問題番号[A-18]
xの3次式 x^3+2x^2-x-2 と xの2次式 3x^2+(a^2)x-2a
の最大公約数が x+1 であるとき、
aの値を求めよ。
【答え】1
問題番号[A-19]
次の数列においおて、3/7 は何番目に
現れるか求めよ。
1/1, 2/1, 1/2, 3/1, 2/2, 1/3, 4/1, 3/2, 2/3, ....
【答え】43番目
問題番号[A-20]
1g, 2g, 3g の3種類の分銅をどれも用いて
10gのものを量るとき、分銅の組み合わせは
何通りあるか求めよ。
【答え】4通り
*[A-18]
2つの式をx+1で因数分解すると、
x^3+2x^2-x-2 = (x+1)(x^2 + x - 2) = (x+1)(x-1)(x+2) 3x^2+(a^2)x-2a =(x+1)(3x+(a^2-3))
が導き出される。
これから、
a^2-3=-2a a^2-2a-3=0 (a-3)(a+1)=0
であることが分かる。
したがって、a=3または-1であるが、
a=3のとき、
(x+1)(3x+(a^2-3)) =(x+1)(3x+6) =3(x+1)(x+2)
となるので、2つの式の最大公約数が(x+1)(x+2)となってしまうため、a=3は除外される。
したがって、a=-1となる。
*[A-19]
a/b がn番目に現れるとする。
a+b=cとすると、
まずc=2のものが1つあらわれ、
次にc=3のものが2つあらわれ、
次にc=4のものが3つあらわれ、
という規則になっている。
同じcの中では、
まず、b=1、a=c-1のものがあらわれ、
次にb=2、a=c-2のものが現れ、
以下同様にbが1ずつ増え、aが1ずつ減り、
最後にb=c-1、a=1のものがあらわれる。
これにより、
k=c-1 n = Σk + b k=2 n = (c-1)*(c-2)/2 + b n = (a+b-1)*(a+b-2)/2 + b
よって、a=3、b=7をあてはめると、n=43となる。
*[A-20]
すべての分銅を1つずつ使うと、合計6gとなる。
残り4gの組み合わせを考えると、
3gの分銅を使う場合、3gと1gの1通り、
3gを使わず、2gの分銅を使う場合、2gが2個、2gが1個と1gが2個、以上2通り。
1gの分銅のみ使う場合、1gが4個の1通り。
以上4通りが考えられる。
[A-18]
x^3+2x^2-x-2=(x+1)(x-1)(x+2)
最大公約数が x+1 であるので、3x^2+(a^2)x-2a=(x+1)(cx+d) と表せ、x=-1 を代入すると 0 になります。
3x^2+(a^2)x-2a は x+1 の倍数であるということです。
x=-1 を代入して、3×(-1)^2-a^2-2a=-(a-1)(a+3)=0 よって a=-3, 1
a=-3 のとき、3x^2+(a^2)x-2a=3(x+1)(x+2) となり、
x^3+2x^2-x-2=(x+1)(x-1)(x+2)との最大公約数は(x+1)(x+2) になってしまい、不適です。
a=1 のとき、3x^2+(a^2)x-2a=(x+1)(3x-2) となり、条件を満たします。
よって a=1
[A-19]
数列は、「k/1, (k-1)/2,…, 1/k」 (k=1,2,…) と書き換えられます。
「」内の個数はk個であり、「」内のそれぞれの分母と分子を足したものは k+1 で一定です。それぞれの分母は「」内での順番を表します。
3/7 は、k=9 の「」内の7番目のものです。
k=1~8 の「」内の個数の総和は 1+2+…+8=36
よって、36+7=43番目です。
[A-20]
どれも最低1こは用いるので、1+2+3=6g 分は固定されます。
残りの4g分を考えれば良いです。
3g+1g, 2g+2g, 2g+1g+1g, 1g+1g+1g+1g の4通り
問題番号[A-18]
f(x)=x^3+2x^2-x-2=(x-1)(x+1)(x+2)
g(x)=3x^2+(a^2)x-2aとすると、
(x+1)を公約数にもつので、因数定理から、
g(-1)=3(-1)^2+(a^2)(-1)-2a=3-a^2-2a=0
