THEME:「卵」「家内安全」「オーダーメイド」+「縁起物」
「今日をちょっと楽しく、イエで過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら…」と展開してきた “リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつ、FORTUNEバージョン。FORTUNEとは「幸運・幸せ」。毎回のテーマに沿って、イエと暮らしに幸運を呼ぶコト、ハッピーにするコトを思いとともにメッセージ下さいね。
豊かな暮らしをつくっていく〈イエはてな〉のマインドで、みなさまのご参加をお待ちしています!
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「Welcome to イエはてな」
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080731
テーマ詳細とサプリ例
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20091028
プレゼント変更ご案内
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※質問は11月4日(水)正午で終了させて頂きます。
私もいま家紋の調べ物に凝っています。日本のデザインで一番優れているものが家紋だと思うからです。ThinkerBell さんのおっしゃるように家紋の
>縁起をかついだりした模様
なんて本当に興味深いです。日常での植物や花鳥などを一つの図としてまとめる。これだけでも大変な作業なのに、見ていて飽きが来ない。これが少なくとも150年以上も続いているんですね。
>家内安全小紋
なんてあるの知らなかったです!教えてくれてありがとうございます。お守りも本来は紋から始まり、それが神のご加護としてお守りになったのですかね?リンク先、ものすごく勉強になりました。
いま私は地元の古本屋(懇意にして30年以上)で今年の2月に買っていた家紋事典を読んでいます(本の題名は失念)。地域ごとだったり、家業によってそれぞれ共通の特徴があってものすごく興味深いです。
そもそも草木染めを始めてから、いろいろと図案を考えていると、やはり古人の想像力に勝るものなし。とても参考になります。型紙があったり、江戸時代の文化の高さ、庶民の知恵に驚かされるばかりです。だって、社会全体で文化を支えていたのですから。いまでいいますと、ちょうど「はてな村」の「イエはてな」コミュニティでしょうか?自分なりに新しいデザインができましたら、イエの場で提案したいと考えています。
なんと江戸小紋には「家内安全小紋」なんていうのがあったりします。
小紋とは、文字通り、ちっちゃなちっちゃな模様です。
遠目には模様なんてわかりません。
でも昔の人々はそんな小さな模様に、いろいろな意味を図案化して込めていったんです。
小紋の元祖は武士の裃(かみしも)。
裃には各藩の「定め小紋」という模様が染められていました。
たとえば徳川将軍家なら「御召十(おめしじゅう)」、
紀州徳川家なら「極鮫(ごくさめ)」、
加賀の前田家なら「菊菱」といった独特の模様です。
http://kimonofukushima.com/shop/2008/01/post-589.html
最初は武士の装束に使われていた小紋は江戸時代中ごろから庶民の間にもはやりはじめ、
梅や桜や千鳥などの自然の生き物や、扇などを図案化した江戸小紋が盛んに染められるようになりました。
さらに「宝づくし」「長寿亀」「鯛と小槌」なんていう、めでたさを表したり、縁起をかついだりした模様も生まれました。
その中に、なんと家内安全小紋もあるんですよ。こういうのです。
http://www.uchidanokimono.co.jp/colum_jpg/20080510.jpg
http://www.uchidanokimono.co.jp/200805.html
これは何を図案化したものだと思いますか?
よーく見るとわかります。それは……文字!!
この模様を文字だと思って見つめていると、ほら、だんだん「家内安全」と読めてきませんか?
これってすごい傑作ですね。いったい誰がこんな図案を考えたんでしょう。
母がこの家内安全小紋の着物を持っています。
何の模様に見える?とクイズを出されて、最初はぜんぜんわかりませんでした。
小紋はしっとりと落ち着いた、大人の柄です。
家がしっかり守れる本当の意味での大人になれた時、この小紋も似合うようになるのかなと思います。
着物に家内安全の願いを込めて装う江戸の粋、すてきですね。