1270183786 【イエはてな】“イエ・ルポ 2” #054


THEME:「人生と暮らしに大切なことは何?〈家族の口癖&名言集〉」を教えて下さい

「街を見渡せば、100通りの家族に100通りの家。家をのぞいてみれば、それぞれの暮らし振りが面白い!」と展開してきた“イエ・ルポ”の続編コーナーです。“イエ・ルポ 2”では、特にマチとイエ、人と家族のドラマやものがたりを語らっていきませんか?毎回のテーマに沿って、あなたのルポをご投稿下さいね! 
豊かな暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドで、みなさまのご参加をお待ちしています!


*回答条件* 下記のページをご覧になってご投稿下さいね!

「Welcome to イエはてな」
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080731

テーマ詳細とルポ例
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20100402

プレゼント変更ご案内
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080729


※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。ご回答頂く時にもご参考下さい。また投稿期間中はできるだけはてなスターのご利用を控えて頂けますようお願いいたします。
※質問は4月8日(木)正午で終了させて頂きます。

回答の条件
  • 1人10回まで
  • 5000 ptで終了
  • 登録:
  • 終了:2010/04/09 12:01:59
※ 有料アンケート・ポイント付き質問機能は2023年2月28日に終了しました。

回答199件)

<前のツリー | すべて | 次のツリー>
俺が青春だ C2H5OH2010/04/07 22:58:04ポイント1pt

父はよく言います。「俺が青春だ」と。これはモノクロ時代のテレビドラマのタイトル「これが青春だ」のパロディだと思われますが、カラー放送が当たり前になってからも盛んに再放送されていたようですから、若き父がこれを見て熱血青春路線をひた走っていたことは想像に難くありません。


この種の青春をテーマにしたドラマはシリーズで何作も続きましたので、その中からはたくさんの名言が生まれてきたようです。「涙は心の汗だ」「Let's begin とにかく何かを始めよう」等々。こんな言葉を、父は臆面もなく口にします。しかしそれが嘘っぽくないのです。年長者が昔の価値観を持ち出すと、どこか絵空事っぽかったり説教臭かったりして、聞いている方が恥ずかしくなったりするものですが、父の言葉には現在進行形の父のあり方が素直に現れていて、とても自然な言葉として響いてくるのです。


父さんはなぁ、自分が何のために生まれてきたのか、何のために生きていくのか、それが分からなかったんだ。だから同じように悩み、同じように答えを探しながら、それでも明るく生きていこうとする、そんな同世代の学生達を扱ったドラマに夢中になったんだな。

今でも自分が何のために生まれてきたのか分からない。この年になっても人生の完成形が見えてこない。仕事では一定の成功をした。家族を持って、家を建てて、このまま老成していけば間違いのない堅実な人生ということになりそうな所までやってきた。でもまだ自分が何のために生きていくのか、それが分からないんだ。だから一生それを探していく。

世の父親は、息子が成人したら、同じ大人として酒を酌み交わすのを楽しみにするという。でも父さんは息子に「ようこそ大人の世界へ」なんて言えるような完成された人間じゃないんだ。むしろ息子の若さに学ぶために酒を酌み交わしたい。ずっとそう思っていた。

学生時代の一年は大きく人を成長させる。しかしその速度は、成長するに従って遅くなる。学生時代の一学年の違いは大きい。しかし成人して社会に出れば、20代も30代も40代も50代も、さして差はなくなってくる。世の父は息子にその背中を見せて育てていくという。しかしそのうち、息子の背中を追いかけていくようになるんだ。でも父さんは生涯青春だ。お前に見せてやれるような立派な背中は持てなかったが、お前と並んで走ってきたという自負はある。だからこれからも一緒に走ってくれ。


こんなのが、私が成人した時の父の言葉でした。人生の完成の仕方を教えてくれるのではなく、人生の意味の探し方を教えてくれる父です。今も父は新しい目標を探しながら熱血しているようです。

<前のツリー | すべて | 次のツリー>

コメントはまだありません

この質問への反応(ブックマークコメント)

