素朴な質問です。
ハンディタイプのソーラー電卓(数百円程度で市販されている8ケタ電卓)に
組み込まれている太陽光ソーラーパネルは、おおよそ「何ワット」の
発電能力があるのでしょうか?
http://kml.tumblr.com/post/178790056
「ベルチェ素子による温度差発電が2~3ワット」とされていますが、
ベルチェ素子発電の現時点のスペックを、太陽光との比較で実感いたしたく。
太陽電池の発電能力は大体面積で決まります。
http://www.tdk.co.jp/tjfx01/ja511_bcs.pdf
このTDKの太陽電池は有効受光エリアが82.7mmx51.0mmで最大135mWです。
電卓の太陽電池は手元にあるので大体5mmx20mmくらいでした。
これで換算すると135x(5x20)/(82.7x51)≒3.2mWになります。
電卓の消費電力は数mWから数十mW程度ですので面積によりますが太陽電池で動く計算になります。
http://www.dentaku-museum.com/calc/calculator/first/solarcell/so...
http://www.icom.co.jp/beacon/electronics/000957.html
こちらに実際に測定されたデータがありました。この結果は、百均のものだから、もう少し性能のよいものだと数mWはいくでしょう。
●自然エネルギーの利用>太陽光発電>ソーラー電卓 [田舎でつくろう!]
http://www.inakabook.com/energy/solarlight/dentaku/dentaku3.htm
1)12V電源として利用
太陽光発電から得られた電源を12V電源として使うのは、最もシンプルで経済的な方法です。昼間のみの電源使用を太陽電池を直接、12V専用のポンプに取付ければ、鑑賞魚のエアレーション、噴水装置などへの利用も考えられます。
12Vシステムを夜間あるいは昼夜を通して利用するための基本的な設備は、a)太陽電池、b)チャージ・コントローラー、c)バッテリーです。チャージ・コントローラーはバッテリーを過充電から保護するための機器です。このシステムに12V専用の蛍光灯、電灯を取付ければガレージライト、倉庫の照明、ログハウスの照明等に応用できます。また、車用の12V機器(テレビ、通信機器、冷暖房機器、照明器)を利用することも可能です。さらに、12V電球を利用して、電飾看板、広告表示灯などへの応用も可能です。
2)100V電源として利用
太陽光発電システムを100Vシステムとして利用するためには、太陽電池、チャージ・コントローラー、バッテリー、インバーターを組み合わせれば可能となります。インバーターは12V直流電流を入力して100Vの交流電流(疑似サイン波、サイン波)に変換して出力する装置です。100Vシステムを構成すれば、一般家庭用の電気機器がそのまま利用できます。
小規模のシステム(例えば55W太陽電池数枚)では、ドライブでのビデオ、テレビ、パソコン等の電源、キャンプ・アウトドア用の電源、無線用電源として使用可能です。
3.太陽電池システムの出力計算
太陽電池システムを設計する場合、最も重要なのは、どのような機器を何時間くらい利用したいかということを明確にすることです。これがわかれば、必要な太陽電池と周辺機器の種類と規模がおのずと明らかになります。例えば次のような表を完成することにより、必要な太陽電池の出力、バッテリーの容量が決定されます。
***計算するのがめんどうな方は、ここ(太陽電池システムデザインのページ)をクリックして下さい。
1)ステップ1:システムの電力需要計算:表1
まず、太陽電池システムで利用したい機器のリストを作成します。個々の機器について、ワット数、1日の使用時間、1週間の使用日数を表に記録して1日の必要な電力量(Watt・Hour/日)を計算します。
例えば、20Wの100V電灯を2個、毎日3時間使用する場合は、2×20×3×7÷7=120W・Hour/日となります。これらを合計して1日の平均使用電力量Watts・Hour/日 合計(6)を算出します。
太陽の光が地上に降り注ぐ際のエネルギー密度は、晴天時で1平方メートルあたり約1kW(キロワット)程度であり、太陽電池(ソーラーパネル)のエネルギー変換効率は、大雑把に言いますと10~15%程度であることから、太陽電池(ソーラーパネル)1平方メートルあたり、およそ100~150W(ワット)程度の発電量が得られます(晴天時)。
日本国内での平均的な有効日射時間は、1日あたり3~4時間程度であることから、理想的な発電が可能であるとした場合、1平方メートルあたりの太陽電池(ソーラーパネル)は、1日あたり300~450W/day(ワット/日)程度の発電量を期待することが出来ます。ただし、太陽電池(ソーラーパネル)の表面の汚れや設置角度、電柱や電線などの日影の影響、送電ロス、バッテリーへの充放電ロス、インバーターの電力変換効率などの様々な要因により、実際に利用可能な電力量は、その半分くらいになりますので、これらのことを事前に知っておかなければなりません。
ありがとうございます。
ということは、温度差発電は、電卓用太陽光発電の千倍程度の能力を
備えている、ということなんでしょうか?
大規模発電は無理でも、街路灯程度なら可能ということかな?