川端康成の「乙女の港」という本に盗作疑惑があったという話をあるところで知りましたが。具体的に誰の作品からの盗作で、どの箇所が盗作なのかは分かりませんでした。

その疑惑の詳細について書かれた書籍、もしくはwebページを教えてください。もしくは、この件に関して知っていることがありましたら、ぜひ回答に書いてください。よろしくお願いします。

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  • 終了:2010/01/08 13:31:07
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id:sumike No.2

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http://homepage3.nifty.com/nct/hondou/html/hondou73.html

乙女の港」には、中里恒子 による原案草稿20枚が発見されているとのことだから、

1999年?


http://www.fukkan.com/fk/VoteComment?book_no=19012

乙女の港、復刊投票コメント(2004年分からあります)

2005.04.24 緑野 という方が

現在読もうと思ったら、全集第二十巻でしか読むことができません。何度か出版社を変えて、實業之日本社が初版。その後、東和社、河出書房、ポプラ社と出版されていますが、恐らく国書刊行会のものは、淳一文庫という中原淳一挿絵シリーズの中のひとつです。ただ女学生のエスの世界の美しさというだけではなく、作品に秘められた女性の自立というテーマに加え、中里恒子の原作が囁かれているので、ぜひ手に入れたい作品です。



http://loplos.mo-blog.jp/moge/2006/03/post_dd69.html

コメント欄の 2006/03/08 05:02 のところ(だいぶ下の方です)から抜粋

業界のタブーかもしれませんが、川端作品は代作がかなりあると言われています。

「川のある下町の話」も、川端の中で「異色作」なのは、そのせいかもしれません。

代作者は佐藤碧とか梶山季之の名前があがっています。

佐藤碧は菊池寛の秘書兼愛人で、暴露本みたいなものを出しています。

戦後、昭和三十年代はじめくらいまでの川端の新聞小説は、彼女が書いたものが多いと噂されています。

「乙女の港」という作品は、のちに芥川賞をとる中里恒子が書いたものに、川端が添削を加えたもの。

むかしは人気作家は代作の風習があったようです。

川端自身、若い頃、菊池寛の代作をやってるらしい。

川端は世界的な作家なので、もはやタブーとかそんなことを言ってるわけにはいかず、

ちゃんとした調査がなされるべきでしょうね。

著作権が切れた時点で、きっといっぱい「真実」が出てくるんでしょうが。

○当初本人作となっていたので、代作=盗作といわれてしまったのでしょう。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%8...

ゴーストライターのところに、川端康成の『乙女の港』の下書きを代作した 。

とあります。(コメント欄にも書かれていますが^^)



http://www.mars.dti.ne.jp/~ginka/sanpo/YOKOHAMA/Sanpo_OTOME.html

乙女の港

当時まだ無名の中里恒子氏による原作を川端康成が書き直したもので、神奈川近代文学館には2人の往復書簡が所蔵されている(展覧会会場にも展示されていた)。(これもMEI-ZA-YU様がコメ欄に書いてますね)




http://www.kurageshorin.com/index.html

今回完全復刻版が出ましたが、そこには

おしらせ…長らく絶版だった川端康成著(であり中里恒子原作)の伝説の少女小説『乙女の港』が、実業之日本社から復刊されました。

とありました。

結構調べるのに時間がかかって、コメント欄に書いてあるのを見逃すところでした><

id:otomo

たくさんのURLを挙げていただいてありがとうございます。

http://homepage3.nifty.com/nct/hondou/html/hondou73.html

このページに資料として挙げられている渡部直己『読者生成論』(思潮社)という本が一次資料として役立ちそうなのが、大きな収穫です。というか、その原案草稿を個人的に読んでみたいですね。いくつかの資料で川端氏が手を加えているらしいことが書かれているので、どんな改稿がなされているのかを検証してみたいので。

http://loplos.mo-blog.jp/moge/2006/03/post_dd69.html

sumikeさんが引用したコメントにレスしてるブログ主のコメントもおもしろいですね。このブログ主のプロフィールをみてみると、過去に(広義の)ゴーストライターを経験してらっしゃるらしいひとみたいですね。現在のゴーストライターと過去のゴーストライターの違いを書いているところがおもしろい。質問とはあまり関係ないところに反応してすみません。

http://www.kurageshorin.com/index.html

この完全復刻版買いました! 実は、自分は今まで作家川端康成には興味がなくて、「乙女の港」が初の川端康成作品だったのですよ。だから、川端康成がゴーストライターをいくつもの作品で使っているといった話は、今回調べてはじめて知りました。こんなに簡単に見つかる情報だから、たぶん、川端康成ファンの間では公然の秘密であるような有名な話なんでしょうね。

あと、コメント欄との重複は気にしていませんので、お気楽に書いてくださいな。

はじめてはてなの人力検索を利用しているので、コメント欄を解放しているとどんなコメントが集まるんだろうか、と実験的な理由で開けているだけなので、次回以降の質問では受付期間中はコメント欄は閉じておこうかと思います。(やはりコメント欄に先に書かれた、と気後れして回答しにくい方もいるそうですし)

