私は以前の書き込みで、5月になったら岐阜の伝統野菜である「十六ささげ」の種を蒔いて育てるという書き込みをしました。
今年は寒さが何度もも戻っていますが、GWにはやっともとの気候に戻りそうな感じですので、緑のカーテン用種まき第二弾!として伝統野菜の種を蒔こうと思います。
http://q.hatena.ne.jp/1270617233/259533/
そして、「伝統」と名前がつくもので、ずっとあたためてきたある計画があるんです。それは朝顔です。もう緑のカーテンも3年目に突入なのですが、一年目より朝顔の種を蒔いて育ててきました。それだけでは少なかったので最初の年に琉球朝顔というもみじ葉のもの苗を発見して育ててみたのですが、これは多年草で種ができないものでした。朝顔って種ができないものもあるんだ・・と思い、いろいろ調べてみる気になりました。そしたら、朝顔にもいろんな種類があることを発見したのです。昔からのものだったり、海外からはいってきた西洋朝顔といわれるものだったり・・それは実に多岐に渡ります。こんなに奥深いものだとは夢にも思いませんでした。
そしてたどりついたのが変化朝顔でした。江戸時代に二度ほど朝顔ブームが起きて、品種改良が重ねられました。これらが一般的にいわれる「変化朝顔」です。
変化朝顔にはさまざまな突然変異を起こす遺伝子(トランスポゾン)を持っていて、大きく分けると2種類にわけられます。
- 「正木系統」-単純な突然変異が見られ、どの苗からも種子ができる。
- 桔梗咲き朝顔、大輪朝顔がこれに相当し、種としての販売もされている。
- 「出物系統」-種子が採れる苗と葉も花も変化に富んだ鑑賞価値の高い、種子の出来ないものがあり、一般的には販売されない
- 花の違い:牡丹咲き、獅子咲き、采咲き、車咲き、石畳咲など
- 葉の違いは、立田葉、柳葉、糸柳葉、針葉、獅子葉など
変化アサガオは、メンデルの法則の概念により系統が維持されてきたのですが、江戸時代の人はそんな法則など知らずに独自に考え出していたんだからすごいですよね。
実はこの変化朝顔、江戸時代に出たものでもう現在は絶滅している種類もあるとかで、いろんな方が復活させようとしています。
変化朝顔の出物系統の花には種はできません。しかし、正常な花を咲かせる変わりものの兄弟株(親木と呼んでいる)の種からもう一度作れるんです。その種を播けば、たくさん播いた中からわずかな確率で同じ変化朝顔が採れるんだそうです。だから親木はとても大切にされてきました。
こういう経緯もあって、一般的に育てるのはかなり難しく種も市販されないのです。これを発見したときに、私も育ててみたい!江戸の文化を共有してみたいと思ったのですが、なんせ種が入手できないんです。そこで、まず考えたのが、ヤフオクでした。比較的容易な正木系の「団十郎」や「松島」の種を手にいれました。そして出物系統も少ないですが、「采女咲き」と「石畳咲き」を入手することができました。
もっと調べると、ごく少数ですが、変化朝顔の種を販売しているところもありました。
・あさがおのお宿
http://8030.teacup.com/asagao/shop
ここでは、采女咲や石畳咲がどのような花なのかを確認することができます。
あと、変化朝顔の展覧会などでも稀に販売しているところもあるようです。
・向島百花園では、毎年変化朝顔の展覧会が開催されます。
http://teien.tokyo-park.or.jp/contents/index032.html
右も左もわからない状態ですが、まずは種をまくことからはじめてみたいと思います。
たくさん種を蒔いて、変化がつけばまずは万々歳。
江戸の粋をこの手で感じてみるためにもまずは種をまくことからはじめたいと思います。
実は名古屋にも名古屋朝顔というのがあって、育て方が変わっているんだとか。
姿は盆栽のように小さく、花は普通の倍くらいの大きさに咲かせる方法なんだそうですが、これも展覧会を見に行ってみようと思います。
まだはじめたばかりですが、今は廃れてしまった咲き方を復活できるようになるのが夢です。新しい咲き方が発見できればいいな♪なんて・・少しずつですが、まずは変化がでてくれることを願って種を蒔きたいです。
