なぜ戦争体験を「語りつぐ」ことがそんなに重要なのですか?戦争体験を語る、語り継ぐことについて論じてください。もうマスコミの「若者は~」「戦争は悲惨~」「戦争体験は大事~」という論調にはうんざりです。
アメリカでの原爆展は反対を受けたときいたことがあります。
日本が原爆を受けて当然だと考え、日本が原爆について語ることを「不当な被害者感情」と受けとめる人たちがまだまだ国外にはたくさんいます。
それに、日本は「唯一の被爆国」というが、国外で核実験による被害を受けている人たちもいるので、「唯一の」は余計だと思います。
高校の同級生に韓国人がいましたが、毎年この時期になると苛立ってました。
理由を聞くと、「日本は自分達のしてきたことを棚に上げ、自分達だけが被害者だと言っている」とのことでした。
確かに聞かれませんね。マスコミの判断かもしれませんが、体験者自身にとっても語りたくないことだからかもしれませんね。それは被害者が語るのよりもさらに、辛いことだと思います。
語り継いでいくべきと思います。
やはり、我が国が体験した「傷」なのですから、記憶は薄れているかもしれませんが、厳然とした事実です。
それを顧みて、未来に活かそうとする行為は、何ら間違ってはいないと思うのです。
だれも現代の戦争を語るな。と言っているわけじゃないので、今が大切だと思う人は、別に過去の戦争に固執して語る必要もないと思います。
ただ、やはり自国で起こった史実は、詳しい情報が残っているわけで、一般生活者のいる場所で、受けた原爆のような特殊な史実については、ちゃんと生生しい情報として認識しておきたいです。そして、機会あれば他国の人にもその凄惨さを伝えてゆく必要があるように思っています。