私は音楽が大好きなので、そりゃもうすごい数の楽器があります。アコースティックギターだけでも、ギルドが1本、ヤマハが2本、アイバニーズが1本、タカミネが1本、S・ヤイリが1本、長年憧れていて最近手に入れたギブソンが1本(以上固有名詞はメーカー名)。さらにリゾネーター(弦の振動を金属の共鳴板に伝えて鳴らすギター)が1本、そしてガットギターが3本。このほか、メインでは使っていませんが、記念として持っているギターが数本あります。
エレクトリックギターも、自作のストラトモデルが1本、ESPのレスポールモデルが1本、フェンダーのテレキャスターが1本、ヤマハのストラトっぽいモデルがスケール(弦長)の長いのと短いの各1本ずつ。さらにこれにベースギターが2本加わります。あ、あと訳の分からない自作ギターも数本。ボディを極限まで細くして持ち運びに便利なように作った物には、保曽井義伊太君という名前が付いていますww
このほか、ピアノやエレピやシンセやドラムや、しまいにはお祭りで叩くような和太鼓まで加わって、関連機材やアンプまで含めると、すごい量になっています。
でもみんなそれぞれに思い出の深い楽器達ですから、売るなんて出来ないんですよね。たとえば、生まれて初めて人前で歌った時に使っていたのがヤマハのアコースティック2本のうちの1本。これは今でも私のメイン中のメインです。そのほか、学生時代に一緒に演っていたやつから大切に使ってくれと託された物や、プロの大先輩から譲り受けた物などなど。
フェンダーのテレキャスターは、ライブに立つにはそれなりの楽器がないと、というわけで、当時必死こいてバイトして手に入れた物でした。メイプル(カエデ)材で作られたネック(手で持つ部分、三味線で言えば棹)と、フェンダー特有のパキパキとしたアタック感の強い乾いたサウンドは、まさに憧れでした。しかし実際に手に入れてみると、弦長が普通のギターより長く、指板(ネックの指が触れる部分)の湾曲も大きくて、ものすごく弾きこなすのが難しいギターでもありました。私の演奏は、この高いハードルに鍛えてもらったと言っても過言ではありません。
こんなふうに、どの楽器にも様々な思い出があります。ぶつけて付けてしまった傷の一つ一つにまで、色々な思い出が染みついています。そして、そのギターでしか出せない音があります。そのギターでしか表現出来ない音楽があるんです。1本1本全てが私の分身。私の手の延長。一度手に入れたギターは、絶対に手放せません。
さて、そんな楽器達の収納ですが、私は幸い一戸建てに一人暮らしですので、楽器専用部屋が用意出来るという恵まれた環境にあります。楽器に直射日光は大敵ですから、日当たりの良くない部屋が楽器部屋。湿度は、一応湿度計を置いてチェックしていますが、日当たりは悪くても、その部屋だけ特に湿度が高くなるということは無いようです。
ギター1本ずつハンガーを用いて、壁に立てかけています。市販品のギターハンガーというとこんな製品になりますね。
楽器店ではこういうのを使ってギターを“吊り下げて”いることが多いですが、私は必ずボディを床に着けて立てかけています。楽器に余分な荷重はかけたくないんです。
もちろん私の場合、ハンガーは自作。市販品をこんな台数分買ったら出費がかさみますから、木の板を削って作った自作品です。そのままだとネックに当たって傷を付けてしまう恐れがあるので、形を合わせて作ったミトンみたいなのを被せて使っています。ふかふか綿入り。私はこれ、ギターのお布団と呼んでいるんですよ。このハンガーに立てかけている間、ギター達はすやすやお休み中、というわけです。
ハンガーの壁への取り付けは、壁に板を渡して、それに木ネジで取り付けるという安直な方法です。でも、なかなか見栄えはいいですよ。板は白っぽいパイン材の集成板。綺麗でお安く、狂いが出にくいのが魅力です。クリア塗装仕上げで、アコースティックギターなどの木目の美しい楽器とよく似合います。
楽器の数が多すぎてとても全部は立てかけられませんが、ギターは本来弾く物であって立てかける物ではありませんから、最低数本は居間や書斎などに置いて、常に手にして弾いています。時々“起きているギター”と“寝ているギター”を入れ換えて、満遍なく弾いてコンディションを整えておくのがギターの収納のコツ、と言えるでしょう。