参考:育てよう!「世界で一つだけの花」
http://www.rarf.riken.go.jp/asagao/index.html
私は以前の書き込みで、5月になったら岐阜の伝統野菜である「十六ささげ」の種を蒔いて育てるという書き込みをしました。
今年は寒さが何度もも戻っていますが、GWにはやっともとの気候に戻りそうな感じですので、緑のカーテン用種まき第二弾!として伝統野菜の種を蒔こうと思います。
http://q.hatena.ne.jp/1270617233/259533/
そして、「伝統」と名前がつくもので、ずっとあたためてきたある計画があるんです。それは朝顔です。もう緑のカーテンも3年目に突入なのですが、一年目より朝顔の種を蒔いて育ててきました。それだけでは少なかったので最初の年に琉球朝顔というもみじ葉のもの苗を発見して育ててみたのですが、これは多年草で種ができないものでした。朝顔って種ができないものもあるんだ・・と思い、いろいろ調べてみる気になりました。そしたら、朝顔にもいろんな種類があることを発見したのです。昔からのものだったり、海外からはいってきた西洋朝顔といわれるものだったり・・それは実に多岐に渡ります。こんなに奥深いものだとは夢にも思いませんでした。
そしてたどりついたのが変化朝顔でした。江戸時代に二度ほど朝顔ブームが起きて、品種改良が重ねられました。これらが一般的にいわれる「変化朝顔」です。
変化朝顔にはさまざまな突然変異を起こす遺伝子(トランスポゾン)を持っていて、大きく分けると2種類にわけられます。
変化アサガオは、メンデルの法則の概念により系統が維持されてきたのですが、江戸時代の人はそんな法則など知らずに独自に考え出していたんだからすごいですよね。
実はこの変化朝顔、江戸時代に出たものでもう現在は絶滅している種類もあるとかで、いろんな方が復活させようとしています。
変化朝顔の出物系統の花には種はできません。しかし、正常な花を咲かせる変わりものの兄弟株(親木と呼んでいる)の種からもう一度作れるんです。その種を播けば、たくさん播いた中からわずかな確率で同じ変化朝顔が採れるんだそうです。だから親木はとても大切にされてきました。
こういう経緯もあって、一般的に育てるのはかなり難しく種も市販されないのです。これを発見したときに、私も育ててみたい!江戸の文化を共有してみたいと思ったのですが、なんせ種が入手できないんです。そこで、まず考えたのが、ヤフオクでした。比較的容易な正木系の「団十郎」や「松島」の種を手にいれました。そして出物系統も少ないですが、「采女咲き」と「石畳咲き」を入手することができました。
もっと調べると、ごく少数ですが、変化朝顔の種を販売しているところもありました。
・あさがおのお宿
http://8030.teacup.com/asagao/shop
ここでは、采女咲や石畳咲がどのような花なのかを確認することができます。
あと、変化朝顔の展覧会などでも稀に販売しているところもあるようです。
・向島百花園では、毎年変化朝顔の展覧会が開催されます。
http://teien.tokyo-park.or.jp/contents/index032.html
右も左もわからない状態ですが、まずは種をまくことからはじめてみたいと思います。
たくさん種を蒔いて、変化がつけばまずは万々歳。
江戸の粋をこの手で感じてみるためにもまずは種をまくことからはじめたいと思います。
実は名古屋にも名古屋朝顔というのがあって、育て方が変わっているんだとか。
姿は盆栽のように小さく、花は普通の倍くらいの大きさに咲かせる方法なんだそうですが、これも展覧会を見に行ってみようと思います。
まだはじめたばかりですが、今は廃れてしまった咲き方を復活できるようになるのが夢です。新しい咲き方が発見できればいいな♪なんて・・少しずつですが、まずは変化がでてくれることを願って種を蒔きたいです。
参考:育てよう!「世界で一つだけの花」
http://www.rarf.riken.go.jp/asagao/index.html