資料になりそうな書籍の情報がいくつか集まったので、そろそろ質問を終了しようとか思います。

2010/01/07 23:07:35

その他の回答1件)

id:kick_m No.1

回答回数1372ベストアンサー獲得回数54

ポイント70pt

『少女の社会史」』今田絵里香著

http://soneakira.blogtribe.org/archive-200707.html

id:otomo

なるほど、盗作ではなく中里恒子による代作であるというのが、『少女の社会史』に書かれてあるのですね。あと、「乙女の港」以外にも「花日記」という作品も同一の指摘を受けているのですね。ありがとうございます、参考になりました。その本をいち早く入手したいと思います。

それと、

http://yuri.cocolog-nifty.com/ycoco/2004/04/post_10.html

このページのコメント欄で「ゴーストライター」と書かれていたのはこのことだったのですね。でも、それが真相だとして、ゴーストライター以外にも盗作疑惑が浮上している理由がよくわかりませんね。もしかして、その中里恒子さんの作品から盗作疑惑があったのでしょうか、それとも別の作家の作品からの盗作疑惑だったんでしょうか。

回答ありがとうございます。

2010/01/06 21:48:49
id:sumike No.2

回答回数379ベストアンサー獲得回数25ここでベストアンサー

ポイント200pt

http://homepage3.nifty.com/nct/hondou/html/hondou73.html

乙女の港」には、中里恒子 による原案草稿20枚が発見されているとのことだから、

1999年?


http://www.fukkan.com/fk/VoteComment?book_no=19012

乙女の港、復刊投票コメント(2004年分からあります)

2005.04.24 緑野 という方が

現在読もうと思ったら、全集第二十巻でしか読むことができません。何度か出版社を変えて、實業之日本社が初版。その後、東和社、河出書房、ポプラ社と出版されていますが、恐らく国書刊行会のものは、淳一文庫という中原淳一挿絵シリーズの中のひとつです。ただ女学生のエスの世界の美しさというだけではなく、作品に秘められた女性の自立というテーマに加え、中里恒子の原作が囁かれているので、ぜひ手に入れたい作品です。



http://loplos.mo-blog.jp/moge/2006/03/post_dd69.html

コメント欄の 2006/03/08 05:02 のところ(だいぶ下の方です)から抜粋

業界のタブーかもしれませんが、川端作品は代作がかなりあると言われています。

「川のある下町の話」も、川端の中で「異色作」なのは、そのせいかもしれません。

代作者は佐藤碧とか梶山季之の名前があがっています。

佐藤碧は菊池寛の秘書兼愛人で、暴露本みたいなものを出しています。

戦後、昭和三十年代はじめくらいまでの川端の新聞小説は、彼女が書いたものが多いと噂されています。

「乙女の港」という作品は、のちに芥川賞をとる中里恒子が書いたものに、川端が添削を加えたもの。

むかしは人気作家は代作の風習があったようです。

川端自身、若い頃、菊池寛の代作をやってるらしい。

川端は世界的な作家なので、もはやタブーとかそんなことを言ってるわけにはいかず、

ちゃんとした調査がなされるべきでしょうね。

著作権が切れた時点で、きっといっぱい「真実」が出てくるんでしょうが。

○当初本人作となっていたので、代作=盗作といわれてしまったのでしょう。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%8...

ゴーストライターのところに、川端康成の『乙女の港』の下書きを代作した 。

とあります。(コメント欄にも書かれていますが^^)



http://www.mars.dti.ne.jp/~ginka/sanpo/YOKOHAMA/Sanpo_OTOME.html

乙女の港

当時まだ無名の中里恒子氏による原作を川端康成が書き直したもので、神奈川近代文学館には2人の往復書簡が所蔵されている(展覧会会場にも展示されていた)。(これもMEI-ZA-YU様がコメ欄に書いてますね)




http://www.kurageshorin.com/index.html

今回完全復刻版が出ましたが、そこには

おしらせ…長らく絶版だった川端康成著(であり中里恒子原作)の伝説の少女小説『乙女の港』が、実業之日本社から復刊されました。

とありました。

結構調べるのに時間がかかって、コメント欄に書いてあるのを見逃すところでした><

id:otomo

たくさんのURLを挙げていただいてありがとうございます。

http://homepage3.nifty.com/nct/hondou/html/hondou73.html

このページに資料として挙げられている渡部直己『読者生成論』(思潮社)という本が一次資料として役立ちそうなのが、大きな収穫です。というか、その原案草稿を個人的に読んでみたいですね。いくつかの資料で川端氏が手を加えているらしいことが書かれているので、どんな改稿がなされているのかを検証してみたいので。

http://loplos.mo-blog.jp/moge/2006/03/post_dd69.html

sumikeさんが引用したコメントにレスしてるブログ主のコメントもおもしろいですね。このブログ主のプロフィールをみてみると、過去に(広義の)ゴーストライターを経験してらっしゃるらしいひとみたいですね。現在のゴーストライターと過去のゴーストライターの違いを書いているところがおもしろい。質問とはあまり関係ないところに反応してすみません。

http://www.kurageshorin.com/index.html

この完全復刻版買いました! 実は、自分は今まで作家川端康成には興味がなくて、「乙女の港」が初の川端康成作品だったのですよ。だから、川端康成がゴーストライターをいくつもの作品で使っているといった話は、今回調べてはじめて知りました。こんなに簡単に見つかる情報だから、たぶん、川端康成ファンの間では公然の秘密であるような有名な話なんでしょうね。

