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第四章では、可能主義の中で最も極端な
様相実在論という思想がうまくいくかどうかを調べます。
この説は「何でもあり」を真っ正直に実践するきわめて効率的な考えであり、
同時に途方もない考えであるため
(なにしろ現実世界以外に無数の世界が本当にあるというのです)、
本気で主張している哲学者が世界に一人か二人しかいないにもかかわらず、
可能世界についての文献では
常に議論の中心になっている重要な思想です。(p14-15)
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と書いているのですが、そこで質問。
本気で主張している学者が、世界にごくわずか(数名程度)しかいないにもかかわらず、
その分野についての文献では常に議論の中心となる重要な思想となっているケースが、
他にあったら紹介してください。
後に反論を受ける思想でも、反論そのものがその思想を踏み台にして行われる、またはその思想に訂正を加えることで反論が行われる、という意味では多くの思想がそうといえるかもしれません。
「世界にごくわずか(数名程度)しかいないにもかかわらず、その分野についての文献では常に議論の中心となる重要な思想」ときいて、私は心身二元論のホムンクルスを思い浮かべました。
後に反論を受ける思想でも、反論そのものがその思想を踏み台にして行われる、またはその思想に訂正を加えることで反論が行われる、という意味では多くの思想がそうといえるかもしれません。
「世界にごくわずか(数名程度)しかいないにもかかわらず、その分野についての文献では常に議論の中心となる重要な思想」ときいて、私は心身二元論のホムンクルスを思い浮かべました。
TeX様、ありがとうございます。了解です。
この思想は知りませんでした。勉強になりました。
大野晋氏の「日本語=タミル語起源説」はいかがでしょうか。
日本語の起源をタミル語に求めるというのは、現在はほぼ否定され尽くした学説だと思われますが(わたしに言わせれば、邪馬台国=エジプト説やジンギスカン=源義経説並のトンデモ説です。また、大野氏のフィールドワークの方法も極めて強引なものであったことがわかっています)、いかんせん、大野氏が言語学会における泰斗であるため、「語源学」等の書籍では必ず言及されてしまいます。思想というよりは学説レベルですが……。
研究史 日本語の起源―「日本語=タミル語起源説」批判 (推理 古代日本語の謎)
matsunaga様、ありがとうございます。すごい説ですね。
TeX様、ありがとうございます。了解です。
この思想は知りませんでした。勉強になりました。