両親が会社を経営しています(有限会社)。
両親が役員で、その他に従業員として常用の方が一人と、
パートの方を数名雇っています。
常用の方のお給料は20万円以上で、
パートの方は7万円くらいです。
このたび、会社自身も関与するある手続に際して、
源泉徴収簿と源泉徴収票の提出を求められたのですが、
源泉徴収簿の備え置きはしておらず、
また、みなさんのお給料からも
源泉徴収を行っていないことがわかりました。
役員である両親も源泉徴収は行っていなかったようで、
年に一度の確定申告で手続をしていたそうです。
この場合、国から何かペナルティなどを受けることはあるのでしょうか。
また、源泉徴収をしていなかった分をさかのぼって徴収されるなどの、
厳しい措置等も行われるのでしょうか。
どうか、宜しくお願い致します。
源泉徴収しなっかった場合、罰則として本来徴収しなければいけない金額に対して延滞税が加算されると思います。
源泉徴収税額表
http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/zeigakuhyo...
パートの人に関しては、他の会社から給料をもらっていなければ月7万の給料であれば、月々の源泉徴収は0円なので問題ないです。
問題は役員である両親の源泉徴収分と常用者の給料分ですが
まず役員である両親に関しては確定申告は行っているので、所得税の未納は無いと思います。ただ月々の役員報酬の源泉徴収分をおさめっていなかったということなので、その分の延滞税分は罰則として納めなければいけなくなります。
常用の方の分ですが、個人で確定申告を行っていて所得税を納めていれば役員である両親と同様、延滞税分のみ追徴金となると思います。
ただ確定申告を行っていなければ、所得税を納めていないということになりますので、さかのぼっておさめる必要があります。
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/nofu-shomei/entaizei/entai.html
給与や報酬を払った場合に源泉徴収しないのは所得税法違反です。
http://www.nta.go.jp/taxanswer/gensen/2502.htm
早急に手続きを、
場合によっては未納・脱税として加算税やその他処分がなされると思います。
また、労働者を雇用した場合には労災・雇用の労働保険、
健保・年金の社会保険への加入が状況に応じ義務とされます。
さらに、賃金台帳を整備して、労働時間や賃金の記録を付け保存する義務もあります。
http://www.houko.com/00/01/S22/049.HTM#s12
108条
他にも色々と問題ありそうですね。
従業員から訴えられた場合には、損害賠償や慰謝料なども発生する可能性があります。
きちんと手当するようにして下さい。
すでに回答されている通り、追徴課税される可能性が高いです。
事情を説明すれば、脱税には問われないと思いますが‥‥。
老婆心ながら、住民税、各種社会保険(年金、健康保険、労災保険、雇用保険、等)についても、きちんと処理しているかどうか確認した方がよろしいかと存じます。
状況が複雑になるようでしたら、商工会議所や税務署から会計士を紹介してもらうなどして、この際、きちんとした処理をしましょう。
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