THEME:「実況中継風ルポ!私のとっておきのお散歩コース」を教えて下さい
「街を見渡せば、100通りの家族に100通りの家。家をのぞいてみれば、それぞれの暮らし振りが面白い!」と展開してきた“イエ・ルポ”の続編コーナーです。“イエ・ルポ 2”では、特にマチとイエ、人と家族のドラマやものがたりを語らっていきませんか?毎回のテーマに沿って、あなたのルポをご投稿下さいね!
豊かな暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドで、みなさまのご参加をお待ちしています!
*回答条件* 下記のページをご覧になってご投稿下さいね!
「Welcome to イエはてな」
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080731
テーマ詳細とルポ例
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20091204
プレゼント変更ご案内
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080729
※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。ご回答頂く時にもご参考下さい。また投稿期間中はできるだけはてなスターのご利用を控えて頂けますようお願いいたします。
※質問は12月10日(木)正午で終了させて頂きます。
線路沿いの散歩って楽しいと思います。私も山下清のテレビドラマがあったとき、線路の上は歩けないので、線路沿いでどこまで歩けるか試したことがあります。
ちょうど旧街道沿いに作られた線路なのでとても歩きやすく、歴史探索としても楽しい時間を過ごせました。
私の住むマチではちょうど山際のトンネルに入るところで併走を断念することになりました。
反対側はずっと開けている土地なので、ずっと歩かなくてはなりません(苦笑)
線路沿いは、電車が走っていくのを見送ったりと、楽しいですね。
線路によっては、複数の路線が通っていたりするので、見ることが出来る種類も豊富です。
時々、小さい子供が柵にへばりついて見ているのを親御さんが見守っていたりするのを見るのも、ほほえましいです。
線路沿いですと、私が金曜に書いた蛇松緑道は廃線となった線路沿いの散歩となります。
線路沿いは昔の町並みをそのまま残しているところもあれば、新たな面影を表しているところもある。
昔の町並みとして、植物や眺めがいいことがあります。富士山がまっすぐに眺められるのです。
また、新たな面影として新しい道ができていて、そこの車の往来を見ると往時の港から駅までの物流を担っていたであろう賑やかさを思い起こします。
線路沿いを歩くというのも楽しいかもしれないです。私は電車通勤なのですが、正直歩ける距離ではありません。
一度、避難訓練を兼ねて、会社からちょっと遠目の駅まで歩く。自宅前の遠目の駅から歩いてみるといいかもしれません。
私が見ている景色はあくまで車窓ですからね。ちょっと路線から外れると新しい景色が。
車窓をずっと眺めていた引っ越し直後の新鮮さを歩いてみることで取り戻してみたいです。
どこまでも歩き続けて、くたびれたら電車に乗って帰っちゃえばいいという、お気楽歩け歩けコースです。
スタートは駅前から。駅の横の細い道を進んでいくと、しばらくはパチンコ屋などが並ぶ雑然とした景観が続きます。でも最初の踏み切りを左手に見る交差点を過ぎると、すっきりとした街並みに変わります。歩道には花が植えられ、よく犬の散歩をさせている人とも出会います。その先に大きなマンションがあるので、そこの住人みたいです。最近はマンションでも動物OKの所が増えているんですね。それはとてもいいことだと思います。「迷惑がかかるからだめ」と言われていたことが可能になったということは、迷惑をかけない飼い方が普及したということですから。
マンションの前を通り過ぎると、古本屋さんがあります。チェーンの古書店ではない、昔ながらの個人経営の古本屋さんです。ここでちょっと道草。中に入ると、ここでは本と一緒に、昔のドーナツ盤(アナログのシングルレコード)なども置いてあるんです。昔の歌謡曲に加えて洋楽も。たまにレア物が混じってることがありますから、一枚一枚丹念にチェックすると思わぬお宝に出会えることもあり、素通り出来ないお店です。軽い短編集やエッセイの文庫でも買って、お散歩の途中の公園で読書、なんていう楽しみ方も出来ます。古本屋さんは町の図書館です。
古本屋さんを出て少し行くと次の駅。ここから数駅は、通り自体はたいして見るものがありませんが、それぞれの駅から広がる住宅地には様々な特徴があります。
ある場所は新築ばかりが並ぶきれいな街並み。そのかわり敷地が狭く、せせこましい雰囲気です。
ある場所は築何十年クラスの古い家々が並ぶところ。新築の家が並ぶ所に比べて全体に色がくすんだ感じですが、そのかわりどこも庭に余裕があり、色々な草花や庭木を植えて楽しんでいる人が多いので、花の季節は新しい街並みより華やかです。花梨を植えているお宅があるので、いつか挿し木にする枝をいただきたいと狙っているのですが、たまにしか通らないので、その家の方と挨拶を交わすチャンスがありません。
わりと好きなのは、雑然とアパートが点在する街並みです。おせじにもきれいな街とは言えませんが、人の住んでいる匂いがします。
このアパートが点在するあたりの一角に、古い公園があります。あまり管理されていなくて、木々も雑然と茂っていますが、それがかえっていい感じ。人の手が入りすぎた公園と違って、植物たちがちょっとだけ主導権を取り戻している場所と言えるかもしれません。夏はいい木陰が楽しめる穴場です。
さらに線路沿いの道を進んでいくと高校の近くになり、休日でもクラブ活動の生徒たちが行き交います。ハンバーガー屋やコンビニあたりには、いつも高校生がたむろしています。昔だったらこういう所にはきっと喫茶店などがあったりしたんだろうと思います。昔この辺にも古本屋がありましたがいつの間にか無くなっていました。古本屋があった並びには、今でも豆腐屋の看板が残っています。個人がイエで仕事出来ていた時代。景気には左右されても、自営業者に雇用不安はなかったでしょう。街にも活気があったでしょうし、それは今より豊かな時代だったのかもしれません。
なんていうことを考えながら歩いていくと、再び飲み屋が並ぶ雑然とした路地に入り、線路と道の間には奥行きの狭い建物が並びます。よくこんな所に建てたよなという感じ。それを抜けると駅前の大きなバス乗り場です。だいたいいつもこの駅前がウォーキングの終着点。さて、買い物でもして帰りますか。近くにわりと安くていいワインが揃っている所があるので、そこで一本見つくろうと、夜の楽しみを手に帰路につくことも出来ます。さて、帰りは電車に乗ってしまうか、それともまた歩くか。それは駅前のドーナツ屋さんでコーヒーでも飲みながら考えることにしましょう。