個展を定期的に開いていますが、無名なのでその画家の知人・友人しか集まらないとします。
現在の絵は、5万~10万程度で販売しているものと考えてください。
目標を年間売上3~4千万、つまり個展の収益だけでは(おそらく)限界がある前提で、
その画家をビジネスとして成功させるにはどうするべきでしょうか。
以下、分かる質問だけ、答えてください。
■質問1
メディアに掲載されることで知人以外にも個展に来てもらえるようになった場合、
知人以外も絵を買うようになると思いますが、実際一流を除き、個展だけで
生計を立てられている画家はいるのでしょうか?
■質問2
無名でも、絵画のバイヤーをやっている業者に卸すことはできますか?
■質問3
パッケージデザインの会社から仕事をもらえたとして
画家自身の認知度が飛躍的に高まる、という事はあるでしょうか?
(ティッシュの箱に絵を描いたとして、それが画家個人のブランドにつながるか)
■質問4
商業ベースで考えて、他にうまい展開の仕方って何かないですかね?
【質問1について】
「生計を立てる」というのが具体的にどのくらいの収入をさすのか
不明ですが、今のご時世、個展だけで、例えば年間一千万円以上の
純利益が得られるのならば、その人は十分「一流」と呼べると思います。
逆に言えば、一流を除いたら個展だけで生計を立てている画家は
皆無だと思います(強力なパトロンにでも恵まれていれば別ですが)。
【質問2について】
バイヤー各個の判断によります。例え無名でも、その画家の
作品が売れると判断すれば買うでしょうし、多少有名でも、
売れないと判断すれば買わないでしょう。商売ですから。
【質問3について】
仕事の内容にもよりますが、たった1件の仕事ではまず無理です。
世の中にどれだけパッケージ関連の仕事をしている画家
(イラストレーター含む)が存在するか、その作家たちが
どれだけ認知度が高いか、を考えてみれば理解しやすいのでは
ないでしょうか。
例えばティッシュの箱ならば、誰も知らないメーカーのティッシュの
箱に単発で数点使われた程度では、ほとんど認知にはつながらない
でしょう。認知度の高い一流メーカーの仕事をコンスタントに数年
続けていれば、多少認知度は高まると思います。
【質問4について】
商業ベースで考えるならば商業的に絵画を利用している人たち、
つまり出版・印刷・広告などの業界に営業をかけてコネクションを
得るのが一般的だと思います。
>■質問4
本当に評価される実力があるのであれば、アメリカへ行ったほうがいいのでは?
なるほど・・それで、アメリカへ行って何をすればいいと思いますか?
個展だけでいいという事でしょうか?
質問3:パッケージデザインと言えるかは判りませんが、書籍の表紙や挿画は有効ではないでしょうか?
銅版画家の山本容子は、吉本ばなな「TUGUMI」で知名度を高めました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E5%AE%B9%E5%AD%9...
ほかにも、パウロ・コエーリョのほとんどの本の装画を担当している、平尾香など。
http://book.asahi.com/special/TKY200806160097.html
・絵画を購入するってけっこうハイブロウだと思うのですが、そういう人たちに認識されやすい
・小説の作品世界も引きずるので、絵に背景を感じさせる
ありがとうございます。
非常に具体的な例で、分かり易かったです!
海外アートビジネス、という本がありまして、
村上隆も、最初はレシートの裏にラクガキみたいなアニメを書いて、それが一枚5000円ほどで飛ぶように売れたのが、始まりらしいですが、
彼をマネージした方は、日本の画家の絵を、片道の航空券で売りに行って、返ってきてもあまりあまったといいます。
また、私もアーティストをしておりますが、私の場合は自分のブログを使って、ある程度のプロモーションはやっています。
ホテルの壁に飾ってもらう。
露出度を上げるため、アートフェスティバルに参加する。
リースで出して、満期で譲渡するなど、
色々なやり方があると思いますので、ご自身の度量、予算で、お決めください。
なお、よろしければ私も微力ながら協力させていただきたく思います。
ホテルやリースというのもビジネスとしての可能性がありそうな話しですね。
様々なところで釣り糸をたらして、露出を上げる工夫をする必要があると分かりました。ありがとうございます。
質問4
直接MOMAなどの有名な美術館の館長の自宅に絵を送付して、気に入ったら紹介してもらう。
美術館の館長は多彩な人脈を持っています。また、パトロン探しもできます。気に入ったやつは応援したくなるものです。
また、美術大の学長の自宅に絵を送付することもありでしょう。
また、宅配伝票の空きスペースに{新たな視点の提供}などと書けば深く印象に残ります。
ありがとうございます。
かなり強気な方法に見えますが、これは試してみる価値がありそうですね。
【質問1について】
「生計を立てる」というのが具体的にどのくらいの収入をさすのか
不明ですが、今のご時世、個展だけで、例えば年間一千万円以上の
純利益が得られるのならば、その人は十分「一流」と呼べると思います。
逆に言えば、一流を除いたら個展だけで生計を立てている画家は
皆無だと思います(強力なパトロンにでも恵まれていれば別ですが)。
【質問2について】
バイヤー各個の判断によります。例え無名でも、その画家の
作品が売れると判断すれば買うでしょうし、多少有名でも、
売れないと判断すれば買わないでしょう。商売ですから。
【質問3について】
仕事の内容にもよりますが、たった1件の仕事ではまず無理です。
世の中にどれだけパッケージ関連の仕事をしている画家
(イラストレーター含む)が存在するか、その作家たちが
どれだけ認知度が高いか、を考えてみれば理解しやすいのでは
ないでしょうか。
例えばティッシュの箱ならば、誰も知らないメーカーのティッシュの
箱に単発で数点使われた程度では、ほとんど認知にはつながらない
でしょう。認知度の高い一流メーカーの仕事をコンスタントに数年
続けていれば、多少認知度は高まると思います。
【質問4について】
商業ベースで考えるならば商業的に絵画を利用している人たち、
つまり出版・印刷・広告などの業界に営業をかけてコネクションを
得るのが一般的だと思います。
詳しい説明ありがとうございます。
おそらく業界での経験がおありの方でしょうか。大変現実的で参考になりました。
質問3に関しては確かに仰るとおりですね。
詳しい説明ありがとうございます。
おそらく業界での経験がおありの方でしょうか。大変現実的で参考になりました。
質問3に関しては確かに仰るとおりですね。