THEME:「この夏、あなたが計画・体験した暮らしの工作・実験・自由研究」を教えて下さい
〈イエはてな〉の夏休みスペシャル企画! 「楽しいアイデアと創意で暮らしをつくろう!」を合言葉に、「暮らしの工作・実験・自由研究」をプラン・体験して頂き、そのルポを聞かせて下さい。作るもの、実験や研究のテーマは、暮らしにまつわるものなら何でもOK!暮らしに新しい発見や楽しさ、コミュニケーションが生まれますように!
*回答条件*
親ツリーのみ300文字以上を条件とさせて頂きます。
参考にされた数値などがありましたら、参考サイトのURLを明記して下さい。
下記のページをご覧になってご投稿下さいね!
テーマ詳細とルポ例、ご投稿要項、プレゼントについて
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20090821
※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。ご回答頂く時にもご参考下さい。また投稿期間中はできるだけはてなスターのご利用を控えて頂けますようお願いいたします。
子供とのふれあい、自然とのふれあい、こういうの素敵ですねぇ(^▽^)草笛の吹き方、私もいつも失敗していたんですが、今度はこの方法で試してみますね。鳴ったらうれしいだろうなぁ。
そうそう、自然観察って地味な自由研究って、昔友人に言われてしまったことがあるのですが、そんなことありませんよね。植物の名前だって知っているか知らないかで、道端の花ひとつ見る目が変わります。
それに、昆虫の様子を見るのも、結構オモシロいものです(大人になると苦手な人も出てくるかな)。我が家では今年は実らなかった、柚子のユズ子にアゲハ蝶らしきアオムシ君がムシャムシャと食事中でした。
>http://f.hatena.ne.jp/Lady_Cinnamon/20090610014808
今年はどうかな~と様子を見たら、何か凄い速度で動いてる!それがアオムシ君でした。緑に溶け込むその姿は、まるで忍者に徹しているかのよう。しかも写真を撮ろうとサッとカメラを構えた瞬間に、既に葉っぱを1枚は平らげる速度。驚かされること満載でした。
さて、toughさんとイトコのお子さんとのやり取り、前回に続き、読んでいてとっても微笑ましかったです。それにしても「人間社会ではお金もうけの都合で決まっていく!」という言葉が出てくるとは、これまた驚き三昧でした。
大人へと育って行くイトコのお子さん。これからも、自然とのふれあいや社会への関心、工作・実験などの自由研究など、一緒に楽しんでいってくださいね。きっといい思い出がたくさん残りますから。
自然観察をしつつ、そのときの語らいを大切にするなんて tough さんらしさがあふれている提案だと思います。
草遊びなら失敗がある程度許されているのもメリットでしょうね。花や果実だと失敗が許されないですけど、試しにやってみる、工夫して何かできる子どもの創意工夫を引き出す気がします。
tough さんの提案が少しずつ自然や科学の興味へと広がっていけばとてもいいですね。
親子の語らいを写真や記録帳として残してみたらいかがでしょうか?
去年のイエはてなの夏休みスペシャル企画“エコ・ルポ”の時にも一緒に過ごしたイトコの子と、今年は自然の大切さを考えつつ、自然を身近に楽しんでいく草遊びをいろいろやってみました。
まず草笛です。草笛には色々なやり方があるようですが、代表的なのはこのやり方だと思います。
http://www.geocities.jp/m_tadahirojp/newpage4.htm
これは笛というより正確にはハーモニカなどのリード楽器と同じ原理で鳴る物で、息によって葉が細かく振動して音を立てます。最初コツを掴むまではとても難しいのですが、慣れると心地よい音色を響かせることができます。
最初は慣れるために、室内でネットの吹き方説明ページを見ながらやってみることにしました。使う葉も、とりあえずの練習ですから、お煎餅の包装に使われているようなフィルムシート(というよりお煎餅の袋その物)をハサミで切って使いました。
━━それじゃやってみるね、フー、スカー。
━━あはははは。
━━おかしいな、フー、フー、フー。
鳴らないと、これでもかと言わんばかりに強く吹くことばかりを考えてしまいます。
━━ひぃぃぃぃ、お兄ちゃん、なんかクラクラするよー。
おっと、やりすぎると過酸素症になりかねませんから、こういうのには注意しましょう。
━━力みすぎないで、そーっと優しく吹いてごらんよ、葉っぱに当てる空気の角度を微妙に調節する気持ちで。
━━ん、スー、フー、ピ、プイ~~~♪
━━鳴った!!