∴a^2+2a-3=(a-1)(a+3)=0
∴a=1,-3
(1)a=1のとき、
g(x)=3x^2+(1^2)x-2(1)=3x^2+x-2=(3x-2)(x+1)
確かに、最大公約数は、(x+1)である。
(2)a=-3のとき、
g(x)=3x^2+{(-3)^2}x-2(-3)=3x^2+9x+6=3(x^2+3x+2)=3(x+1)(x+2)
この場合、最大公約数が、(x+1)(x+2)になってしまうので不適。
以上より、求めるaの値は、a=1
問題番号[A-19]
まず、次のように群に分けます。
1 | 2 1 | 3 2 1 | 4 3 2 1 | | 9 8 7 6 5 4 3 2 1 | - | - - | - - - | - - - - | ....| - - - - - - - - - | 1 | 1 2 | 1 2 3 | 1 2 3 4 | | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 |
第n群のメンバーの数はnだから、第8群の末項までの項数を求めると、
Σ[k=1,8]k=(1/2)(8){(8)+1}=36
3/7は、第9群の7番目の数だから、これに、7をたして、求める番号は、
36+7=43番目
問題番号[A-20]
1g, 2g, 3g の3種類の分銅をそれぞれ、最低でも1個は用いるので、(x+1)個、(y+1)個、(z+1)個用いるとすると、
(x+1)+2(y+1)+3(z+1)=10
∴x+2y+3z+(1+2+3)=10
∴x+2y+3z=10-6=4
zの取り得る値は、z=0,1の2拓だから、ここからは、場合分けしていく。
(1)z=1のとき、
(x,y,z)=(1,0,1)
(2)z=0のとき、x+2y=4
yの取り得る値は、y=0,1,2で、
(x,y,z)=(4,0,0)
(x,y,z)=(2,1,0)
(x,y,z)=(0,2,0)
以上から、4通り。
問題番号[A-18]
xの3次式 x^3+2x^2-x-2 と xの2次式 3x^2+(a^2)x-2a
の最大公約数が x+1 であるとき、
aの値を求めよ。
まず確認
{x^3+2x^2-x-2}÷{x+1}={x^2+x-2}
で成立。
{3x^2+(a^2)x-2a}÷{x+1}
を求めると
3x a^2-3 ------------------ x+1 / 3x^2 + a^2 x - 2a 3x^2 + 3 x -------------- (a^2-3)x - 2a (a^2-3)x + (a^2-3) ------------------ 0
-2a -(a^2-3) =0
a^2 + 2a -3 = 0
(a+3)(a-1)=0
∴ a=-3 又は 1
問題番号[A-19]
次の数列においおて、3/7 は何番目に
現れるか求めよ。
1/1, 2/1, 1/2, 3/1, 2/2, 1/3, 4/1, 3/2, 2/3, ....
数列を以下のように書き換え n/m で表すと
1行目:1/1,
2行目:2/1, 1/2,
3行目:3/1, 2/2, 1/3,
4行目:4/1, 3/2, 2/3, ....
n/mは何行目になるか考えると n+m-1 行目になる。
その直前の行までの数列の個数は1からn+m-2までの公差1の等差数列の和で表される。
(n+m-2)(1+(n+m-1))/2
n/mはそこからn個目なので
((n+m-2)(1+(n+m-1))/2)+n
したがって3/7は、
((3+7-2)(1+(3+7-1))/2)+3 = (8 x (10/2)) + 3 =43 番目
問題番号[A-20]
1g, 2g, 3g の3種類の分銅をどれも用いて
10gのものを量るとき、分銅の組み合わせは
何通りあるか求めよ。
どれも必ず使うので1g+2g+3g=6gは確定
10g-6g=4g
4gを1g,2,3gの分銅を使って作ると
1g+1g+1g+1g
1g+1g+2g
1g+3g
2g+2g
の4通り
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