでも小説を書けるようにならないのであれば意味がありません。
かつて大学時代に、講談社ノベルズの担当編集者から、キャラクターの立て方についてはこの本を読んで勉強しろ、と言われて読んだのがこの本(の古い版)です。
サルまん 21世紀愛蔵版 上巻 (BIG SPIRITS COMICS)
サルまん 21世紀愛蔵版 下巻 (BIG SPIRITS COMICS)
マンガについて書かれた本ですが、小説でも同じ観点が役立ちます。
純文学ではなくノベルズ系の作品を書きたいのであれば、参考になると思います。
ちなみにこの担当編集者さんは、京極夏彦を発掘した人です。
いわゆる小説読本とは違う視点ながら非常に面白そうですね。
サルまんのタイトルを聞いたことはありましたが、内容はしりませんでした。
非常に有益な情報をいただき、ありがとうございました。
上の人が書いている久美沙織は確かにおすすめ。
実践的です。
求められているのはかなり高度な内容なので、実際にいま売れている本がここで語られているレベルに達しているかというと、微妙かも(^^;)
シナリオの本も、小説を書く上で役に立つとよく言われていますね。
「文章読本の書評」という珍しいジャンル。
古今の大量の“文章の書き方”に、意地悪な視点でツッコミを入れています。むしろ、この1冊があれば他の人の文章読本は読まなくていいかも。というぐらい、各自のハウトゥや、各著者(小説家やライター)の心理が抽出されてしまっているのです。読み物としてもとても面白いですよ。
パスティーシュ(模倣小説)の名手による文章作法。
子供たちの作文を観察してきた人なので、手法が具体的です。
“小説”というより“文章全般”で、他人に読みやすい根元がしっかりした文章を書く上で、とても勉強になりました。
作家である著者が、編集者の依頼の内容や、そこからどう取材して思考していったかなど、自分の経験から語っているので参考になります。
《マルドゥク・スクランブル》を読んでいたら、さらに楽しめるでしょう。
さらに経験談だけではなく、どうすれば書いている小説が面白くなるのか、また内容に説得力が出るかなど、詳しい技も書いてあるので、執筆が行き詰まった時にはふたたび開いて読み返したくなる本です。
回答者 | 回答 | 受取 | ベストアンサー | 回答時間 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | kumaokumao | 57回 | 44回 | 0回 | 2009-07-09 14:14:30 |
本のわかりやすい紹介と要点について教えていただきありがとうございました。
読んでみます。最後の2冊についてもおすすめということでしょうか。感想などいただけたらより助かりました。