THEME:「みんなであったかく過ごす冬のイエイベント・コンテスト」
日々の暮らしとイエの中で、こんな時どうしてますか? “イエコト・ミシュラン” は、暮らしに楽しいサプライズアイデアを語らい、★(一ツ星)~★★★(三ツ星)のミシュラン評価をしていくコーナーです。ハウスキーピング、ハンドメイド、エコロジー、ヘルスライフ…毎回の質問に、あなたのアイデアをご投稿下さいね!
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※質問は11月16日(月)正午で終了させて頂きます。
ゾウさんの様な皮膚になりたいなら別です。
細かく説明させていただいてるじゃないですか。よく読んでレスしてください。再度申し上げますが、
・乾布摩擦はゴシゴシ強く擦る必要はありませんし、摩擦熱で温まろうとするものでもありません。
・乾布摩擦の起源との説もあるインドのガルシャナ(摩擦の意)では絹を使うそうです。皆さんもシルクで優しく皮膚を刺激する乾布摩擦を試してみてください。
・経絡の流れに沿ってマッサージしていくと、ゴシゴシ擦らなくても、優しい刺激で体がポカポカしてきます。
to-chingさんもぜひ良くお読みいただいて、皮膚に負担をかけずに高い効果が得られる乾布摩擦をお試しくださいね。
駄目です!すみません・・・皮膚をこすることで有害な化学伝達物質が出ることは知られております。また、ベータエンドルフィンとの関係もありません。
有害な化学伝達物質とは、神経ペプチドのことを仰りたいのでしょうか。たしかに知覚神経からの伝達によって神経ペプチドが放出され、それが肥満細胞を刺激するとヒスタミンが分泌されますから、体質によってはそれが皮膚障害を引き起こすことがありますが、それが乾布摩擦で必ず起こるかのように決めつけるのは、ちょっと極論過ぎますね。
またマッサージなどの体表へ刺激がエンドルフィンやダイノルフィンの分泌を促すことは確かなことで、乾布摩擦の免疫向上の仕組みは、おそらくエンドルフィンによってNK細胞が活性化されることと関連していると思います。
なお、摩擦による皮膚の異常の発生は、擦る強さだけでなく、繊維の質も関係してきますから、Fuelさんの説明通り、できるだけ化学繊維は避けることが賢明ですね。
ま、to-chingさんのご指摘も、個別のケースではその通りの場合もあると思いますから、アトピーなどの事情がある人はお気を付け頂いた方がいいと思いますが、一般的にはFuelさんの書き込みで間違っていないと思います。
さあ、そろそろ論争はここで終わりにして、このいわしのテーマである「あったかく過ごす冬のイエイベント」の方に話題を集中しましょう。私はこれ、健康的で体が芯から温まる、とてもいい方法だと思いますよ。せっかくの発展性のある素敵なサプリが、論争に埋もれてしまってはもったいないです。この提案をどう楽しんでいくかという方向に、話をつなげていきましょう。
今までにも何度か話題に上った乾布摩擦。乾いた布で素肌を擦る健康法のことです。やってみると、これは本当に体がポカポカしてきます。
時々「寒風摩擦」だと思って、素っ裸になって庭に飛び出そうとする人がいますが、暖かい部屋の中で行って構いません。というか、冬は暖かい室内でやってください。
乾布摩擦の効果は鍼灸の効果と同じ軸索反射(簡単に言えば刺激によって生じた信号が普段と違う通り方をして皮膚血管に伝えられて血管が拡張する現象。正確な説明は検索するなどして調べてみてください)や自律神経反射のひとつである体性-内臓反射などに由来すると考えられています。
つまり、擦る刺激で血管が拡張してポカポカしてくるだけでなく、自律神経のバランスが整ったり、脳内物質の一つであるエンドルフィンなどが分泌されて免疫力が高まる、さらに皮膚の刺激が中枢神経を通って末梢器官にまで伝わって、体の中から健康になっていくという、いいことずくめの効果です。
さらにエンドルフィンはスポーツの時にも分泌される脳内物質ですから、布で体を擦っているだけなのに、いつの間にかスポーツ特有の爽快さまで味わえちゃうんです。乾布摩擦の後の目の覚めるようなすっきり感は、精神衛生にも最高です。
ついでを言うと、中国の古典医学では、体の各部分を「木火土金水」の五行分けますが、皮膚と肺は共に「金」に分類されているんです。そこで皮膚を強くすると呼吸器系の病気、すなわち風邪などにかかりにくくなると考えられていたようです。実際乾布摩擦は風邪予防の効果が高いとして、幼稚園から高齢者施設に至るまで、あらゆる年齢層の健康増進に取り入れられています。
では乾布摩擦のやり方ですが、wikipediaによると
だそうですから、この際、ちょっと贅沢に絹の布を用意してみましょう。もちろん端切れや古布で十分です。乾布摩擦はゴシゴシ擦ればいいという物ではありません。前述の反射を起こさせるためにはソフトな刺激で十分です。もちろん摩擦熱で温まる物でもありませんから、ソフトにエレガントにやっていきましょう。
おいらは硬派だ、ゴシゴシやらんと気が済まないという人には、木綿がお勧めです。やはり自然素材がいいようです。化繊は直接皮膚を刺激しすぎると色素沈着などの異状が出やすいらしいので、あまりお勧めできません。
あとは、心臓から遠い手足から初めて、順々に体の本体に至るまでを程よく摩擦していけばいいわけですが、ここに古典医学の経絡の考え方を取り入れてみてはいかがでしょうか。
経絡とは身体を走る気血の通り道と考えられているもので、その考え方が、いわゆるツボという考え方の元にもなっています。この経絡を、気血の流れに沿ってマッサージしていく乾布摩擦は、やってみると素早く体を温めて、とてもいい感じです。詳しいことはこの辺を参考にしてみてください。
http://www.hajime-shinq.jp/reading/reading_0103.html
家族みんなで、どこにどう経絡が通ってるんだ?なんてあれこれ考え合いながらやってみるのも楽しいかもしれませんね。
なお乾布摩擦は、体を布で擦るだけですから、おそらくそれによる副作用のような害はほとんど無いと思いますが、皮膚に異常がある人は避けた方がいいと思います。
また、乾布摩擦は「風邪を引きにくくする」ものであって、「風邪を治す」ものではありませんから、風邪を引いている時はやらないでくださいね。
乾布摩擦は根性を鍛える修行でもありませんから、暖かい部屋でぬくぬくとやってください。もろ肌脱いで急に寒い所に出たりすると、体中の血管が一気に収縮して急激に血圧が高まり、最悪の場合脳溢血などで倒れる可能性もありますから、急激な温度変化は禁物です。
その他、妊娠中の人、何らかの病気で薬を飲んでいたり通院していたりする人、何らかの健康不安がある人などは、事前に医師に相談してください。
とちょっと脅かすような注意事項はイエはてな恒例の念のためですが、そういうことにも十分留意しながら、冬のポカポカ作戦のひとつとして、健康増進効果も高い乾布摩擦を取り入れてみてください。これは爽快です!!