http://japan.cnet.com/blog/v_shoji/2009/01/07/entry_27026456/
期首・期末平均内部留保利益などを計算する際の
期首・期末とは何を意味するのかが曖昧な状態です。
例えばニチイの場合、http://nichii-ir.irbridge.com/ja/BriefAnnouncement.html
期首は第一四半期なのかなと思うのですが、
期末とは…。
教えていただきたいです。
期首・期末が何を意味するかは、会計期間としてどれを用いるかと関わってきます。厳密な意味での決算は12ヶ月決算を採用している企業であれば、年に1回しかありません。ニチイのケースも同様です。
それでは、財務情報の適時提供ができないということで、中間決算が導入され、さらに四半期決算が導入されてきた経緯があります。ただし、中間決算の会計基準は年度決算とまったく同じわけではありませんし、四半期決算はさらに簡略化されたものです。倒産分析を行うという目的からすれば、四半期決算で必要なデータが得られるのであれば、やはりもっとも早い情報である四半期決算を利用するのがよいと思います。
そうすると、ニチイの場合、第一四半期というのは、4月1日から6月30日までの3ヶ月を指します。期首というのは、その3ヶ月が始まった時点、期末というのは終了した時点をいいます。4月1日の情報は提供されないので、通常、前日の3月31日の情報を用います。これは、同じページの平成21年3月期通期というファイルを見ることになります。期末の方は、第一四半期のデータを見れば6月末の財政状態が示されているので、これを用います。
ということで、資産や資本などバランスシートに関する情報は、期首は平成21年3月期通期(もちろん別ページにある連結貸借対照表そのものでもOKです)、期末は第一四半期からとってくることになります。
ダミーurl http://q.hatena.ne.jp/answer
>期首は平成21年3月期通期
>期末は第一四半期からとってくることになります
丁寧に解説いただき有難うございました!!
本当に勉強になりました。