あと、コメント欄との重複は気にしていませんので、お気楽に書いてくださいな。

はじめてはてなの人力検索を利用しているので、コメント欄を解放しているとどんなコメントが集まるんだろうか、と実験的な理由で開けているだけなので、次回以降の質問では受付期間中はコメント欄は閉じておこうかと思います。(やはりコメント欄に先に書かれた、と気後れして回答しにくい方もいるそうですし)

資料になりそうな書籍の情報がいくつか集まったので、そろそろ質問を終了しようとか思います。

2010/01/07 23:07:35
  • id:otomo
    質問者です。
    今、「代作 乙女の港」でぐぐってみたところ、ウィキペディアのゴーストライターの項目を見つけました。

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%BC

    ウィキペディアによると、「中里恒子」という人が「川端康成の『乙女の港』の下書きを代作した」とはっきり書かれていますね。
    「下書きを代作した」と単に「代作した」とでは微妙に意味合いが違うので、このウィキペディアの項目の参考文献であるらしい平山城児『川端康成余白を埋める』(研文選書、2003年)という本もとりあえず探してみる予定です。
  • id:MEI-ZA-YU
    http://www.mars.dti.ne.jp/~ginka/sanpo/YOKOHAMA/Sanpo_OTOME.html
    >この作品は、雑誌「少女の友」に川端康成が連載(昭和12年6月~13年3月)した少女小説。
      当時まだ無名の中里恒子氏による原作を川端康成が書き直したもので、神奈川近代文学館には
     2人の往復書簡が所蔵されている(展覧会会場にも展示されていた)。
  • id:otomo
    MEI-ZA-YUさん情報ありがとうございます。
    往復書簡が残されているというは初耳でした。どんな内容なのかは実物に当たらなければ不明ですが、これで当時川端氏と中里氏に交友があったことは確実であったことが判明したのは大きな収穫です。
    それにしても、何故かこの件に関して、「下書き」とか「原作」などと微妙に代作とは違いますよというニュアンスで書いてある資料が多いんだろうか(^^;)
  • id:sumike
    http://www.geocities.jp/bnbn83bn/0227.htm

    ここに当時?の話が載っていました。

     中里恒子に名前を貸していた川端康成
     
    永井   川端先生は、私が女学生のころ『少女の友』というのに「乙女の港」というのをお書きになったんです。 それが大受けに受けまして、私なんか、そのために『少女の友』を買ったんですよ。 じつは後になって、これは中里恒子先生が書かれたものに川端先生が手を入れられたものだとわかった。 中里先生がお亡くなりになってからです。 中里先生を川端先生が非常にかわいがっていらして、名前を貸してあげたのですね。 原稿料はもちろん中里先生へ。 こういうことは他の先生方の間でも、よくあったようです。
  • id:otomo
    sumikeさん、そんなこんな有用そうな情報なら回答で書いてくださっていいのですよ(^^;)

    読んでみると、編集者同士の対談から当時の川端氏の様子などを話している部分を抜粋しているみたいですね。
    元の資料が不明なので、話の真偽が少し眉唾ものですが、「中里恒子先生が書かれたものに川端先生が手を入れられたものだとわかった」のが「中里先生がお亡くなりになってから」だったらしいのがなんとも。
    この疑惑で話しをややこしくしているのは当事者である川端氏と中里氏の二人が既に亡くなっているという事実のせいなのですよね。盗作疑惑が浮上した当初は2人の内にどちらかが生きてはいなかったのでしょうか。生きていたとしたら、当時この疑惑に対してどのようなコメントを残していたのかということが知りたいですね。
    情報ありがとうございます。
  • id:otomo
    質問者です。後日、色々と資料を読んで分かったことを簡単に書いておきます。
    「川端康成余白を埋める」という本が題名からは想像できませんが、実は、まんま川端康成の代作検証本でした。
    もし、川端康成の代作に関する資料を集めている方がいらっしゃれれば、この一冊で十分すぎるほどだと思います。
    この本には、川端康成による中里氏宛への書簡が載っていて、その文面をみると、どう見ても中里氏は川端氏からの依頼で小説を書いているようにしかみえないし、中里氏もその原稿が川端氏の著作として扱われることを容認しているようにみえました。
    つまり、代作は確実にあったことで、それも中里氏と協力関係で行われたため、その事実が世間に発覚するのは両氏の死後になってしまったということらしいです。

    「川端康成余白を埋める」は他にも、川端氏周囲の代作疑惑をいくつか扱っているので興味があるひとは読んでみるといいですよ

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