━━鳴ったね、ちょっとオ○ラみたいだったけど。
━━あはははは。
練習を済また私たちは、自然の葉っぱを求めて緑道を散策することにしました。
━━どんな葉っぱが草笛に使えるの?
━━えーとね、あ、これなんか使えるな、ツユクサ。おひたしにして食べることも出来る草だから口を付けても安全。
━━そうかー。葉っぱによっては毒があるかもしれないからね。
━━そういうのは気を付けないとね。あ、あれはカシノキ。あの葉っぱも大丈夫だよ。
━━こういう細いのは?
━━ネコジャラシか。これもイネ科でお米や麦の仲間だから大丈夫だね。
ほかにも、食用に使われたり、虫などが好んで食べる葉なら、たいていの物が使えます。ただし、今の都会は汚染でいっぱいですから、安全な植物の葉でも、口に付ける前にはきれいに洗っておく必要があります。めんどくさい世の中になったものです。
葉っぱの用意が出来たら、公園のベンチに座って草笛の演奏会です。
━━さぁ吹いてみよう、せーの、スカー。
━━あれ?スー。僕もうまくいかない。
━━おかしいな、スヒー、フーヒー。
━━うぅぅ、また頭がクラクラしてきた。
なかなかうまくいかないものですね(笑)。でもしばらくやっているうちにコツが飲み込めてきて、上手にならせるようになりました。小さな葉なのに、かなり大きな音がします。お歳を召した女性が、あらあら懐かしいわねと声を掛けてくださいました。
続いての草遊びは、草花スケッチでした。ハガキ大のスケッチブックと色鉛筆を手に街を歩き、見つけた植物を片っ端からスケッチしていきます。これには三日を費やしました。もちろんスケッチばかりしているわけではありません。公園で遊んだり、コンビニでアイスを買ったり、暑くてたまらなくなったらドーナツ屋さんに飛び込んで涼んだりします。そういう時にお互いに描いた絵を見せっこして、植物の名前を当てっこしたりして楽しみます。
この植物スケッチは、とてもいい観察になりました。漫然と植物を眺めるのと違い、細かい所までよく観察して書きますから、色々なことに気付きます。
━━お兄ちゃん、虫がいる!!
━━どこどこ?
━━葉っぱ食べてる。
━━へぇぇぇ、上手に食べるね。
━━食べられた葉っぱはよく見るけど、食べてる現場は初めて見た!!
植物だけでない、他の生き物も加わった生態系というものが実感できる瞬間でした。
こんな経験から、食べるということにも話が広がっていきました。さらに命を保つために他の生き物の命を奪って食べることにも話が発展し、二人で深く語り合いました。それにしても子供の視点というのは鋭いですね。
━━自然界と人間社会の違いがわかった、自然の世界では自然の法則で食べられてしまう生き物が決まるけど、人間社会ではお金もうけの都合で決まっていく!
弱肉強食という自然の摂理は理解しつつも、なぜか不条理感が拭いきれない、そんな食に対する戸惑いの原因を、ズバリ言い当てていると思いました。子供には本当に教えられます。
イトコの子は、スケッチした植物の絵に表紙を付けて「自作植物図鑑」を作り、それにこの期間に行ったり考えたりしたことを作文にまとめたものを添えて、学校に提出する夏休み研究にするとのことで張り切っていました。草笛も練習して、学校で実演してみせると言っています。私も練習して、ちょっといい音が出せるようになってきました。忙しく都会の中に埋没しがちな毎日ですが、草笛と共に自然を感じながら、残り少ない夏を過ごしていこうと思っています。