トラックバック

  • イエはてな -   2010-04-09 13:52:30
      「人は生まれながらにして独りではないということ」by id:TomCat ドラマなどで主人公がニヒルに「生まれる時も死ぬ時も、どうせ人は独りじゃねえか」などと言うシーンがあると、決まっ
  • イエはてな -   2010-04-09 13:52:30
      「かわいい子には○○させろ」by id:TinkerBell これがずっと前からの母の口癖でした。 「かわいい子には早寝させろー」 「かわいい子にはお手伝いさせろー」 「かわいい子には勉強させ
  • イエはてな -   2010-04-09 13:52:31
      「ただそこにいるだけで人を幸せにできる人」by id:Oregano 私も猫好きですが、母はそれに輪をかけた猫好きです。時々母は猫を見て、心からそう思うというようにつぶやきます。 「猫っ
  • イエはてな -   2010-04-09 13:52:31
      「名もなく貧しく恥ずかしく」by id:MINT 本当のフレーズは「名もなく貧しく美しく」です。松山善三さんの初監督作品の映画のタイトルで、脚本も松山善三さんご自身が手がけられまし
  • イエはてな -   2010-04-09 13:52:31
      「人生は甘いものにせよ 苦いものにせよ 好ましいものとして役立てよう」 by id:momokuri3 色々悩んでいた時期がありました。そんな私を察してか、父の部屋からこんな曲が流れてきたんで
  • イエはてな -   2010-04-09 13:52:31
      「親が死んでも食休み」by id:iijiman ええと、「親が死んでも食休み」。 一瞬、「なんという罰当たりな」という感じもいたしますが、これを、86歳の義母が言うのです。 86歳にして
  • イエはてな -   2010-04-09 13:52:32
      「幸せそうな姿を見れることが幸せ」by id:siuajj22 両親が昔から言ってくれている言葉です。 他人の幸せを心から喜んだり、一緒になって気持ちをシェアすることは簡単なことでは無いで
  • イエはてな -   2010-04-09 13:52:32
      「そんなに仕事がいいなら仕事の家の子になればいいでしょ!」by id:aside 父も母も多忙で帰宅が夜遅く、出張が多かったです。 留守番も多かったですが、近くの家や、祖父母の家にやっ
  • イエはてな -   2010-04-09 13:52:33
      「子取りが来るぞ。ガーコが来るぞ。」by id:atomatom 子取りといってもなんのことかわからない方のほうは多いでしょうが、昔は恐れられる存在だったのです、子取り。つまりは子供を取
  • イエはてな -   2010-04-09 13:52:33
      「俺はみんなと静かに暮らしたいんだ」by id:offkey これは家庭でなにか揉め事や、トラブルが起こったときに父がいう言葉です。 家族同士がいがみあってたわけではないのですが、個人
  • イエはてな -   2010-04-09 13:52:33
      「恩送り」by id:sumike 小さい頃祖母に、 親切にされたらおかえしをしなさい 返せない場合は自分が受けた親切を他の人に渡す つまり恩送りをして 自分のところで縁をとめないようにね
  • イエはてな -   2010-04-09 13:52:33
      「俺が青春だ」by id:C2H5OH 父はよく言います。「俺が青春だ」と。これはモノクロ時代のテレビドラマのタイトル「これが青春だ」のパロディだと思われますが、カラー放送が当たり前に
  • イエはてな -   2010-04-09 13:52:33
      「感情は一瞬、後悔は一生」by id:tough 交通標語の「注意一秒ケガ一生」みたいなものですが、これは祖父の口癖だったそうです。それを父が受け継いで、今は私の座右の銘の一つになっ
  • イエはてな -   2010-04-09 13:52:33
      「料理は愛情」by id:Fuel 料理研究家、結城貢(ゆうき すすむ)さんの決めゼリフですが、これが母の口癖でもあります。 ところがある時、ネットで次のような趣旨の文章に出会いました
  • イエはてな -   2010-04-09 13:52:37
      「初めて耳にした夫の心の中」by id:canorps 私にとっての家族の名言は夫の一言だと思います。 私の夫はあまり自分の心のうちを語る人ではなくて、人をほめたり、ふわふわ言葉を使うこ
  • イエ・ルポ 2 ヒット賞 「かわいい子には○○させろ」by id:TinkerBell これがずっと前からの母の口癖でした。 「かわいい子には早寝させろー」 「かわいい子にはお手伝いさせろー」 「かわ
「あの人に答えてほしい」「この質問はあの人が答えられそう」というときに、回答リクエストを送ってみてましょう。

これ以上回答リクエストを送信することはできません。制限について

回答リクエストを送信したユーザーはいません