ギターに付き物の消耗品といえば弦ですが、これはよく使うラインナップをまとめ買いして、楽器部屋のフックにぶら下げています。よく楽器店の弦売り場で見るような、あんな感じです。もっとも私の場合はライトゲージとかエクストラライトゲージなんていう1弦から6弦までのセットで買うことは少なく、.008とか.014なんていう太さごとに単品買いすることが多いので(特にエレクトリックギター用の場合)、そういうのには吊り下げる袋が付いていません。そこでセッションやライブ等でご一緒した人達が捨てた袋を回収。ゴミ箱に捨てられていたのも貰って帰ってリユースです。たまに練習スタジオに捨ててあったからなどと、拾って持って来てくれる人もいます。ありがたやー。
ピックも紛失したり、人に貸して返ってこなかったりすることが多いので、これはネットオークションなどで5枚100円・送料80円、なんていうのを見つけた都度購入。楽器部屋の引き出しに仕切りを作って、形状・固さ別に分類して収納しています。
ギターに付き物のケースは、ハードケースはかさばるので原則納戸。ソフトケースはよく使う物をギターと並べてぶら下げています。一時期ケースに、これ見よがしにバックステージパスをくっつけていたことがありましたが、アマチュアがそういうことをしているとかえってハズカシイということに気付いてヤメましたw
そのほか、ペグ(弦を巻き上げる部分)とか、ピックアップとか、ブリッジ(三味線で言うと駒に相当する部分)、テールピース(弦の端を止める部分)などのパーツも引き出しに。こういうパーツ類はオークションで手に入れたり、ジャンクの楽器から取り外したりと結構貯まっていきますので、入りきらない分は箱に入れて棚の上。床の上に下駄(通風を確保するための角材)を履かせた何枚かの板が置いてあったりもしますが、それはエレクトリックギターのボディになる木です。あ、ネックも何本かありますよ。傷防止のための布を巻いて、傘立てみたいな物に突っ込んであります。将来こういった物が組み合わさって、新しいギターになる日がきっとやってきます。
こんな感じで、楽器部屋には夢も一緒に収納しています。独身だからこんなことが出来るんですよねえ。結婚したり、子供が出来たりしたらどうなるんだろうという不安はありますが、こちとら江戸っ子。宵越しの不安は持たないのがモットーです。ま、何とかなるでしょう。これが私の「我が家の幸せコレクション」です。
私は音楽が大好きなので、そりゃもうすごい数の楽器があります。アコースティックギターだけでも、ギルドが1本、ヤマハが2本、アイバニーズが1本、タカミネが1本、S・ヤイリが1本、長年憧れていて最近手に入れたギブソンが1本(以上固有名詞はメーカー名)。さらにリゾネーター(弦の振動を金属の共鳴板に伝えて鳴らすギター)が1本、そしてガットギターが3本。このほか、メインでは使っていませんが、記念として持っているギターが数本あります。
エレクトリックギターも、自作のストラトモデルが1本、ESPのレスポールモデルが1本、フェンダーのテレキャスターが1本、ヤマハのストラトっぽいモデルがスケール(弦長)の長いのと短いの各1本ずつ。さらにこれにベースギターが2本加わります。あ、あと訳の分からない自作ギターも数本。ボディを極限まで細くして持ち運びに便利なように作った物には、保曽井義伊太君という名前が付いていますww
このほか、ピアノやエレピやシンセやドラムや、しまいにはお祭りで叩くような和太鼓まで加わって、関連機材やアンプまで含めると、すごい量になっています。
でもみんなそれぞれに思い出の深い楽器達ですから、売るなんて出来ないんですよね。たとえば、生まれて初めて人前で歌った時に使っていたのがヤマハのアコースティック2本のうちの1本。これは今でも私のメイン中のメインです。そのほか、学生時代に一緒に演っていたやつから大切に使ってくれと託された物や、プロの大先輩から譲り受けた物などなど。
フェンダーのテレキャスターは、ライブに立つにはそれなりの楽器がないと、というわけで、当時必死こいてバイトして手に入れた物でした。メイプル(カエデ)材で作られたネック(手で持つ部分、三味線で言えば棹)と、フェンダー特有のパキパキとしたアタック感の強い乾いたサウンドは、まさに憧れでした。しかし実際に手に入れてみると、弦長が普通のギターより長く、指板(ネックの指が触れる部分)の湾曲も大きくて、ものすごく弾きこなすのが難しいギターでもありました。私の演奏は、この高いハードルに鍛えてもらったと言っても過言ではありません。
