私は中学、高校と6年間野球部にいたのですが、先輩に言われて毎日のように走らされました。中学では1日5km~10km、高校は10km~20kmです。「第二陸上部」とか、「陸上部の2軍」と揶揄されたこともあります。こんなにも走らされて実際に試合に出してもらえるのかというと、決してそうではないですし。ちなみに私は投手をしていましたが、走ったことによってピッチングに何か変わったことがあったかというと、決してあまり変わりませんでした。なんか今思うと、やり損のような気がします。
私は既に中学、高校も卒業しているのですが、私の甥や姪が中学、高校で私とは違う運動部に入っていますが、週に1日は走るそうですが、毎日のように走っているなんていうことは聞きません。ちなみに甥は今中学生で卓球部、姪は高校生で剣道部です。
持久力や瞬発力を鍛えるいちばんの基本だからでしょうね。
競技に必要なコートの広さ、そして試合時間中にどれだけ走らないといけないのか、
瞬時に相手よりも早く走り出す技術が求められます。
試合中にバテるようでは、使えません。
それと、野球部やサッカー部に限らず、競技種目なので、ある程度の忍耐力も必要です。
それを見極めるためにも、1年生は特に走り込みをさせられます。
悪い言い方をすれば「ふるい落とし」でしょうか。
監督さんによっては、ここであきらめずに走ってる人を第一段階として「根性がある」と認める人もあるといいます。
私はテニスをやっていたので、練習の前には、やはりランニングがありました。
理論から言うと、ランニングの効果として、心肺機能の強化、足腰の筋肉や骨格の発達の促進などがあげられるようです。(とはいうものの、やりすぎはむしろ害があるようです。)そのため、運動部の基礎訓練として取り入れられているようです。また、精神面の鍛錬にもなるようです。
やはり、試合中にずっと集中できる体力と持久力が必要だからじゃないでしょうか。そのためには、走って体力・気力の向上を図るのが一番だと思います。特に、野球やサッカーなど体力や持久力を必要とするスポーツでは、途中でばてて試合にならないじゃ話にならないと思います。今思うと、やり損のような気がするとのことですが、体力・気力が向上したおかげで、仕事がきつい時など他の人が根を上げるような時でも、高校の部活の時の練習に比べれば楽なものと思って頑張れるのではないでしょうか。
一つ目の理由は、ただの「しごき」です。
忍耐力を鍛えるという側面もありますが、プロの世界ではあんなに走りませんし、必要以上に走っていることは明白です。
もう一つの理由は、「文化」です。
なぜそんな文化が生まれたかというと、野球というのは非常に場所を多く取るスポーツで、しかも練習にはばっとやボールが必要ですから、物が少なかった時代には一部の人以外は走ることぐらいしか出来なかったわけです。
ただ、サッカーについては90分間全力疾走出来る体力が理想なので毎日走るのはおかしいことではありません。
球拾いよりはマシだからでは?
ピッチャーって一人に対してキャッチャーが一人必要ですし、全員が投球練習をしていたら本来チームに1人2人しか必要の無いキャッチャー役が多すぎてしまいます。
もし投球施設が整っているのに走らせているなら本当に無駄ですね。
足腰が強いと長時間投球での制球が定まりやすいというのは聞いたことがありますが、走るよりも筋トレのほうが効果的な場合もあるでしょうし。
思うに野球は精神論の部分が非常に強い部活動で、坊主必須とかいう意味のわからないルールもありますよね。
長髪が不利なのはわかりますが、短髪でも変わらないはずです。
昔からの精神論を脱出出来ない教師が多いのだと思います。
元サッカー部です。
サッカーの1試合で走る距離は10~15Kmといわれてます。
ポジションとフォーメーションで変わりますが。
そのため、その距離をフルで走れる体力は必要でした。
野球は遊び程度しかしたことないのですが、
野球の場合、ピッチャーの動きは完全に全身運動だと思うんです。
足で生まれた力を球まで届かせることで速い球が投げられるのではないでしょうか。
もちろん腕や肩も使いますが。
サッカー部でも上半身のトレーニングをしてますよね。
地味ですが、肩や腕を使い背負った相手を制することが必要なんです。
筋肉には早筋と遅筋とがあり、縮む速度が違います。
長距離では遅筋(持久力)を鍛え、短距離では早筋(瞬発力)を鍛えることができます。
野球・サッカーは両方必要ですよね。
足を鍛えるにはやっぱり走り込みが必要ですよ。
足腰を鍛えると、上半身が安定する。と言われましたが、本当のところ、「精神性」なんだと思っていました。走る=単純で辛い=でもやりきる=毎日こなす=自身がつく=みんなで走って連帯感=校庭10週(毎日やらされた)をやっていると、部活やっているという気にさせる。
まあ、中学の時の話です。高校、大学ではここまで徹底した走りはやらされませんでしたが。
コメント(1件)
コメントが遅くなり申し訳ありません。
皆さんの回答を読むとやはり「ふるい落とし」、「試合で必要な精神、肉体の鍛錬」ということなのかと思います。
「ふるい落とし」ですが、野球やサッカーは他の競技と比べて人気がありますし(他の競技が人気がないという訳ではありません)、単にあこがれだけで入ってくる部員もいると思うので、”そんなに甘くはない”という、厳しさを教えるやり方もあるのかと思いました。その中からどれだけ這い上がって行けるかという、監督者が部員を見極めるための基準として採用しているのもあるのだと思いました。
「試合で必要な精神、肉体の鍛錬」ですが、必要な量を走るのであれば納得はいきますが、「第二陸上部」とか、「陸上部の2軍」と他の運動部から揶揄されるほど走らなくてはならないのかというと甚だ疑問です。精神の鍛錬なら毎日座禅を組んでいる方が鍛錬になるのかと思いますし、肉体の鍛錬ならばウェイトトレーニングをやったほうがよっぽど鍛錬になるのかと思います。
皆さんにこんなに懇切丁寧に回答していただいたのに申し訳ないのですが、まだ私の気持ちの中では疑問点が晴れないような感じです。