最近の地方知事選挙で自民党公認・支持候補の落選が続き、7月12日投開票の都議選では自民党は議席を大幅に減らしました。民主党の問題点はしばしば指摘される所ですが、逆に「自民党が抱える問題点」とは何なのでしょうか。なぜ世論調査や選挙結果に見られる自民党の支持率が低下しているのか、また有権者にとっての自民党のマイナス・イメージは何に起因するのか。どの党を支持している方でも構いませんので、ご自身がお考えになる「自民党が抱える問題点」をご指摘下さい(具体的な根拠もつけていただけると助かります)。
なお、最近の選挙での与党敗北の直接的な原因というよりは、より広い意味で自民党に内在する問題点を挙げて下さい。
※本質問の意図は、自民党に対するネガティヴ・キャンペーンではなく、有権者が自民党(与党)に変えて欲しいと考えているポイントをあぶり出す事にあります※
確かに、自民党の支持基盤の崩壊というのは良く指摘されるところですね。日本の財政状況からして無制限なバラ撒きは許容できないでしょうから、無駄な公共事業の抑制というのは必要な事だと思います。民主党に公共事業のバラ撒きを期待して投票する人が仮にいるとすれば、その期待が裏切られるのは当然ですね。
自民党の支持基盤が弱体化したのは、公共事業による地方の土木関連会社にもうお金をばら撒くことができなくなったことが最大だと思います。
自民党にしがみついていたら、わずかなりとも、公共事業の恩恵にあずかることができた地方の土木建設会社が、見返りに選挙戦を支援していたから、自民党の長期安定政権が可能だったと思います。
問題は、日本国内でもはやそのような公共事業のバラまきがなくなって、地方の中小・零細企業がどんどんつぶれていることです。もはや飴玉もなければ、飴玉を欲しがる子供もいない状況です。そのため選挙が戦えないのです。
ちなみに民主党政権になったからといって、このバラ撒き公共事業が復活するわけではないので、民主党への一般国民の期待はかならず裏切られるでしょう。