こんなふうに、どの楽器にも様々な思い出があります。ぶつけて付けてしまった傷の一つ一つにまで、色々な思い出が染みついています。そして、そのギターでしか出せない音があります。そのギターでしか表現出来ない音楽があるんです。1本1本全てが私の分身。私の手の延長。一度手に入れたギターは、絶対に手放せません。
さて、そんな楽器達の収納ですが、私は幸い一戸建てに一人暮らしですので、楽器専用部屋が用意出来るという恵まれた環境にあります。楽器に直射日光は大敵ですから、日当たりの良くない部屋が楽器部屋。湿度は、一応湿度計を置いてチェックしていますが、日当たりは悪くても、その部屋だけ特に湿度が高くなるということは無いようです。
ギター1本ずつハンガーを用いて、壁に立てかけています。市販品のギターハンガーというとこんな製品になりますね。
キクタニ ショートネック・ギターハンガー GH-240S
楽器店ではこういうのを使ってギターを“吊り下げて”いることが多いですが、私は必ずボディを床に着けて立てかけています。楽器に余分な荷重はかけたくないんです。
もちろん私の場合、ハンガーは自作。市販品をこんな台数分買ったら出費がかさみますから、木の板を削って作った自作品です。そのままだとネックに当たって傷を付けてしまう恐れがあるので、形を合わせて作ったミトンみたいなのを被せて使っています。ふかふか綿入り。私はこれ、ギターのお布団と呼んでいるんですよ。このハンガーに立てかけている間、ギター達はすやすやお休み中、というわけです。
ハンガーの壁への取り付けは、壁に板を渡して、それに木ネジで取り付けるという安直な方法です。でも、なかなか見栄えはいいですよ。板は白っぽいパイン材の集成板。綺麗でお安く、狂いが出にくいのが魅力です。クリア塗装仕上げで、アコースティックギターなどの木目の美しい楽器とよく似合います。
楽器の数が多すぎてとても全部は立てかけられませんが、ギターは本来弾く物であって立てかける物ではありませんから、最低数本は居間や書斎などに置いて、常に手にして弾いています。時々“起きているギター”と“寝ているギター”を入れ換えて、満遍なく弾いてコンディションを整えておくのがギターの収納のコツ、と言えるでしょう。
ギターに付き物の消耗品といえば弦ですが、これはよく使うラインナップをまとめ買いして、楽器部屋のフックにぶら下げています。よく楽器店の弦売り場で見るような、あんな感じです。もっとも私の場合はライトゲージとかエクストラライトゲージなんていう1弦から6弦までのセットで買うことは少なく、.008とか.014なんていう太さごとに単品買いすることが多いので(特にエレクトリックギター用の場合)、そういうのには吊り下げる袋が付いていません。そこでセッションやライブ等でご一緒した人達が捨てた袋を回収。ゴミ箱に捨てられていたのも貰って帰ってリユースです。たまに練習スタジオに捨ててあったからなどと、拾って持って来てくれる人もいます。ありがたやー。
ピックも紛失したり、人に貸して返ってこなかったりすることが多いので、これはネットオークションなどで5枚100円・送料80円、なんていうのを見つけた都度購入。楽器部屋の引き出しに仕切りを作って、形状・固さ別に分類して収納しています。
ギターに付き物のケースは、ハードケースはかさばるので原則納戸。ソフトケースはよく使う物をギターと並べてぶら下げています。一時期ケースに、これ見よがしにバックステージパスをくっつけていたことがありましたが、アマチュアがそういうことをしているとかえってハズカシイということに気付いてヤメましたw
そのほか、ペグ(弦を巻き上げる部分)とか、ピックアップとか、ブリッジ(三味線で言うと駒に相当する部分)、テールピース(弦の端を止める部分)などのパーツも引き出しに。こういうパーツ類はオークションで手に入れたり、ジャンクの楽器から取り外したりと結構貯まっていきますので、入りきらない分は箱に入れて棚の上。床の上に下駄(通風を確保するための角材)を履かせた何枚かの板が置いてあったりもしますが、それはエレクトリックギターのボディになる木です。あ、ネックも何本かありますよ。傷防止のための布を巻いて、傘立てみたいな物に突っ込んであります。将来こういった物が組み合わさって、新しいギターになる日がきっとやってきます。
こんな感じで、楽器部屋には夢も一緒に収納しています。独身だからこんなことが出来るんですよねえ。結婚したり、子供が出来たりしたらどうなるんだろうという不安はありますが、こちとら江戸っ子。宵越しの不安は持たないのがモットーです。ま、何とかなるでしょう。これが私の「我が家の幸せコレクション」です。